【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」01】 第162話です。前回、邢道栄のことを刑道栄と書いてしまっておりましたが「邢」の字が正しいです。機種依存文字でてっきり出ないと勘違いしてました。邢道栄ファンの皆様に深くお詫びいたします。ですが、ご安心ください。邢道栄は今回で出番終わりです。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」02】 前回、一度は捕らえられたものの、玄徳陣営への裏切りを約束して劉延の待つ陣へ戻っていった邢道栄。しかし、裏切る気はなかったと見えて、劉延に、玄徳軍が今夜奇襲をかけることを報告します。今夜が決戦の分かれ目でしょう、と邢道栄。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」03】 勢いに勝る玄徳軍にまともにぶつかっても歯が立たないと見た邢道栄は、兵を周りに伏せ、敵をおびき寄せて一気に全滅させてしまうという作戦を立てます。それをよしとした劉延は早速兵を配置させます。 満月の夜、月明かりの下で玄徳軍が押し寄せてきます。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」04】 邢道栄は、引き包むんだと、伏兵達に呼びかけます。玄徳軍は手際よく、相手陣地に火矢をかけ、柵をロープにかけ排除し、攻め入ります。邢道栄は、今が頃合いと合図を出させます。伏兵達が一気に立ち上がり、玄徳軍に矢を放ちます。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」05】 包まれた形の玄徳軍は、引き上げ始めます。邢道栄は逃がすなと、追撃開始します。ところが、劉延が邢道栄を呼び止めます。敵兵の数が少ないと思わないかという劉延の言葉に、そういえば、と邢道栄。深入りは危険だという劉延。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」06】 戦況を見る目は持っていたか劉延。味方の陣の火も消さねばならぬと、引き揚げさせます。ところが、目の前に現われたのが張飛が率いる軍勢です。ああっ、と驚く邢道栄。劉延は、敵にも何かワナがあったのだ、と認識します。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」07】 張飛はそのまま劉延、邢道栄の軍を切り裂く勢いで突っ込んできます。慌てて引き揚げを命じる劉延。自陣へ流れ込みますが、なんとそこには趙雲の姿が。待ちくたびれたぞ、と趙雲。驚く邢道栄。やれい！という号令により、趙雲の部隊が劉延軍を襲います。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」08】 混戦の中、趙雲は邢道栄の姿を探します。一騎討ちの形になった趙雲と邢道栄。ぬうっ、と邢道栄は大まさかりを振り回しますが、それっ、それっ、と槍を繰り出す勢いに押されていきます。眼力が強い趙雲。ダアッと気合の一突きが、邢道栄の喉元を貫きます。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」09】 頼みの綱の邢道栄が討たれた劉延。まだ戦う気か、という趙雲の言葉に恐れをなし、慌てて馬を降りて、許しを乞います。趙雲は最初からおとなしく降伏していればよいものを…、と劉延を捕らえることに成功します。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」10】 零陵城にいる劉度は、邢道栄が殺され、息子の劉延が捕らえられたという報告を受け、だから言わんことじゃないと、タオルで汗を拭います。どっから出てきたんでしょうか。タオル。それで、と相手の意向を確認する劉度。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」11】 おとなしく降伏すればよし、さもなくば攻撃を開始すると聞いた劉度は、自分は最初から戦う気などなかったんだ、と言って即座に降伏すると言います。こうして零陵城はあっけなく落城し、玄徳と孔明はくつわを並べて入城します。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」12】 玄徳は、前太守の劉度をそのまま郡守として零陵城に置き、劉延は軍に加え、桂陽へと駒を進めます。 劉延、作品によっては劉賢とされていることもありますが、これ以降登場シーンはありません。

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【横山光輝「三国志」講座162「裏の裏」13】 あっけなく零陵城を手に入れた玄徳。次の標的は桂陽となります。果たしてこのまま順調に攻め取れるか。続きはまた次回となります。 今回はここまで。