日本海軍の空母用カタパルト

思われているよりは進んでいたのではないかというような話
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烈風改 @C103 2日目日曜東コ01-a アナガン工房 @RX2662

デアゴスティーニ『赤城』の折り込み右下にある図面が、「日本海軍の射出機」に掲載した赤城カタパルト配置図の元ネタです。掲載される機会はあまり無いと思われるので気になる方はチェックしてみても良いかも。 pic.twitter.com/egOeSKO3tY

2018-03-28 20:06:10
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烈風改 @C103 2日目日曜東コ01-a アナガン工房 @RX2662

昭和11年頃の海軍文書には「蒼龍以降はフツーにカタパルト標準搭載」みたいなノリで書かれているのですが、実際には開発が泥沼化して昭和18年10月の研究中止に到ります。

2018-03-28 21:35:50
隼0511 @junya_0511

RT。空母加賀は昭和15~16年頃にかなりカタパルト装備が具体化しかけていたりするんですよね。試作品のカタパルトの装備と、搭載用の九六艦戦のカタパルト射出対応化改修まで発令されていたり。 pic.twitter.com/e9XqksbHro

2018-03-28 21:50:22
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隼0511 @junya_0511

加賀へのカタパルト装備が中止になった理由は零戦の配備前倒しによるものとのこと。試作品のカタパルトは九六艦戦の射出は可能だったものの零戦の射出には対応しておらず、零戦の配備前倒しによって装備する意味がなくなり中止になったようです。 pic.twitter.com/fJN4vEe4MK

2018-03-28 21:52:57
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隼0511 @junya_0511

空母用カタパルトの開発ってかなり大変というか、アメリカ海軍でもヨークタウン級あたりのカタパルトはほぼ使い物にならなかったみたいなんですよね。唯一生き残ったエンタープライズも、1942年後半に一度カタパルトを撤去、1944年に改良型カタパルトを再装備していますし。

2018-03-28 21:56:37
烈風改 @C103 2日目日曜東コ01-a アナガン工房 @RX2662

実際この頃にはG12(大鳳原型)まで艦発促進装置(空母用カタパルト)の搭載数まで決められており、「完成は既定事項」ぐらいの余裕が伺えます。大鳳までの空母の図面にカタパルト位置が描かれたものがあるのはこういう背景でなのでしょう。

2018-03-28 22:47:47
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

96艦戦から零戦への更新 単にカタパルトの容量が不足したように聞こえるけど、艦載機の要求仕様にカタパルト射出が含まれていなかった事を考えるともっと根が深い問題じゃないかと思う。単に当時のカタパルトがその程度の存在だっただけという話も無くはないが。 amzn.to/2pNwlgh

2018-03-29 06:06:13

ふゅ〜りあす @tebasaki_s

カタパルト射出と防弾 旧海軍戦闘機の要求仕様について - Togetterまとめ togetter.com/li/130949 @togetter_jpさんから

2014-12-12 01:22:31
TFR_BIGMOSA(首輪付きの大猫、地球長期滞在者) @TFR_BIGMOSA

「烈風」と言う戦闘機についてはエンジン選定の件がよく論じられるが、全備重量4400kg~4700kgの「烈風」と全備重量5700kgのF6Fがほぼ同じ翼面積であることをまず問題にすべきだと思う。なお、F6Fもカタパルトを用いず発進するのが通例だった。

2015-08-27 20:47:36
TFR_BIGMOSA(首輪付きの大猫、地球長期滞在者) @TFR_BIGMOSA

@TFR_BIGMOSA 何が言いたいかと言うと「日本空母にはカタパルトが無いのだから、離艦性能確保のために大きな翼面積が必要だった」と言う主張への否定。 しかも、大きな翼面積を持ちながら烈風の離艦性能は良いとは言えない。

2015-08-27 20:55:36
TFR_BIGMOSA(首輪付きの大猫、地球長期滞在者) @TFR_BIGMOSA

@TFR_BIGMOSA 大きな主翼によって大きくて重くなっているのだから当たり前ではある。

2015-08-27 20:57:07
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

日英米の護衛空母の比較で、「格納庫を廃したからこそ有力な戦力になった」というのが印象に残っている。確かに格納庫が大きくなればなるほど風圧面積が増えて飛行甲板は短くなり重量の大きな機体を運用しにくくなるが、格納庫無しで露天繋止のみというのは極端すぎる。

2016-01-09 23:39:30
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

空母に限らず仕様選定というのは難しいものだけど、航空機の発達が早い時代の母艦の設計は色々と大変だったと思う。戦時中の護衛空母の場合まだ条件が絞られてるような気もするが、それでも読みが外れてか散々な評価のふねも存在するし。

2016-01-09 23:52:46
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

日本空母の欠点として指摘されがちなカタパルトの欠如も一面的な見方にすぎる、というか一面的にしか語られない事が多いというか。色々な意味で。

2016-01-10 00:31:14
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

要求の差といえば、「日本海軍は空母用カタパルトを実用化されなかったと云われるが、艦上機の要求仕様にカタパルト射出が含まれていない」というのが印象深い。最近話題になった加賀のカタパルト、大淀の馬鹿でかいカタパルトと単体で開発されていても、システムとして存在するかは別問題と。

2016-03-09 01:15:01
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

油圧式カタパルトに比べたら劣るにしても必要と思えば火薬式だろうが採用するだろうし、酸素魚雷を開発出来なかったからと電池式魚雷や空気式魚雷も採用しなかった海軍があったとも聞かない。

2016-03-09 01:35:47

mk@c102 日曜日 東 ア-44a @masatoshi_san

日本海軍の空母用カタパルトって加賀で実艦実験やるところまで進みながら実用化できてないのだけど、アレって技術的に当時の日本に限界があったのか、対潜水艦用に爆装した戦闘機を緊急発進させるというコンセプトに問題があったのか、そのへんからハッキリさせたい(誰かお願い

2018-03-30 00:11:36
mk@c102 日曜日 東 ア-44a @masatoshi_san

なに言ってるのかわかんない感じですけど、ようするに戦闘機の緊急発進用なら射出重量4トン以下くらいでもいいだろうな、と。でもそれが実現できた時に空母用カタパルトに求められたのは攻撃過荷重で4トン超の艦爆や艦攻の射出だったんじゃないかしら、みたいな仮説。

2018-03-30 00:14:17
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

現在のDDH「空母化」にも共通するのだけど、「カタパルト」で思考停止するのではなくどういう仕様でどういう要求でどういう運用を想定しているカタパルトかをはっきりさせといた方がいいと思う。

2018-03-30 00:24:40