侯爵三男2

吸血衝動と心の葛藤ss あと、その他侯爵様について。
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hiduki @dieuvent

「ネウロ」からどんどん離れていくのは分かっているんだけど、侯爵様のことを考えるのが楽しくて仕方ない。でも切ない。やっぱり侯爵様も置いていかれる立場なんだよなぁ。しかも、人間の傍で人間と交流を持ち、人間を見つめながら生きてきたから…どれだけの出会いと別れを経験したんだろう…

2011-04-08 10:15:46
hiduki @dieuvent

「人は人の世で、人と触れ合って生きるのが一番良い」というのが胸にあるから、大切だと思っても、拘束しつつも、本人が嫌だと言ったら何時でも手を離そうと思ってる。何れ来る別れを受け入れていても、哀しみは等しく。それでも人を見つめていたくて、身を裂かれるような痛みを抱えながらも生きる。

2011-04-08 10:22:22
hiduki @dieuvent

数千の時を経ても尚、それは変わらない。寧ろ、全ての命が尊く、愛おしいと思う心は深まるばかり。ま、普段から哀しみを感じているような人ではないだろうけどね。人の生が眩しくて、愛しくて、可愛らしいんだよ。だから時々からかって遊んだりもするんだw

2011-04-08 10:29:21
hiduki @dieuvent

あー、キリが無いからおしまい。

2011-04-08 10:30:31
hiduki @dieuvent

もうオリジナルじゃないか!と思いつつ侯爵様で。 相手が事故か何かで大量出血。離れてる場所にいたけど、血の匂いで気付いて闇を渡る。倒れふす相手。そこからみるみるうちに血溜まりが広がっていく。むせ返るほどの血の香りに吸血衝動が起こるも必死に抑えて手を尽くし、命は取り留める。

2011-04-08 12:29:26
hiduki @dieuvent

病院の窓越しに相手を見つめる。意識が戻った時は真っ先に抱きしめたかったが、無理矢理抑えた吸血衝動はその身を苛み、気を抜けば我を忘れて貪ってしまうと危惧。意識が戻ったといっても傷は癒えず、血の香りを常に纏っている為、衝動に呑まれるのは明白。

2011-04-08 12:33:40
hiduki @dieuvent

抱きしめたい。喰らいたい。愛したい。満たされたい。 心と本能の葛藤をしているさ中、相手に気付かれてしまう。「来るな!」吸血衝動に伸びた牙と爪。それを垣間見られつつ闇に消える。

2011-04-08 12:37:45
hiduki @dieuvent

と、考えて「なんて鬼畜なんだ…」と自分で思う昼であった…。 会社もどるー!!!

2011-04-08 12:39:04
hiduki @dieuvent

何であんなのを書いたかと言うと…イキナリ脳裏に「血まみれの相手をかき抱いて茫然と涙を流しつつ、顔に流れてくる血を舐め取っている侯爵様」が浮かんだからなのです。 こそっとメモりつつー シャッ!

2011-04-08 13:53:55
hiduki @dieuvent

昼間の続き。 飢える侯爵様は自室でもがき苦しむ。こういう時程、己の身を煩わしいと思うことは無い。渇く、渇く、渇く。体が、本能が彼の者の血を求めてやまない。喉を押さえながらベッドに縋りつくと、己の手が視界に入った。吸血衝動に伸びきった爪。そして、触れずとも分かる鋭く尖った牙。

2011-04-08 19:14:02
hiduki @dieuvent

これらは今、彼の者を傷つけることしか出来ない。折角助かった命を、己の手で散らすのか。否。それだけはあってはならない。この先の生を、奪うことなどは出来ない。しかし、飢えは酷く。ともすれば飛びそうになる自我を必死で繋ぎとめていた。だから、気付かなかった。

2011-04-08 19:18:41
hiduki @dieuvent

えーと、BL入りまーす!皆さんよろしくて?

2011-04-08 19:20:36
hiduki @dieuvent

「何してるんです?」聞こえてきた声に、びくりと体が震えた。それは歓喜に。それは恐怖に。「近寄るな…、今は「それで耐えたって衝動は消えないと言っていたのは何処の誰でしたかねぇ?」苛立ちを含んだ声は正論を突き、口をつぐむことしか出来なかった。

2011-04-08 19:26:32
hiduki @dieuvent

今にも襲い掛かりそうになるのを抑えるようにぐっと己を抱きしめる。が、それは容易に崩された。求めてやまない相手によって…。仰向けに倒された体に、よく見知った体が覆いかぶさる。血の滲む包帯が痛々しいその姿。あの日から、渇いて渇いて仕方が無いほどに求めたいた…

2011-04-08 19:36:02
hiduki @dieuvent

その顔に、思わぬ感情を見てドキリとする。さぞ怒りに燃えているのだろうと思っていた。一人で苦しませることを嫌う、心根の優しい者だから。それを蔑ろにした自分に対し、怒っているだろうと。しかしそこにあったのは、唇を噛み締めぐっと眉を寄せた…泣きそうな顔、だった。

2011-04-08 19:45:50
hiduki @dieuvent

「-っ」思わず、息を飲む。吸い寄せられるように伸ばした手。しかし、その有様にハッとして引き戻した。が、その手を取られて逆に引っ張られる。「何「僕を見縊るのはやめてください」キッと眦を吊り上げ放たれる言葉は強く。しかし微かな震えを帯びて耳へと届いた。

2011-04-08 19:56:10
hiduki @dieuvent

あー、名前使わないでやってたけど無理だ!三男、侯爵で行きます!

2011-04-08 20:01:14
hiduki @dieuvent

「僕の血が欲しいのでしょう…?飲めばいい」そう言って、息つく暇なく三男は、侯爵の鋭く伸びた爪を以って己の腕を切り裂いた。直後、立ち上る香りに、極限まで抑え付けられた吸血衝動が侯爵を襲った。

2011-04-08 20:05:55
hiduki @dieuvent

ガッ!  瞬間飛んだ意識。ハッと気付けば体勢を逆転させて、まさに今、その首に牙を立てようとしている直前だった。ギリギリの所で抑えられたことにほっとしていると、自我が戻ったことに気付いたのだろう「なんだ、残念」と呟く声が耳元で聞こえた。

2011-04-08 20:17:28
hiduki @dieuvent

誤字とかがひどすぎる…;

2011-04-08 20:18:43
hiduki @dieuvent

何とも言えずに身を起こして見つめれば、けろりとした顔で「じゃあこれ、舐めてくださいよ」と、血塗れの腕を差し出してきた。「痛いんですよねぇ。貴方なら舐めて治せるでしょう?」にやりと笑う三男に、侯爵はとうとう折れずにはいられなかった。「全く…貴様には敵わんな」

2011-04-08 20:26:08
hiduki @dieuvent

その言葉に、してやったりと三男は笑った。「ククッ、分かりきったことでしょう。貴方はおとなしく僕の血を飲めばいいんです」ぐいっと差し出された手を取り、侯爵は苦笑した。「違いないな…」そして恭しく手の甲に口付けると血にまみれた腕に唇を寄せた。「では…、いただきます」

2011-04-08 20:41:02
hiduki @dieuvent

とりあえず終わりー!ここから先は脳内だけで流しまーす(鬼畜

2011-04-08 20:42:22
hiduki @dieuvent

さっきの続き。 箇条書き。 事を致しながら舐めて血をすすり、傷が癒えたらまた切り裂いて血をすすりを繰り返し。同時に行うことで、吸血衝動を少しでも和らげることが出来る(吸血行為には性的快楽が伴われる為) そのときに、包帯で巻かれた傷に触れる。脳裏に焼付けられた記憶がフラッシュバック

2011-04-09 00:11:52
hiduki @dieuvent

思わず動きが止まる。不審に思って見上げると傷を前に固まってる。「それ、舐めて癒してくださいよ。鬱陶しいんですよね」包帯を解いて傷に舌を這わせる。血が滲む傷を丁寧に舐める。で、綺麗になったその場所に手を這わせて…命の拍動にただ泣きそうな顔で。否。涙こそ流れずとも泣き顔で、微笑った。

2011-04-09 00:18:58