【R-18】ふぁぼった分だけ媚薬レベルが上がる咲マリ
- haccccchi18
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レベル0: 魔理沙「じゃあ、乾杯」 咲夜「乾杯」 魔理沙「……なんか、久しぶりだよな、こういう時間」 咲夜「そうね、ふたりきり。ちょっと嬉しい。お酒も持ってきてくれたし」 魔理沙「うん……。…………。あ、ごめん。……やっぱ、待って」 咲夜「?」 グラスを口に運ぼうとした咲夜が止める。
2017-11-19 02:18:47レベル0: 魔理沙「……ごめん。……酒って、嘘なんだ、それ。もっともらしく酒壜に入れてきたけど、酒じゃない。……その……ほんとのこと言うと……薬」 咲夜「毒?」 魔理「ち、ちがう! そういうんじゃなくて……そういう害があるわけじゃないんだ。その……なんていうか………………媚薬」
2017-11-19 02:22:29レベル0: 咲夜「媚薬」 魔理沙「……うう、ごめん。研究の合間にというか……最初はお遊びのつもりだったんだ。材料も運が良くないと手に入らないものが殆どで。……けど最高にタイミングよく、全部揃ったから。やってみるかって。……結果としてはそれで結構、うまく出来てしまった」 咲夜「うん」
2017-11-19 02:27:41レベル0: 魔理沙「自分で飲んでみた感じ、体調に害はなかった。元々害があるような材料じゃないからな。味も結構悪くなかったし、酒って言っても信じてもらえそうだったから……ちょっと、……その……咲夜と飲んでみようなんて、……あー……思って」 咲夜「うん」
2017-11-19 02:30:33レベル0: 魔理沙「……うー……だから、その……ごめん、でもやっぱこういうの良くない。薬勝手に飲ませるとか……」 咲夜「(グイー)」 魔理沙「ん゙んんんんんん!?」 レベル1: 咲夜「じゃあ、申告したから勝手じゃないわね」 ぺろりと口唇を舐める咲夜さん。 咲「ほら、魔理沙も飲んで」
2017-11-19 02:35:08レベル2: 魔理沙「……おま、……え……ええええ……(飲まされた)」 咲夜「ほんと、けっこう美味しいわ。甘めのカクテルみたい」 魔理「……? ……前と味が違うな……」 咲「前は?」 魔理「グレープフルーツみたいな味だった。今日は、んん……オレンジ、かな」 咲「あら、私とも味が違うのね」
2017-11-19 12:59:15レベル3: 魔理沙「お前のは?」 咲夜「ストロベリー? 柑橘系ではないわね」 魔理「うううん……なんでだろう? しっかり密閉してあったし、そこまで時間もたってない筈なんだけど」 咲「じゃあ大丈夫なんじゃない? きっと飲むたびに変わるのよ。いかにも魔法使いのオクスリという感じで素敵ね」
2017-11-19 13:02:08レベル4: 魔理「うーん、確かに味に関する記述はなかった……ていうか、魔法薬ってみんなそうなんだよな。どんな効果かは書いてあるんだけど、どんな味かは書いてない。実際に作ってみたら飲めないほど不味いなんてしょっちゅうだ」 咲「ふうん」 魔理「味のいいものから作っていきたいんだけど」
2017-11-19 13:05:01レベル5: 咲夜「ふふっ、おかしいわ、それ。お菓子のレシピじゃないんだから」 魔理沙「いやいや、大事だろ? いくら効果があっても摂取できないんじゃ意味ないからな。そういうのが種族魔法使いの文献は配慮に欠けるんだよなあ」 咲「ねえ、因みに魔理沙が試しに飲んでみたときはどうなったの?」
2017-11-19 13:06:50レベル6: 魔理「えっと……うん、まあちょっとドキドキして、身体ぽかぽかして、しばらくぼんやり咲夜のこと考えてぽーっとして……数刻何にも手につかなくなったかな」 咲「ふうん……じゃあそんなに強い効果じゃないのね」 魔理「うん。そんなに前後不覚になる位やばいやつだったら持ってこない」
2017-11-19 13:10:49レベル7: 魔理沙「というか本当に毒だったらどうするんだよ……なんで飲んだんだよ」 咲夜「毒でも飲んだわよ。魔理沙が出すならね」 さらりと言って笑う咲夜さん。 咲「私の為に魔理沙が何かをしてくれるってことが、嬉しいんだもの」 魔理「……んん。……いや、毒なんて出さないけど……んんん」
2017-11-19 13:14:29レベル8: 魔理沙「なんか……んんん。……お前、かわいい」 咲夜「ふふふっ。薬がきいてきた?」 素直な魔理沙がくすぐったくて笑う咲夜さん。 魔理「うーん、ちょっと効いてるのかな……? どうだろ」 咲「ねえ、魔理沙。ちょっとこっちにきて」 魔理「ん?」 手招きする咲夜さん。近づく魔理沙。
2017-11-19 13:18:15レベル9: 咲夜「さっき、そんなに強くないって言ったじゃない?」 魔理沙「ん? うん」 坐っている咲夜さん。その傍に立ってる魔理沙。 咲「……ちょっと手、いい?」 魔理「ん、……」 咲夜さんが差し出す手を自然に取る魔理沙。咲夜さんが椅子から立ち上がろうとして、 魔理「……わっ!?」
2017-11-19 13:23:26レベル10: かくんと膝から力が抜けるように魔理沙の身体に倒れる咲夜さん。慌てて抱きしめるように支える魔理沙。 魔理沙「!? なん……っ、大丈夫か」 魔理沙の胸に面をすり寄せて、微笑む咲夜さん。 咲夜「……ごめん、私、効きすぎて、もう立てない……みたい」 魔理「えっ……! 嘘」
2017-11-19 13:26:48レベル11: 咲夜「……飲んだ、瞬間から、結構くらくらきてたんだけど……」 魔理沙「おま、……早く言えよそういうの! ちょっ、水、水……とりあえず希釈して……」 咲「体質上、普通の人より、あまり毒は、効かないと思うんだけど……過信したわね」 魔理「顔に出せっつーの!」 咲「能面なの」
2017-11-19 13:30:48レベル12: 魔理沙に抱きとめられてからもあまり表情は変わらず、顔色も平常通りの咲夜さん。こういうところまで自分でコントロールしてしまえる術を持っているのだろうか。まるで手負いを隠す獣だ。 魔理「……バカ。とりあえず無理に立つな、ここに坐って……」 魔理沙が椅子に坐らせようとする。
2017-11-19 13:34:50レベル13: 咲夜がその首にぶら下がるように回した腕の力をぎゅっと強める。 咲夜「んーん……そうじゃなく、て……折角、立てないくらい、昂奮してるんだから……このまま、くっつきたいの」 魔理沙「お、おい……」 咲「害は、……無いって、言い切れるんでしょう? なら、大丈夫。……それより」
2017-11-19 13:37:49レベル14: 身体を支えきれなかった魔理沙が前かがみになって、咲夜がすとんと椅子に坐る。 それでも腕はほどかずに、魔理沙の耳にそっと耳打ちをする。 咲夜「……もっと、気持ちのいいことをして、ほしいの」 囁く声音はいつもの無邪気な挑発だけれど、わずかな余裕のなさも混じって少し痛ましい。
2017-11-19 13:42:10レベル15: 魔理「待、……ばか……私だって、ちょっと……効いてるのに」 そんな風に煽られたら。背筋から首筋までざわざわと毛羽立つような快楽が走り、息を詰める魔理沙 咲「じゃあ、いい、でしょう? して。お願い、まりさ。……このままだと、ちょっと、つらい、……から」 小さく囁く咲夜さん
2017-11-19 13:50:01レベル16: 咲夜の頬に手を添えながら、面を近づけて間近でじいっと覗き込む魔理沙 魔理「……鈍くて気付かないから。気分悪くなったら、言えよ」 咲「まりさは、にぶく、ないわ」 私が、隠すのが巧いの。 薄く笑顔を作る表情から、そんな声が聞こえる気がする。 そっと目蓋を閉じて、キスをする。
2017-11-19 23:20:30レベル17: 口唇を触れ合わせて、感触を確かめるようなキスだ。既に感覚を高めている咲夜にとってはもどかしいけれど、それでもこれがいつもの魔理沙のキスだから、馴染んだ感覚に、どうしようもなく身体はほどけて、安心してしまう。ああ、自分はこれが欲しいのだと、隅々まで充たされる感覚だ。
2017-11-19 23:27:28レベル18: 自分も薬が効いていて、煽られるのがまずいと言っていたのに、気息と体温をしみじみと合わせるようなキスは爪の先ほども変わらない。一日の時計を合わせているような、そんな気持ちになる。ためらいがちに漏れ出る吐息の、気遣うような温かさが快い。これは、幸せというものだろうか。
2017-11-26 23:17:22レベル19: 身体はそれどころではないのに、反面、同じ身体がもっとこれを欲しがってやまない。矛盾した気持ちが摩擦で焦れて渦巻いて、全てが吐息となって身体から出てゆくのを、魔理沙がまたついばむように食み、宥めるように繰り返し優しく吸い上げる。温かな浅瀬の波に身を委ねているようだ
2017-11-26 23:25:14レベル20: 時折苦し気な吐息がわずかに零れるのが耳に届く。ああ、きっと互いに苦しい筈なのに。 知らず、縋るような腕の力が弛んでは、また切ないような焦れを思い出して指先に尖った力を込める。 ふ、と息をつくタイミングで口唇が離れて、どちらともなく間近から相手を見つめ合った。
2017-11-26 23:30:42