・真相『愚帝ラインハルト』と『賢帝フリードリヒ4世』説!!!!! 清く正しいカフェインの友、カール・ローが旧社会秩序維持局の内部資料と共にお届けいたします(`・ω・´) 銀河の妄想が、今晩も。
2018-04-27 01:32:07宇宙暦796年(帝国暦487)、アスターテ星域にて名将パエッタの餌食となる運命を辛くも逃れたラインハルト提督。 運と同盟艦本の無能さに救われた彼は、後に簒奪を行いローエングラム朝を樹立する叛骨の輩でした。なんと、彼の『功績』とされるものの大半は……フリードリヒ4世の功績でした!
2018-04-27 01:35:27活発的なラインハルト(獅子)と比し、フリードリヒ4世は凡庸な暗君呼ばわりされる不運な賢帝でした。 しかし、真実を少し見つめるべきでしょう。 『君臨すれども統治せず』。 責任内閣制・立憲君主制への偉大な一歩は、フリードリヒ4世の知世において広く基盤が整備されていたのです。
2018-04-27 01:38:44フリードリヒ4世の統治は30年を超えました。この間、一貫して皇帝は『統治者』としてはなく『君臨者』として存在し続けています。 これが何を意味するのか? 答えは単純です。議会なき銀河帝国においてすら、自律的官僚制と疑似内閣制の確立を統治機構が余儀なくされていたことにほかなりません!
2018-04-27 01:41:1030年の安定。このことを、往々にして無責任な部外者は『停滞』と表現しがちです。しかし、30年という世代交代に十分な年月の間、フリードリヒ4世は存在し続けました。 時間の貢献を軽視すべきではありません。ローエングラム朝の主要人物は、ほぼ全員がこの30年の時代に用意されているのです!
2018-04-27 01:43:01ハッキリと言うのであれば、フリードリヒ4世はただ存在するだけでよかったのです。賢帝たる皇帝陛下はこのことをご存知でした。 皇帝陛下の慧眼は『自由惑星同盟』と称する叛徒共に対する施策に現れています。端的に言えば、舐めプ。なぜか? 答えは簡単です。『国力の涵養』にほかなりません!
2018-04-27 01:46:13730年マフィアに軍務省が大泣きするほど叩かれたとて、皇帝陛下が即位した時分には回復は劇的に進んでいたでしょう。 簒奪王朝、ローエングラム朝があっけなく自由惑星同盟を圧倒できたことをも考慮すれば……帝国の国力は圧倒的優位を確立し得ていたのです。 誰の治世か? 賢帝その人です!
2018-04-27 01:48:02しかるに、多くの方は疑問に思われるでしょう。自由惑星同盟と称する敵と対峙し、如何にして皇帝陛下は社会の安定を保ち、しかも未来への種を蒔いたのか、と。 社会秩序維持局が格別に有能であったという話もないことを踏まえれば、これは、大きな謎に思えるかもしれません。 真実は、逆なのです。
2018-04-27 01:49:18賢帝フリードリヒ4世陛下にとって、社会秩序維持局は『程々に無能』であり、多くの『反体制派』が『自由惑星同盟という流刑地』へ『勝手に亡命』させる触媒でありさえすればよかったのです。 これは、東西ドイツ関係にも似ていますが、帝国‐同盟では帝国の国力が圧倒していることにご注意ください。
2018-04-27 01:51:22革命家を、革命の対象地域から遮断する。いうなれば、レーニンの逆です。 帝政ロシアの外にいるレーニンは煩い程度でしたが、レーニンが封印列車で戻ってくるなりロシア内部で大暴れ。 とどのつまり、行動的な反帝国主義者を誘引する『誘蛾灯』として自由惑星同盟は最適だったのです。
2018-04-27 01:52:31地球教の暗躍などという事実で、フェザーンの成立を語る方々は往々にして『バックドア‐叛徒輸送用ルートとしての窓口』として帝国の高等謀略戦略をまるで見過ごしているとしか思えません。 帝国は、反体制派を体制外に平和裏に『排出』する安全装置を確立するに至っていたのです!
2018-04-27 01:53:49これらを踏まえるならば、フリードリヒ4世の治世は『反体制派』を『出国』させ、『君臨すれども統治せず』を完遂することで『改革派官僚台頭の素地』を形成しつつ、『民力涵養』という難題を達成し、更にコストを強要する長期戦略により自由惑星同盟の不安定化まで図っていました。正に賢帝(`・ω・´)
2018-04-27 01:56:47ラインハルトは、ただ、果実をむしり取ったにすぎません。それも、拙速に。 故に、彼の治世は不安定なものでした。 植樹したフリードリヒ4世その人がみれば、あまりの無様さに天を仰いだことでしょう。 これが、歴史の真実なのです(`・ω・´) カール・ロー 『名将パエッタから逃げのびた皇帝伝』
2018-04-27 01:58:01妄想が捗った(`・ω・´) やはり、皇帝ラインハルトは雑な収穫者。バラを丁寧に手入れできる皇帝フリードリヒ4世の賢明な戦略・長期思考を見習ってどうぞ。
2018-04-27 01:59:28RT言及:カルロ・ゼンさんのこの指摘は、架空戦記ファン的にまことにごもっともであります。ラインハルトが台頭するや、あっという間に帝国が同盟を圧倒した背景には、帝国と同盟の国力がフェザーンの国力比較数値以上に、開いていたと考えるのが妥当であります。
2018-04-28 00:30:17SFゲーム『Stellaris』的に言えば、門閥貴族などの所領は、AIが管理している管区・属州みたいなもので、統治には無駄が多いが、エネルギーもミネラルも山ほど蓄えておったのです。ラインハルトが影響力使ってそいつを吸い上げて艦隊に回したわけですよ。そら強い。
2018-04-28 00:40:43銀英伝の自由惑星同盟、社会をギリギリの人間で回してる感はあって、コストをカットすることが正義になっているから、新しい事はできない、トラブルに弱い、という。建国初期がむっちゃ放漫な拡大主義でガバガバだった反動もあるのかもしれず。長征一万光年直後は産めよ増やせよだったはずだし。
2018-04-28 17:32:43この方針転換の一因に、フリードリヒ4世統治の30年間に、帝国からわんさか人が亡命してきたことで社会保障費が膨れ上がったせいではないかというイフを考えてみるのも面白いかもしれません。亡命者によって財政が悪化し、戦争で破綻したのかも。
2018-04-28 17:38:37それなりに教養人ぽかったから「権力」を使うと歴代皇帝の何人かみたいに殺されちゃう…と知ってたんでないかなー…と思い込んでいるw twitter.com/boreford/statu…
2018-04-28 00:42:02立憲政治だの、高祖からの伝統だの、元老だの、諸々がんじがらめに縛ってたはずの先帝でさえ「若気の至り」というものがあるわけで、女好き、酒好きの節制なしがそこまでできるのは、大したものだと思うのですよ。 twitter.com/robo7c7c_2/sta…
2018-04-28 00:45:14「女好き、酒好きの節制なし」だから、なおさら命が惜しい小心者だったのではないかと… …と、ここまで書いて原作版を、すっかり忘却していて旧作アニメの印象でしか語っていない自分に気が付いた。ゴミンw twitter.com/boreford/statu…
2018-04-28 00:50:20あれだけ貴族のいさかいはげしい銀河帝国で「30年君臨しておいて何もしない」って常人には不可能としか思えないし、ブラウンシュバイクとリッテンハイムに娘を送り込むくらいの(あるいは、送り込むことを決める知恵を持った家臣を)度量を持っていたんですよ。
2018-04-28 00:25:00