フェイス・オブ・ファクト

20180401
0
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

(親愛なるフォロワーのみなさん)当アカウントにおける設定は、PSO2本編とはかんけいのない二次創作です。 この先の原作ゲームの展開と120%そぐわない可能性しかありませんが(そもそも最初からそぐっていません) そういうなんかを気にしない方は引き続きおたのしみください。

2018-04-01 00:00:05
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

(※鑑賞上の注意)鑑賞中に重篤なショック症状があった場合、速やかに当アカウントをミュート&リムーブし、ほかのもっと面白い0401でも見て安静にしてください。

2018-04-01 00:00:32
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

以前より噂に囁かれていた、「マールーによく似たアークス」。 マールーのようで、マールーではない。似ているようで、大きく違う何者か。

2018-04-01 00:01:30
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

ジャージ姿でマグロを担いで振り回し、相方の得物(パルチザン)もぶん回す。 ジェットブーツで蹴り破ったかと思えば、腰を落として、大打撃の秘密特訓。 目撃談では決まって、「自分はマールーではない、人違いだ」という類の弁明が確認されている。

2018-04-01 00:01:55
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

要は、根も葉もない噂話。普段からハンターを始めとした近接職に辛辣な一家言を持っていた人物だからこそ、 そういうギャップのあるさまを想像する人間は居るであろうことは想像に難しくない。 そういう噂が立っても、おかしな話ではない。

2018-04-01 00:02:43
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

実在するとして、『彼女』は何者であろうか。当人が言う通り、瓜二つなだけなのか。はたまた、酔狂者の悪戯か。 あるいは、ハロウィンやクリスマスに現れたという幻創の化身の同類か……だが、目撃談はそれ以前からあったのだ。

2018-04-01 00:03:47
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

その正体に関しては、今もなお謎のまま。都市伝説レベルの噂の真相は今も闇に包まれている。 -----表向きには。

2018-04-01 00:04:28
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

A.P.239年 初夏。 ”かの守護輝士”が治療により一線を引いていた頃。

2018-04-01 00:04:57
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

「……これで終わり。」 その日、『彼女』は惑星ナベリウスの片隅でダーカー掃討の任務を行っていた。 オラクル船団の切り札といえる”かの守護輝士”が長期休業に入った今、それを埋め合わせうるのは個々の能力の研鑽。 『彼女』もまた、自身を高めるための模索を、日々の戦いの中で行っていたのだ。

2018-04-01 00:05:32
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

そんな『彼女』が一息つこうとした矢先。死角より、不意の一撃が飛来する。 「……!」 圧縮された空気の矢。生半可な回避を許さぬ風の渦。

2018-04-01 00:06:44
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

しかし、それが『彼女』に命中することはなかった。 渦ごと、空気の矢は真っ二つに切り裂かれた。 ……『彼女』のロッドの”先端部から伸びた光の刃”によって。 pic.twitter.com/IWdc1ipBvr

2018-04-01 00:07:58
拡大
拡大
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

「ラ・グランツの収束を更に高め、ロッドを”パルチザンのように”扱うとは。やはり違いますね」 「……あなたは。」 声の主は、誰もが知る男。三英雄の一角。燐具の担い手。とあるアイドル曰く、陰険メガネ。

2018-04-01 00:10:52
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

「……六芒均衡、カスラ。」 「手荒な真似をしてすみません。あなたがどう動くかを試したかったものでして。ですが、これでハッキリしました。噂の人物が、こうして実在していたことが。」

2018-04-01 00:12:37
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

両者の間に、緊迫した空気が流れる。カスラはいつもの飄々とした喋りと裏腹に、険しい視線を『彼女』に注ぐ。 『彼女』もまた、複雑な感情を浮かべながらも「覚悟」を滲ませた目で返す。よもや、血が流れるか?だが、続く彼の言葉はその流れではなかった。

2018-04-01 00:15:05
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

「あなたを警戒していることは事実です。が、同時に話し合いの必要もあると考えています。  ここで刃を交えるか、シップまでご同行願うか。あなたには、懸命な判断ができると考えているのですが。如何でしょう?」

2018-04-01 00:15:54
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

無用な戦いは、『彼女』としても本意ではない。この場で選ぶべき答えは、一つしかなかった。

2018-04-01 00:16:53
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

それは、”先の管理者”が亡きオラクル船団がこの先歩むかもしれない未来の可能性の一つ。 今の時代から数えるならば、およそ十年後。 船団を護り、宇宙の脅威に立ち向かう力を、維持するための計画が立ち上がった。

2018-04-01 00:21:32
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

今のまま六芒均衡の現メンバーや守護輝士に頼り続けないための方策。 いくら桁違いの力を持っていても、彼らの命には限りがある。 彼らに続く、船団を導く精鋭を生み出し、育てていかねばならなかった。

2018-04-01 00:23:43
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

いわば、次代の六芒均衡とも言える存在を輩出するための、数々の施策。 その一環として、生まれ、育てられたアークスが居た。

2018-04-01 00:25:14
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

勇猛で、ハンターというクラスに誇りを持っていた男。 寡黙だが、その胸底に強い気性を抱いた、フォースの女。 彼らの間に生まれた、次代のアークス。

2018-04-01 00:26:09
マウリティア(マ-ノレ-)@Ship04 @Marnolaye_PSO2

母に似た少女は、法撃の力だけでなく、父の持つ打撃の力をも受け継いでいた。 水準以上の基礎能力を上層部に見出された『彼女』は、 新たな次代の担い手となるべく特別訓練を受け、創世器の一つを扱えるほどに成長した。 『彼女』が生まれてから、十数年ほどのことであった。 pic.twitter.com/aEMZsDGm7b

2018-04-01 00:26:59
拡大
1 ・・ 4 次へ