「否定し馬鹿にし嘲笑する」のはやめよう。(2018.4.19作成)

否定し馬鹿にし嘲笑する時、それは相手と同じレベルになっているという事
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asadori_Qly @AsadoriQ

認知プロセス(how)は、そのプロセスが何について(what)のものなのかがわからない限りそもそも計測の対象とならない。ある事象について、その存在を示した途端、認知プロセスに関する何とかがどうこう、という人がいる。あたかもそれを100年前から知っていたかのように。

2018-04-19 17:36:06
asadori_Qly @AsadoriQ

目は目では見えていない。でも指摘されたとたんあまりに当たり前だからとそれに驚く代わりに自明視し取るに足らぬと評価する人たちがいる。

2018-04-19 17:37:19
asadori_Qly @AsadoriQ

言葉をめぐる事象は高度に技術的なものでない限り一般にそのようなものとみなされる。教育学は、閉じた世界の中で所与の視点と問いを共有したものだけが存在すると見なしつつ、新たなものは言われてみると当たり前なので前から知っていた気になってそうしたものを見落としてきた。

2018-04-19 17:39:58
asadori_Qly @AsadoriQ

XX大学研究科紀要とか日本何とか学会論文誌が言語処理系のトップ会議やCogSciよりも妥当だと考えるのは、「ロマンチックイロニー」が科学技術に勝てると考えるのと同じように間違いではないかという程度の認識は、文系日本語アカデミズムに浸った人たちも持ってしかるべきだろう。

2018-04-19 17:43:06
asadori_Qly @AsadoriQ

安倍政権とともに世界から取り残されているのではないかという危惧は当然もって然るべきだろう。

2018-04-19 17:45:20
asadori_Qly @AsadoriQ

教育には絶対に暴力は介在してはならない。絶対に。

2018-04-19 17:46:15
asadori_Qly @AsadoriQ

一方、ときにリベラルを自称する「教育学者」が述べる「納得すれば受け入れれば」も「子どもの自らを育む力を信頼する」も、前者は論理的に、後者は実証的に、成り立たない。

2018-04-19 17:47:50
asadori_Qly @AsadoriQ

定義上、真に新しい(したがって既有の認識の基盤からは派生しない)ものは、納得の対象にそもそもならない。それを受け入れることで認識/納得の範囲が広がるかどうかという問題にしかならない。まったく新しいこれまでの味経験では評価できないような食物を食べずに評価することはできない。

2018-04-19 17:49:53
asadori_Qly @AsadoriQ

「自らを育む力」を信じるなら、犬に育ててもらってもよいのか、ネグレクトという概念がなぜ存在するのか。feral childrenは多くの場合、言葉をいわゆる「母語」レベルで身につけることができない。

2018-04-19 17:52:07
asadori_Qly @AsadoriQ

教育学は、これまでほとんどの場合、定常的な社会において規則の概念そのものを習得する基盤となる無条件での母語の基本の修得は前提とすることもなく前提としていた。その上で対象を扱っていた。

2018-04-19 17:54:10
asadori_Qly @AsadoriQ

その中で技術としての言語の領域が生活言語に加えてどのように存在するかの認定も、かなりの部分、そのものとしては現場の先生の実践にまかせ、一方では教科の副次的付随物として教科教育にまかせながら。

2018-04-19 17:56:01
asadori_Qly @AsadoriQ

そのような前提での問題設定で捉えられないものをおしなべて「トンデモ」というのは、とりわけときおりそのトンデモに対して投げかけられるそれなりに内実を伴った批判がすでに当然トンデモ側で考えられていることを見ると、単に認識の貧困に過ぎない。

2018-04-19 17:58:08
asadori_Qly @AsadoriQ

閉塞した権威主義の貧しい認識と内輪のノリにより「トンデモ」と決めつけられた理論なり認識が科学的なブレークスルーであったことが歴史的に少なからずあったことは科学史を少しやればわかる。

2018-04-19 18:00:30
asadori_Qly @AsadoriQ

もう少しささやかに「トンデモ」がそれぞれの業界の国際的なトップ会議に採択され、トンデモと言う側が日本の何とか学会誌とか何とか大学何とか紀要とかを根城にしているなら新たな時代を待つまでもない。

2018-04-19 18:02:19
asadori_Qly @AsadoriQ

ACL(特にこのところ自分の関心からはずれているので好きではない)やCOLING、IJCAIやCogSciが日本何とか学会誌や何とか紀要よりも総体としてきちんと考え詳細に研究したものを載せているという事実は残念ながら否定しようがない。

2018-04-19 18:05:37
asadori_Qly @AsadoriQ

それは自分が主著と見なすものがACLに出した論文ではなく日本何とか学会誌に掲載されたものである場合があることと矛盾しない。

2018-04-19 18:07:12
asadori_Qly @AsadoriQ

で、言語操作のそれなりのクラスを扱えていないではないかと指摘されるとそれは高度に技術的だからとか言って考慮の範囲から除外する。しばしば、緩く考えられることだけを考えて「ね、わかるでしょ」ともたれたっていたことを露呈してしまっただけではないかという謙虚さも危機感もなく。

2018-04-19 18:11:18
asadori_Qly @AsadoriQ

で、あなた達はそれについて、何をした? せめて、もしかするとそこには何か貴重なものがあるのではないか、という程度の謙虚さは持とう。そうでない振舞いは、財務次官の振舞い及び財務省の対応と構造的に似る。

2018-04-19 18:15:11
asadori_Qly @AsadoriQ

さらには、原発事故後「春雨」とか「メルトダウンじゃないだす」と言ったり「冷静に」と声明を出した自称「専門家」に似る。

2018-04-19 18:24:03
asadori_Qly @AsadoriQ

違いは、この場合の「財務次官」や「財務省」側は相手にされていないこと。相手にする意味も(本来は)ないのだから。 以上、主に大学関係者・研究者を想定したツイート。 多少腹が立ったので、あざとい権威の系列も使った。

2018-04-19 18:26:26

asadori_Qly @AsadoriQ

原発事故直後を思い起こそう。「メルトダウンじゃないだす」とか「春雨じゃ濡れてまいろう」とか「チェーンメールでデマ拡散」とか真にトンデモを言っていた「専門家」や「科学者」たちが、科学的に適切な認識と社会的に適切な対応をした人たちを「トンデモ」と言って嘲笑していたことを。

2018-04-19 18:34:29
asadori_Qly @AsadoriQ

さらに思い出そう。水俣でも土呂区でも、後に真実だとわかることを指摘した人たちが、否定され馬鹿にされときに嘲笑されたことを。

2018-04-19 18:36:45
asadori_Qly @AsadoriQ

否定し馬鹿にし嘲笑する側に回ったのがしばしば「専門的」な人たちだったのは、そうした「専門的」な人たちは、自分たちが間違っていると知りながら嘘をついたわけでは必ずしもない。むしろ自分たちは正しい、無知なトンデモを教化しなくてはと思っていたことが少なくない。

2018-04-19 18:39:37
asadori_Qly @AsadoriQ

自分たちは「リベラル」で業界(滅びつつある!)の権威だから外から来たものはトンデモだというのは、「リベラル」という思い込みを除けば、同じ構造だ。

2018-04-19 18:41:13