#仮面ライダービルド 今週の黒板の「量子テレポーテーションの式」についての解説

仮面ライダービルド @toei_riderBUILD

明日9時はビルド第30話オンエア！ クローズが最強アイテムをゲット！？ そして龍我最大の謎が発覚！！ toei.co.jp/tv/build/index… #仮面ライダービルド pic.twitter.com/PDUW9RJ84F

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tomo @tonagai

#仮面ライダービルド 第30話の黒板の数式は、量子テレポーテーション（＆量子暗号？）？ちょっとしか映らなかったけどEPRペアが見えた。先週と合わせて。 sci.tea-nifty.com/blog/2018/04/3… pic.twitter.com/IZyUYSY6Cf

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シータ @Perfect_Insider

#仮面ライダービルド　今週の黒板の式は、ベルナージュがテレポートを使ったことに合わせて、量子テレポーテーションの式です。これは未知の量子状態を別の場所へと移し替える方法です。ただし、これは通常イメージする「テレポート」とはだいぶ違う点には注意してください。

シータ @Perfect_Insider

例えば「転送したい量子スピン」とそれとは別の「量子スピンA」が東京に、「量子スピンB」がニューヨークにあるとします。AとBはエンタングルメントという量子的な強い相関を持っているようにあらかじめ準備しておきます。ここで、東京の二つのスピンをうまく相互作用させてその状態を測定します。

シータ @Perfect_Insider

すると、東京の二つのスピンは完全に壊れてしまいます。ところが、東京の実験者が測定結果をニューヨークに電話して、ニューヨークで測定結果に基づいてスピンBに適切な操作をしてあげると、消えたはずの「転送したかったスピンの状態」がスピンBに復活します。これが量子テレポーテーションです。

シータ @Perfect_Insider

状況はこの絵を見るのが分かりやすいと思います。www1b.comm.eng.osaka-u.ac.jp/com02adm/pdf/l… pic.twitter.com/7YatSYefDX

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シータ @Perfect_Insider

注意点二つ。まず「転送したい量子スピンを直接測れば、誰でも測定結果を元にそのスピンを復元できるのでは？」と思うかもしれませんが、実はそうはなりません。日常的な物体と違って、量子状態は一度測定すると壊れてしまいますが、未知の状態は一回の測定では完全に特定することが出来ません。

シータ @Perfect_Insider

量子テレポーテーションでは、エンタングルメントを利用することで、一回の測定で未知の状態を完璧に転送することが出来ます。「転送された未知の状態は実のところどういう状態なのか」は、実はテレポーテーションの測定を行った人すら分かりません。でも転送だけは確かにできます。

シータ @Perfect_Insider

次に、「ニューヨークで電話が鳴る前の時点でニューヨークの量子状態は変わっているのだから、これは因果律を破るのでは？」と思う人もいるかもしれませんが、これは問題ありません。電話で測定結果の情報をもらわないと、ニューヨークで何をしても東京で起きたことの情報は一切得られません。

岡島　義治（HN:cosmos） @cosmos0924

@Perfect_Insider あら。情報が光速を超えて伝わる的な話として認識してましたが、そういうのでは無かったですか… 光速手ごわいですね。

あ〜る菊池誠(反緊縮)公式 @kikumaco

量子テレポーテーションが光速度を超えないというのは美しい話だよ

古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

物理的な説明は白石さんの連ツイ見てもらうとして、科学記者・科コミ界隈の皆様には、ぜひ「量子テレポーテーションは瞬間移動ではない」と憶えておいて頂きたく。こっちで消滅してからあっちに出てくるまでに古典通信の時間は必ずかかるので、「瞬間」には移動してないのよ。 twitter.com/Perfect_Inside…

古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta

これは相対論にもかかわる部分なので、量子テレポーテーションを「瞬間移動」と書くのはかなりまずいです。

ミラクルキングセブンマン @miracle_2333

Wikipediaで量子テレポーテーションの項目を読んでいるぼく pic.twitter.com/AFprDPqvuP

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