大宮vs東京V 対541対策を罠に嵌める東京Vの可変守備

ロティーナ監督、アレコレ引き出し多いっすね…流石は守備の人
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@GP_02A

大宮vs東京Vより、東京Vの可変守備について説明。この試合の大宮は442。東京Vは攻撃時343⇔守備時541のシステムが基本となっていた。まず頭に入れて欲しい事として、541で守る相手へのセオリーとして『1トップ脇のスペースを専有して攻撃する』というものがある

2018-04-29 21:29:40
@GP_02A

9人で後方を固めて守る相手をどう崩していくか。答えは「スペースのある所から攻める」のだ。ボールを保持して1トップ脇のスペースへ侵入していく事で、相手DHを引き出し、中盤にスペースを創出。更に引き出したDHの裏に受け手をポジショニングさせる等で攻略を狙うというセオリーがある

2018-04-29 21:29:46
@GP_02A

しかし、百戦錬磨のロティーナ監督はその事は百も承知。そこで、守備時541と見せかけて罠を張り、巧みに『システムを可変させる』ことで541攻略のセオリーの逆を突こうとしたのである

2018-04-29 21:29:56
@GP_02A

541の東京Vに対して、1トップ脇のスペースを有効に使うために、DH三門が左SB河面と左CB河本の間に降りて3バックビルドアップを試みる大宮。こうする事で、三門と菊池が1トップ脇のスペースに持ち上がり、ハーフスペースの入り口から攻撃を仕掛ける事ができる pic.twitter.com/OzQWUtEkFt

2018-04-29 21:30:25
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@GP_02A

しかし、東京Vは左SH渡辺皓太には特殊なタスクが与えられていた。それは『大宮が大宮陣内でビルドアップをしている時は内側に絞って442のFWの片割れのようにポジショニングし、ハーフスペースのケアをしつつ中央で孤立している大山のケアをする』事である

2018-04-29 21:30:30
@GP_02A

これにより、菊池の持ち上がりを阻むと共に、三門がDFラインに降りた事で中央で孤立している大山の所でボール奪取し、ショートカウンターを仕掛けようという狙いである。なお、渡辺皓太が内側に絞ると同時に左WB奈良輪が1列上がり、中盤のラインに入って442を形成する約束となっている pic.twitter.com/UaMyyS6GpF

2018-04-29 21:31:00
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@GP_02A

大宮がDFラインでボールを動かし、菊池にボールが渡った瞬間、酒井へのケアをせずにハーフスペースに留まる渡辺皓太。その動きにシンクロして奈良輪が1列上がり、442に変化。内側にカットインした嶋田の所で渡辺皓太が狩れていればショートカウンターのチャンスだった pic.twitter.com/2tk2Gj4OHs

2018-04-29 21:32:11
@GP_02A

大宮がボールを奪取し、素早いネガトラでカウンターを許さなかった東京V。ボールが大宮陣内にあるので渡辺皓太は左SHの位置には戻らずにハーフスペースをケア。その渡辺皓太のパスカットからショートカウンター発動。林の落としを井上潮音がミドル pic.twitter.com/QmXlFlTxGA

2018-04-29 21:34:29
@GP_02A

やはりボールが大宮陣内にあるので奈良輪が1列上がり、渡辺皓太がハーフスペースに位置して442。大山へのパスを読んだところまでは良かったが、ターンされて突破されてしまう。ここで井上潮音と挟んで奪えていれば4対3のショートカウンターのチャンスだった pic.twitter.com/kPFNyv1ReN

2018-04-29 21:36:23
@GP_02A

見て解る通り、明らかに541の左SHのプレーではない。541攻略の対策を練った相手の更に上を行こうと罠を張る辺りロティーナ監督流石だなと。更にカウンター時はドウグラスが酒井が上がった裏に流れる約束事になっているので、渡辺皓太が奪えればドウグラス&渡辺と菊池で2対1が作れる計算

2018-04-29 21:38:12
@GP_02A

縦視点から見る東京Vの守備時541~442変換における渡辺皓太のタスク。ボールが大宮陣内にある時は内側に移動してハーフスペース&大山のケア。ボールが東京V陣内に入ってきた所で541の左SHへと戻っている事が理解できると思う pic.twitter.com/ofoou48dzG

2018-04-30 19:48:10
ふかば @VCB_25

4-4-2最前線化から5-4-1のサイドハーフ移動は一見すると大変そうにみえてこの動画みるとこちらの右に展開されたら中盤も右に横圧縮してるから結局縦移動で済むという。同サイドに展開されれば当然追いかけるだけだし、複雑さが本当にない。

2018-04-30 20:13:39
@GP_02A

東京Vの攻撃の仕組みについてはナクスタ2階ゴール裏から縦視点で撮った絶対解りやすい動画があるので、それはまた後日に。まだ解説書いてない←

2018-04-29 21:39:37
ふかば @VCB_25

渡辺皓太の4-1-2-2-1時のプレス時最前線化とサイドを1人でカバーできる走力がある安西を用いた(今年は奈良輪)4バック⇔5バック可変システム、2つの昨シーズン後半戦の戦い方をMIXしてやがる……ロの爺様すげぇわ……

2018-04-29 21:40:19
ふかば @VCB_25

これで両ウイングバックのどちらかを削って4-1-2-2-1に回帰したとしても「こういう風に守ります」は全然変わらんしなぁ。この時の奈良輪の動きを理解しろ!でほかの選手には説明できるし。

2018-04-29 21:42:59
ふかば @VCB_25

このまま可変式にするとしても澤井や菅嶋にしてオフェンシヴにするという案も検討はできるか。まだこっから次も全然用意できてる。うーん、ちょっとロティーナ舐めてましたわ……

2018-04-29 21:46:18
@GP_02A

何故渡辺皓太を前に出す形にしたかっていうと、恐らく『今季スタメンで主に使われている大宮のCBは右利きしか居ない』から。右利きしか居ないから、ビルドアップは右に偏る。つまり持ち上がるのは主に菊池の仕事。だからその前に渡辺皓太を置いた。とてもロジカル…

2018-04-29 21:49:32