編集部イチオシ

クロアチア紙:ハリルホジッチ緊急インタビュー 訳:長束恭行氏(@nagatsuka_hrv)

長束恭行氏(@nagatsuka_hrv)によるハリルホジッチインタビュー訳 ☆☆☆「東欧サッカークロニクル」(カンゼン社)5月11日に発売決定!!☆☆☆
61
長束恭行 @nagatsuka_hrv

フットボールチャンネルでロシアW杯に出場するクロアチア代表の現状について書いています。タイトルの誤植は私の文責ではありませんが…。 twitter.com/foot_ch/status…

2018-01-07 12:24:04
フットボールチャンネル⚽️ @foot_ch

「モドリッチ世代」で挑む最後のW杯。新指揮官により真価を遂げたクロアチア。【ロシアW杯出場全32チーム紹介】 footballchannel.jp/2018/01/07/pos… (文:長束恭行) pic.twitter.com/1VrwJv8GMw

2018-01-07 10:22:00
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ディナモ時代に解任論を張られたハリルホジッチは「記事にはラム肉とワイン(買収)の匂いがする」と揶揄しましたが、昨今の代表監督解任論に私は発酵臭どころか腐敗臭を感じてました。大舞台での番狂わせを得意とする彼のチーム作りに痛みを伴うのは百も承知で、真骨頂が見られるはこれからだったはず。

2018-04-09 10:45:43
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ディナモ時代のハリルホジッチは翌季のCLで勝てるチームを作るべく、選手やシステムを頻繁に入替えたのですが、低調な試合が続いたことや選手の監督批判が表沙汰になったのも今回と似ています。ディナモは翌季・翌々季のCLで12戦11敗し、ハリルホジッチの途中解任を後悔したことは伝えておきます。

2018-04-09 10:49:56
長束恭行 @nagatsuka_hrv

最近、好んで読むクロアチアの硬派系スポーツサイト"Telesport"にもハリルホジッチ解任のコラムが掲載されていて、ボスニア人ライターが現代サッカー界における監督の地位の低下、ハリルホジッチの軋轢の歴史に触れつつ、こんな感じで締めていたので紹介します。telesport.telegram.hr/kolumne/na-pos…

2018-04-11 11:46:33
長束恭行 @nagatsuka_hrv

「ハリルホジッチは今回、選手との戦いに敗れてしまった。選手達は偽りのイメージを好み、苦しむ者は少ないのが今の現実であり、ドレッシングルーム(選手側)のほうが強く、手を抜くことを決めたところでも驚きではない。不当、非論理的、思い上がり。しかし、それが現代のサッカー界だ。」(続く)

2018-04-11 11:47:44
長束恭行 @nagatsuka_hrv

(続き)「自分のスタイルを貫く指導者も、その現実と共に生きることを学ぶ必要かある。ハリルホジッチも学んできたことだが、彼は自分のスタイルを諦める人間ではない。結局のところ、そうやってきて良かったのだろう。彼が貫くか、それとも飛ばされるのか。」(以上、引用終わり)

2018-04-11 11:49:29
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ハリルホジッチのコミュニケーション不足の要因に「第一言語のセルビア語ではなくフランス語を望んだから」なんてトンデモ論調を見ますが、フランス語のみで監督キャリアを築いた人だけに、ディナモ・ザグレブで母国語のボスニア語を使う時には詰まる場面が多く、会見でも周囲のサポートが必要でした。

2018-04-11 15:59:28
長束恭行 @nagatsuka_hrv

先ほどのツイート、少し説明不足でしたが、セルビア語、ボスニア語、クロアチア語はほぼ同じ言語でして、例えていえば方言の違いみたいなものです。オシムやハリルホジッチはボスニア語になります。

2018-04-11 16:04:21

クロアチア紙「Sportske Novosti」:ハリルホジッチ緊急インタビュー

長束恭行 @nagatsuka_hrv

クロアチア紙「Sportske Novosti」にもハリルホジッチの緊急インタビューが掲載。「コートジボアールでは24試合目の最初の敗北で解雇されたが、それがアフリカだ。あちらは大統領が決めた政治的決定で、まだ楽に理解できる。だが、それが日本で、秩序ある組織された国で起きるとは本当にショックだ」

2018-04-14 20:40:20
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ハリルホジッチのクロアチア紙インタビュー続き。「まだ私は自分を取り戻すことができない。我々はW杯に行く準備をしていた。予選を一位で突破し、全てが普通の流れで来ていた。そしたら晴天の霹靂のように『解雇』だ。分からない、本当に説明できない」

2018-04-14 20:44:46
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ハリルホジッチ続き。「日本は経済的に世界で最も強い国の一つだ、安定した国としてサッカーに投資しなければならないと口酸っぱく言ってきた。多くのより貧しい国、小さな国が、ある点で日本より先を進んでいる。日本人の歩みが遅いので私は彼らにそれを注意してきた。育成の件からさらなることも…」

2018-04-14 20:54:31
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ハリルホジッチ続き。「その一方で、(日本では)勝ち続けること、W杯のグループ突破が期待されている。私は見てきたことを率直に話してきた。そのことがある者にとっては気に食わなかったのかもしれない。私は自分が思わないことを話すことなどできなかった」

2018-04-14 20:57:46
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ハリルホジッチ続き。「もちろんオファーはあるし、既に連絡もある。しかし、現時点は新たな仕事を考えていない。まずはしっかり休みたい。それから、どこで何をやるのか考えようと思う。ゆっくりと。まずは日本サッカー協会と全てを解決する必要がある。時間はある。こうなるとは予想してなかった」

2018-04-14 21:06:05
長束恭行 @nagatsuka_hrv

協会が解雇理由として「選手とのコミュニケーション不足」を挙げたことに対するハリルホジッチのコメント。「選手が何か不満に思っていたとは私は本当に感じていなかった。もしかしたら、起用されなかった選手は不満だったのかもしれないが、誰が知るというのか?」

2018-04-14 21:15:49
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ハリルホジッチ続き。「今の状況を最後まで解決しない限り、全てについて話したくない。もしかしたら近いうちに起きたこと全てについて新たな知見を得るかもしれない。時間が来たら全てについて話すつもりだ」

2018-04-14 21:17:33
長束恭行 @nagatsuka_hrv

私がツイートで訳したハリルホジッチのクロアチア紙インタビューについては、きっと日本のメディアも後追い報道されることでしょうからリンク先を置いておきますね。 sportske.jutarnji.hr/nogomet/bivsi-…

2018-04-14 21:23:51
長束恭行 @nagatsuka_hrv

ちなみにインタビューしたクロアチア人記者は、ハリルホジッチがディナモ監督を辞める直前、今の日本の一部記者や一部ライター、一部評論家のような論調の記事を書いてました。それで不和になることなく、その後も継続的に連絡を取り、今も話ができる関係を残しているのは素直に凄いなと思います。

2018-04-14 21:32:02

いつも現地からの情報をありがとうございます。
ツイートを使わせていただいたので、せめて・・・

長束恭行 @nagatsuka_hrv

ハリルホジッチの連続ツイートに乗じるわけではないのですが(汗)、計16ヶ国を取材して書いたサッカーレポートを一冊にまとめた「東欧サッカークロニクル」(カンゼン社)の発売が5月11日に決まりました。やっと校正が一段落したところです。書店で見かけたら、どうぞよろしくお願いします(ペコリ)。

2018-04-14 21:38:35

Amazonで購入できます。

追加

フットボールチャンネルでも翻訳されて記事になっています。訳が少し違いがありますね。。。

リンク Yahoo!ニュース ハリル氏「日本でこんなことが起こるのはショッキング」。東欧紙に語る(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース クロアチア紙『スポルツケ・ノヴォスティ』は、先日日本代表監督を解任されたヴァイッ - Yahoo!ニュース(フットボールチャンネル) 1