ミナモザ「Ten Commandments」感想まとめ

ミナモザ「Ten Commandments」の観劇の感想をまとめました!
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御崎なぎ @2shel1tea4

後れ馳せながらミナモザ『Ten Commandments』記録 チラシを読みつつ劇場に入ると、青いアクリルの床が真っ先に目に飛び込んだ。美しい、と感じたのと同時に作品のテーマが思い返される。ここは原子炉の中。 作品の中心となる女の陳述。全ての神経が引き込まれ、言葉が一つ一つ頭に刺さってくる。

2018-04-01 07:49:17
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』逆に「チェーホフ劇は完全な独り言が多いのに聞いていられるのは、読者や観客が独り言の話者に自分を重ねられるからではないか」とかいろいろ思考が広がったが、切りが無いのでもう寝ます(笑)。

2018-04-01 02:28:48
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』他にも「ドストエフスキーの小説で、(一応対話だが)一人の人物が何ページもひたすら喋りまくる形式でも飽きないのは、そこに明確な話し相手=読者が設定されていて、読者はイワンやアリョーシャに目の前で話されているように錯覚するからではないか」とか

2018-04-01 02:26:45
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』2回目の観賞で「主人公が代名詞を失うのと引き換えに声を取り戻すかのように見える」と思ったのは、こうして見ると決して間違いではないというか、本作の凄く本質的な部分を突いていたような気がする。

2018-04-01 02:20:12
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』逆に言えば、そのような「自分が書いたものでも自分宛に書かれたものでもない手紙」がテキストの大部分を占めるからこそ、その主人公が「あなた」という代名詞を必要としない「目の前の相手に向けた話し言葉」を発するラストが感動的なのではないか。

2018-04-01 02:17:52
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』極言すれば、それは「自分が書いたものでもなければ自分宛に書かれたものでもない、しょせん他人の手紙」ということだ。やはりこれが本作の最も大きな弱点、手紙のモノローグになると眠くなる原因ではないのか。

2018-04-01 02:14:41
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』だからこそ2回目は、まず「このあなたは何者なのか?」を読み解いていった。しかしそのような調子なので、この作品において観客が「手紙を書かれる側」に自分を重ねるのは難しい。一方書く相手が分かりにくいのだから、書き手にも自分を重ねられない。

2018-04-01 02:11:25
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』その点 このミナモザ作品はどうかと言うと、手紙に書かれている「あなた」が誰なのか、それがまず分からない。場面によって「あなた」が何ものかが変わっていく。しかも今現在は実在しない人物までいる。1回目はこれに大いに戸惑った。

2018-04-01 02:07:20
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』それは、手紙の書き手にも書かれる相手にも、読者が容易に自分を重ねることが出来たからだと、すぐに分かる。時には自分が手紙を書いているように、時にはその手紙を登場人物から受けとって読んでいるように感じられたということだ。

2018-04-01 02:04:39
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』一方 文学はと言うと「書簡体小説」というスタイルが昔から存在している。その分野で個人的に最も印象深いのはドストエフスキーの『貧しき人々』だ。中学の時に読んだのに、今でもよく覚えている。では『貧しき人々』は何故そんなに面白かったのか?

2018-04-01 02:01:11
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』見ている間も「そもそも手紙ってのは文学的な素材だから、演劇で手紙の形を取ったモノローグは難しいな」と思った。もちろん手紙が重要な役割を果たす演劇や映画は珍しくないが、本作はテキストの6割程度が手紙なのだ。そんな演劇や映画はすぐには思い浮かばない。

2018-04-01 01:58:37
たかっぴ @kojitakp

ミナモザ『Ten Commandments(テン・コマンドメンツ)』原爆、原子力、その立場、立場。昔からの教訓、言葉。閉じこもることも爆発させることも、弱い気持ちなのかな。 作演出の瀬戸山さんの気持を強く感じることもありましたし、最後にコーヒーのシーンに顔が火照るほど何とも言えない気持ちになった

2018-04-01 01:58:02
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』書き終えたつもりだったが、風呂に入りながらまたいろいろ考えた(笑)。やはり、これは書き言葉/話し言葉以上に、「話す相手」や「観客の立ち位置」の問題ではないかと思い始めた。

2018-04-01 01:55:52
スケアクロウ @koolge1011

ミナモザ「Ten Commandments」千秋楽を観劇。やっぱり未来の婚約者向けてお手紙を読み上げるシーンが一番和むというか、ほっこりします! 本折最強さとしさん、ありがとうございました。 #ミナモザ #TenCommandments pic.twitter.com/JI3kl2Vnsi

2018-04-01 01:40:51
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たかっぴ @kojitakp

こまばアゴラ劇場…ミナモザ『Ten Commandments(テン・コマンドメンツ)』観劇♪エラいしんどかった。喉カラカラの緊張感。一歩も微動だに出来ないぐらいの集中。ラストにハッとさせられた。言葉の力を思い知らされた。やっぱり手紙は書き続けようっと。静と動とちょっとした遊び。濃厚な時間が刺激的

2018-04-01 01:39:04
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』ところで今日は客席にSPACの宮城聰さんがいてビックリ。宮城さんとミナモザなんてほとんど接点は無いはずだが、たまたま時間が空いていたので急遽 見に来たらしい。宮城さんの目にはどう映ったのかな。

2018-04-01 01:23:08
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』前回も書いた通り、アフタートークの有る無しで価値が変わる演劇は、それはそれで問題があるかもしれない、だが現実問題として、本作はトークの有る無しで、得られる情報量が格段に違う。今予定になくてもぜひやるべきだと思う。

2018-04-01 01:21:14
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』来週 広島公演があるが、原爆投下の地でこの作品がどう受け止められるか、正直心配ではある。聞いたところではアフタートークは無いそうだが、ゲストなど無くてもいいから、トークとQ&Aをやるべきではないかと思う。

2018-04-01 01:19:03
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』そのような問題作であり、誰にでもオススメできる作品ではないが、瀬戸山美咲としては、今これを生み出さないと、今後作家としてやっていけないという思いだったのだろう。それを馬鹿正直なまでにストレートに表出していることが、ある種の清々しさを感じさせる。

2018-04-01 01:16:30
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』確かに本作を見る観客が戸惑うのは、自らをどの位置に置けばいいかが分からない点だろう。自らを主人公に重ねるのは難しく、モノローグで語られる「あなた」でもなく、物語の観客になる事もできない。ではどこに位置すればいい?と誰もが悩んだはずだ。

2018-04-01 01:11:29
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』書き言葉と話し言葉については、あれこれ考えたものの、きちんとした意見はまとまらない。実は「書き言葉/話し言葉」の違い以上に「話者が話している相手」が観客又は観客が自分と重ねられる対象か否かという違いが大きいのでは?など、いろいろ思考が錯綜。

2018-04-01 01:06:23
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』その辺についてあれこれ考えすぎて、時々意識が舞台から離れてしまった。そのため今回はいささか集中力を欠く観賞になってしまったのが残念だ。個人的には、2回目の観賞があらゆる意味でリアルな、舞台と自分の意識が活発な化学反応を起こす観賞体験だった。

2018-04-01 01:02:33
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』おそらく書き言葉のモノローグであっても、演劇として十分な力を持たせることは可能だと思う。ただ本作はそのための演出が弱過ぎるのではないか。では具体的にどう改善すればいいのか?と考えるうちに、書き言葉と話し言葉の違いについていろい考え始める。

2018-04-01 00:58:48
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』通常 演劇の言葉は「ダイアローグ」であり「話し言葉」である。ただし一人芝居など、モノローグでも引き込まれる作品はある。ただしそれはモノローグではあっても必ず「話し言葉」である。これほど「書き言葉」を舞台上で話す芝居は、あまり記憶に無い。

2018-04-01 00:55:44
ぼのぼの @masato009

ミナモザ『Ten Commandments』これまで本作を「モノローグとダイアローグ」という観点で分析してきたが、今回はずっと「書き言葉と話し言葉」について考えていた。前半 占部房子が手紙を読むシーンで必ず眠気を誘われるのは、あの言葉が「書き言葉」だからではないかと気がついたためだ。

2018-04-01 00:51:39
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