「穢れ思想」は差別の根幹にあることも多くて、ある種の信仰なのだと思う。

私は葬式から帰ってきても、塩はまかない。葬式に出るような関係性がある人を「穢れ」だから「清めないと」が嫌なのと、幽霊でも会いたいぐらいの人じゃないと葬式には出ないと思うから。家族間でも意見と信仰は別なので、他の人に付き合うぐらいはするけどねー。 「あの人の信仰とは相容れないが、敬意は払うし、付き合いを絶つことはしない」
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なん・抜け首・佐川 @nankuru28

私は葬式から帰ってきても、塩はまかない。葬式に出るような関係性がある人を「穢れ」だから「清めないと」が嫌なのと、幽霊でも会いたいぐらいの人じゃないと葬式には出ないと思うから。家族間でも意見と信仰は別なので、他の人に付き合うぐらいはするけどねー。

2018-04-06 02:20:37
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

父は某宗教団体が殊の外嫌いだったのだけど(彼の中の沖縄的信仰に悉く反する行動を取るから)親類の家に挨拶回りに連れてかれると宗教的な挨拶はきちんとしていた。「信仰するのではなく、その家の人が大事にしてるものに敬意を払うのは大事」って教わった。

2018-04-06 02:24:11
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

時代劇や時代小説では人がよく死ぬし葬式描写も出てくるのだけど、葬式帰りに塩を体に振りかけてるのは読んだ記憶がないんだけど。あれ、いつ、どこから始まった風習なのかなぁって思う。香典返しセットのお茶(または海苔)と塩の小袋、誰が始めたのかなぁ。

2018-04-06 02:27:08
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

父が言っていたのは「その家はその人のものだから、その家の中ではその敬意を払う」けれど「家の外の人に、外で、その信仰を押し付けられたら断る必要性が起こる。だが不用意に他人の大事なものを攻撃する言動もよろしくない。無用な争いを避けるためにこれの話は外でしないように」と。

2018-04-06 02:31:26
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

父があげた外で悪口を言うとトラブル起こしがちな3つは、一つが宗教(最初にあげた父が嫌いな団体)で、一つがスポーツ(有名チーム)で、もう一つは大学の名前だった。それぞれ、非常にメジャーかつ有力団体で、なぜか父は全てに対してアンチの立場を取っていた。家の中では自由に悪口言ってたな。

2018-04-06 02:34:31
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

父の「あの人の信仰とは相容れないが、敬意は払うし、付き合いを絶つことはしない」姿勢ってのは、きっと私の中に入ってるんだろうな。私の人生テーマの一つは「異教徒との共存」で、それは団体名がある宗教に限らないんだな。「穢れ思想」は差別の根幹にあることも多くて、ある種の信仰なのだと思う。

2018-04-06 02:42:07
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

穢れや怨霊や厄神のような、「見えぬが祟る」存在は、現代的には細菌や放射能なんかも入るのかもしれないなぁとか思う。厄は避けたいとの願いは、生存欲求だろうから、差別であると忌避を抑圧されると反発も強くなるのかなぁとかも思ったり。なので私は「現状、この理由でこれは嫌い」を自分に課す。

2018-04-06 02:50:33
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

好きに理由は不要だが、言語化すると楽しくもあるから、どんどんやった方がいいと思う。 嫌いの理由は言語化がとても難しい時があるのだけど、思考停止で良しとすると間違いが分かった時点から後戻りができなくなりそうだから、やりなさいって自分に思う。

2018-04-06 02:53:04
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

嫌いって言葉を使わずに「生理的嫌悪」とか「常識的に」とか「キモい」とかって誤魔化すのだけれど、拒否反応を起こしている主体は自分自身なので、相手の問題ではないのだよな。そこを踏まえないと、反論がブレるから。穢れた人間として扱われた時、その異教徒とどう付き合うか問題な。

2018-04-06 02:57:21
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

息子は障害特性上「キモい行動」をするわけで、穢れた人間扱いされることも少なくないし、私は女性でババアなのでそれだけで侮られた扱いを受けることもあって、相手の信仰上の振る舞いに関しては相手にどうこうより先に自分で自分を蔑まないように論理武装が必要だったりするじゃない?

2018-04-06 03:04:03
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

ブスって言われた時「ブスじゃない!って主張する」は、ブスはダメなことであるから、否定せねば!となってるわけで、相手と同じ信仰になってるから、それは嫌だ。嫌悪と侮蔑と悪意に対しては、そりゃ悲しくなるわけだが、その先の自分の人生の方が重要だからなぁ。そこ固めてからだよな、色々。

2018-04-06 03:08:21

 

ももいろ★こねこ【にゃこ/オニャコポン】 @momoirokoneco

@nankuru28 私も同じような理由で塩はまきません。 実家が浄土真宗なのですが、通夜・葬儀の会葬礼状には塩を付けず、「うちの宗派は塩で清めることはしません。必要な方はお持ちください」と、受付に塩の小袋を置いていますよ。

2018-04-06 13:47:58
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

@momoirokoneco いいなぁ、そういう対応もあるんですねーなるほどねぇ。どのぐらいの割合で持って帰るのか知りたい気がします。昔、ダンナに「そこまで考えないよ、フツー」って言われたことあるんですよね。慣習的なことに対して「どうする?やる?やらない?」って問わないって。

2018-04-06 14:54:58
ももいろ★こねこ【にゃこ/オニャコポン】 @momoirokoneco

@nankuru28 残っている袋の数を見た感じでは、持ち帰る人はそんなに多くなかったようです。 ここ10年ほどの間に参列した葬儀はすべて自宅ではなく葬儀場でした。親戚やご近所などの手伝いもないので、良くも悪くも口出しする人は少なく、慣習の伝達力や拘束力が弱まってきているのかもしれませんね。

2018-04-06 19:10:45
ももいろ★こねこ【にゃこ/オニャコポン】 @momoirokoneco

@nankuru28 慣習に関して「やるかやらないかなんていちいち考えないで従う」という人のほうが多い印象はあります。私は行為の意味や自分が実行するか否かを考えてしまいますが。クリスチャンでもないのに、結婚式のときだけ神に「誓います」って口にするのはどうなのだろう?とか。

2018-04-06 19:12:00

 

宇樹義子(Soraki Yoshiko)🐾 @decinormal1

@nankuru28 坊さんが言ってたのは、塩撒きの根本にあるのは、まだ土葬だった時代にお墓の上に塩まいて、野犬とかに遺体を食い荒らされるのを防いだとかのどちらかというと衛生的事情だとのこと。私の憶測では、現代の葬儀屋が顧客のためにサービスで塩をつけるようになって、以後マナーとして固着したんではと。

2018-04-06 15:15:09
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

@decinormal1 衛生的事情と「穢れと清め」の理屈は相性がいいですもんねぇ。死も病気も細菌感染的に「感染るから、避けたり清めたりせねば!」ってね。興味深く思うのは、サービスで始めたとして、浸透する事情、こっちもあるですよねー。おとといきやがれ!って塩撒くのありますもんね。

2018-04-06 15:22:07
宇樹義子(Soraki Yoshiko)🐾 @decinormal1

@nankuru28 zenyuseki.or.jp/blog/?p=1345 「化学がまだ発達していない時代、人は病気や死を目は見えない邪気の仕業と考えていた…神道にまつわるもので…死を穢れ(けがれ)と考えてきました。神道では穢れを祓うものとして、浄化や殺菌として使われてきた塩を用いてきた」やはり神仏習合時代の感覚なのね。

2018-04-06 15:25:10
宇樹義子(Soraki Yoshiko)🐾 @decinormal1

@nankuru28 塩撒きはそもそもは亡くなった人の霊を祓うためではなく、外気中の穢れを払うためのものだったのね。盛り塩も同じ仕組みなんでしょうね。ここも面白い。「不浄のものを祓うのに海に身を沈めるのが…始まり…簡略化され、海藻に体を巻いて海に入ったことにしよう…もっと簡略化され塩ということに」

2018-04-06 15:28:15
宇樹義子(Soraki Yoshiko)🐾 @decinormal1

@nankuru28 中国由来のものである風水でも、盛り塩したり玄関に塩撒いたりしますね。塩に浄化を見出すのは、仏教や神道がどうのというよりも、東アジア文化圏に共通の、土着の民間信仰のひとつなのかも。

2018-04-06 15:32:31
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

@decinormal1 空中を清めるために塩を撒くのと同様に、土地を清めるために四股を踏むこれ陰陽道でもありますねー。「踏む」の呪術的意味みたいな?踊りのステップの意味の、土着の民間信仰もあると思いますし、面白いなぁってなりますよねぇ。

2018-04-06 15:56:06
宇樹義子(Soraki Yoshiko)🐾 @decinormal1

@nankuru28 四股って土地の清めだったのか! だから巡業の最初やその日の取り組みの前に四股踏むのか! なーーるほど!! 超面白い! ちなみに、フラで腰を落とした姿勢を保つのは、「大地(の神)とアースしてる」そうです。

2018-04-06 16:01:42