@trickenさんが『秒速5センチメートル』『涼宮ハルヒ』に見た、速度と距離の表現

先日@trickenさんが、新海誠各作品を鑑賞しつつ呟いた、一連の表現論が興味深かったのでまとめてみました。 「速度」と「距離」の扱いもまた表現であり、アニメにおいてそれは「背景」の扱いに現れます。 背景への作り込みに評価が集まる新海作品では、まさにその「扱い」自体が主題化しているのではないか―。 後半ではより具体的に、『涼宮ハルヒの消失』におけるキョンの「走り」による、「速度」「距離」の表現を指摘しています。 続きを読む
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tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

昔の紙芝居アニメーションみたいだ……

2011-04-05 17:06:05
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

電線が震えることで速度表現、熱いな。

2011-04-05 19:42:00
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

「止め絵+αでいかに速度を表現するか」というアイデアの具体化がすごい。

2011-04-05 19:42:53
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

新海作品は、「速度はあって/移動場面が多いけど/物理的距離がない」のが、ちぐはぐな風景を作っていてそれが面白い、ということに自分の中でなった。

2011-04-05 19:57:01
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

「速度を感じるための移動」であって、「空間のゆるやかな遷移のための移動」は少ない、というか。

2011-04-05 19:57:53
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

「場所間の移動」自体がひとつの幕になる、というのは特殊だよなー。

2011-04-05 19:59:06
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

いや、カーチェイスとか色々考えるとまた違うけれども、移動速度(not移動距離)に込めるセンチメンタリズムか。

2011-04-05 20:00:00
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

背景アニメには、「移動」という大枠の概念のほかに「距離」「速度」「遠景」「場所間の扱い」も重要なのかもしらんな、と思えたのが収穫で、新海さんのアニメはその点ですごく面白かった。

2011-04-06 00:14:45
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

「場所自体は移動しているが、そこから別のところに移るには、場所が終着点に到達するか、シーン自体を切り替えなければならない」というようなかたちでのシーン制(「移動した結果どこにいるか」はあまり問われない?)のが新海作品、というか。

2011-04-06 00:34:45
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

『秒速』を分析視聴。00:52がやっぱり一番いいなあ。

2011-04-06 13:15:37
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単にロマンチックなだけじゃ続かないのは当然として、なぜ携帯のある時代に手紙という手段が喪失してしまったのだろうな。

2011-04-06 13:31:51
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

一話冒頭の桜の場所が、三話で禿山になってるんだよねー。

2011-04-06 13:33:59
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

降りしきるもの、浮遊するもの、速度をもつもののコントロールのためのアニメーションか。

2011-04-06 13:36:50
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

あと最後の電車、奥より手前の方が速いようにみえるの、芸が細かい。

2011-04-06 13:46:04
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

新海さんが、アニメーション表現を通してどうやって自分のセンチメンタリズム(という諸刃の剣)を解体しようとしているのかが見えて、面白かった。

2011-04-06 13:57:54
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

冒頭、徒歩による校舎移動が意味を持つねえ、確かに。これは背景だ。1-9を過ぎて、下って、別の階段を上がって、上級生の並びの角を曲がって、さらに階段を上がって、左側の扉を開ける。

2011-04-06 14:47:11
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@yushiki_seijo 消失ざーっと見直したけど、「歩く/走る」が凄く面白かった。

2011-04-06 16:42:40
物理的に胸が苦しい @yushiki_seijo

@tricken あー、移動のダイナミズムみたいな。それは見落としていたかもしれません

2011-04-06 16:58:16
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@yushiki_seijo 冒頭、教室から(登校の坂道の回想含めて)部室まで丁寧に歩いて行くOP前の流れが、その後の150分のすべての基底になってるんですよ。その後の話は全部その基本構図からの逸脱で描写される。その基本構図の中で、色んな歩き方、走り方をする。

2011-04-06 17:01:22
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@yushiki_seijo あと、明確な異変に気づいたキョンが、教諭の前で「足が震えて歩けなくなる」んだけど、ある場所からある場所までしっかりした足取りで向かって行くことが本作の推進力になってること考えると、象徴的なシーンでした。

2011-04-06 17:05:20
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@yushiki_seijo ハルヒが居るとわかった途端にこれまでにない全力疾走、作戦が決まった途端にランニングのモノマネ、三年前の七夕だと分かった途端に全力疾走、でもエンディングはゆっくり歩けるように戻っている、という風に。

2011-04-06 17:07:38
物理的に胸が苦しい @yushiki_seijo

@tricken キョンの心理が全部歩き・走りの描写のなかに基本形の変奏で表現されていると……。そういう分析全然できないので勉強になります。

2011-04-06 17:16:18
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@yushiki_seijo 僕もはるをさんから見所を学んで徐々にできるようになりました。詳しくは『アニメルカvol.3』の背景座談会をどうぞ。ちなみに消失は座談会後編で二人の話について行く為に観てたのでした。

2011-04-06 17:19:44
tricken(Tw以外の居場所は固定参照) @tricken

@yushiki_seijo あ、他にも見つけた。「手詰まり感にうちひしがれた時に俯いて動かなくなる」「考えだした時には部室を一周する」とか。

2011-04-06 17:26:17
物理的に胸が苦しい @yushiki_seijo

@tricken 背景座談会まだ読んでませんでしたwチェックします。後編楽しみにしてます。

2011-04-06 17:32:10