【第56回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:虹の解体/リチャード・ドーキンス)
- t_hirosaki
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【第56回】自分だけが楽しいエア読書会 ・毎週土曜日19:00辺りから開催します ・その時その時で気になった本を読みます ・読んでる最中雑な感想をTLに垂れ流します #自分だけが楽しいエア読書会
2018-04-14 19:30:43今日の課題図書 →虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか/著:リチャード ドーキンス 訳:福岡伸一 amazon.co.jp/%E8%99%B9%E3%8…
2018-04-14 19:32:01『利己的な遺伝子』で有名な、現代における進化論の第一人者である著者が昔書いた本。昔ちょっとだけ読んだときに、進化論に関わる記載ではなく、本文中の詩に関する言及の方が強く印象に残っていた本です。翻訳が『生物と無生物のあいだ』の福岡伸一というのもあって、文書が綺麗で読みやすい印章です
2018-04-14 19:35:17序文、『利己的な遺伝子』を読んで、古来から綿々と渡されてきた命のバトンが特に目的を持っていないことにショックを受けた人々の話
2018-04-14 19:41:03『確かにこの宇宙には究極的な意志や目的などなにもないだろう。しかし、一方、個人の人生における希望を宇宙の究極粋な運命に託している人間など、私たちのうちに一人として存在しないこともまた事実である』
2018-04-14 19:44:42タイトルの『虹の解体』はニュートンと同時代の詩人、ジョン・キーツの作品からの引用。数年前にキーツ詩集が岩波文庫から出てて、この本を思い出して購入したのを覚えています。まあ積んでるんですけど
2018-04-14 19:46:59プリズムで虹を分光したニュートンが虹の持つ風情を破壊し、ひいては人間が自然に対して持ちうる素朴な畏敬の念を破壊したというのがキーツの批判。そんなことないよ、というのがドーキンスの主張。そして『人間としてはニュートンよりキーツの方がずっと好感がもてる人間であった』謎のニュートンdis
2018-04-14 19:51:53本作中でしばしば出てくるセンス・オブ・ワンダーって言葉はカーソンの著作からだろうけど、科学が呼び起こす畏敬の念とカーソンってあんまり結びつかないなあ、とか思ってたら言葉自体はカーソンの本より前からあったものらしい
2018-04-14 20:03:52理論上はLEDディスプレイと同様の仕組みを持つイカの皮膚の上面で、チャップリンの映画を上映できるというジョーク。最近めまぐるしく色を変えるイカの動画を観た記憶があるから理解が早い
2018-04-14 20:23:39オジマンディウスとかカルデアとかギルガメッシュとか、最近よく耳にするホットな言葉たちが伝説からの引用の形で出てきたので、FGOプレイヤーにもお勧めです、『虹の解体』
2018-04-14 20:30:11というわけで第一章まで。自然の美しさやそれに対する畏敬の念は、その神秘がロジカルな方法で解明されたとしても価値を減らしたりなくなったりすることはない、というシンプルな主張のための助走。面白くなるのはここからなんだろうなと思いながら、今日はここまで
2018-04-14 20:42:18