お寺の回廊

お寺は御本尊のまわりを巡ってお参りするものだったという話をききました。お寺の回廊は最初はご本堂の周りをめぐるものだったかもと。
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広岡 祐 @yu_speedbird

何度もご紹介している写真で恐縮です。大仏さまには悪いが、この寺のもっとも美しい場所はここ。この曲線なんです。もうね、訪問するたびに溜息が出ます。 pic.twitter.com/qW17fKYuD5

2018-04-22 08:35:02
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onkapi @onkapi

私などは子供の頃からお寺の回廊は本堂につながっているイメージをする。 でも仏教や建築のことを教わってくると、回廊はもともと本堂を囲むものだったよう。 仏教では御本尊のまわりを巡ることがお参りのようだから。

2018-04-22 09:06:19
onkapi @onkapi

御本尊のまわりを巡る。雨の時、回廊はとても役にたつ。天気にかかわらず回廊をつかって御本尊のまわりを巡る。 この順番で回廊はきちんとつくられていくようになったんじゃないか。

2018-04-22 09:08:20
onkapi @onkapi

いまでも東南アジアのお寺の御本尊のまわりには、露天の、巡る道ができてたりする。 わたしのおじぃちゃんを見送る時、近所のおばさんがたが集まって、でっかい数珠のようなものをもってなにかとなえながらぐるぐるまわしてくれた。身内の人はこれまであまりやらなかったともいっていたけども、

2018-04-22 09:11:57
onkapi @onkapi

これにも、御本尊のまわりを巡るという意味があるように思い出す。 でも、日本ではその風習はなくなっていったんだと思う。本堂の正面でお参りして帰るようになった。 回廊は本堂を巡る道ではなく、塀のような意味が中心になった。本堂にお坊さまが入場する道のような意味になった。

2018-04-22 09:15:55
onkapi @onkapi

そして、先の東大寺のような美しい曲線をもつ回廊もできた。 回廊といっても、行き止まりになっているような回廊もよくみられる。

2018-04-22 09:17:35
onkapi @onkapi

奈良の法隆寺の回廊も本堂につながるものだし、途中に鐘楼があって通りぬけられなかったりする。 のちのちの改造なのかもしれないけども、古い時代から日本では御本尊のまわりを巡るというかたちがなくなってた。

2018-04-22 09:20:06
onkapi @onkapi

ただ法隆寺はその回廊が接続する中門の真ん中に柱があって、入り口としては不思議とよくいわれたのだけど、ある本に、それは本堂のまわりをめぐっていた名残と。 本堂の周り方は右まわりか左まわりかわかってないのだけど、その真ん中の柱の脇どちらかが入り口でどちらかが出口。

2018-04-22 09:24:17
onkapi @onkapi

日本では神道のお参りのしかたから、けっこうはじめから仏教でも本堂のまわりを巡るというかたちが、ぽっとなくなってしまってたかも。

2018-04-22 09:50:33
onkapi @onkapi

日本での、”巡るかたち”はのこってないわけではなさそう。 奈良の大仏さんのまわりをめぐるのは一般的だとおもう。鎌倉の大仏さんを巡るというのは基本的にないかな。 鎌倉の長谷寺の展望食堂の前にぐるっと巡らせるお堂があった。 横浜中華街のお寺は巡れるかんじは微妙かな。 ちょと経験少なし。

2018-04-22 09:55:58
onkapi @onkapi

そうだなあ、やっぱり背面に回るというのは、ちょっと失礼な感覚があるかな、私にも。

2018-04-22 09:57:42