元来の意味でのキュレーションの力を見せる横浜美術館『ヌード NUDE』展
横浜美術館のヌード展、今年最高であるばかりでなくここ数年で最高の美術展じゃないでしょうか…キュレーションによって見慣れた名画に新たな命が宿り、あまり有名でないアーティストの作品は確かな意味を持って立ち現れる…これぞ美術展の意義! というのを存分に見せてもらいました pic.twitter.com/4CDb6cYhGg
2018-04-29 18:16:26横浜美術館のヌード展、ロダンくらいしか来てるの知らなかったけど大好きなトレイシー・エミン、シンディ・シャーマン、フィオナ・バナーもあるし、ルシアン・フロイドの一番有名な絵画も、ルイーズ・ブルジョワやホックニーのドローイングも、マティスもピカソもルノアールもドガもボナールもある
2018-04-30 11:40:36美術展のキュレーションについて年がら年中考えてるけど、ヌード展の完璧なキュレーションには「これが世界か…」と痛感させられましたね…いやほんとこのレベルの美術展が日本で見られるの奇跡だし、逆にこのレベルの美術展が日常的に観られる欧米とはそりゃ差がついていくわ…
2018-04-30 11:43:40いやほんと、横浜美術館のヌード展、テートすげえぇ…黙ってコレクション並べるだけでもすごい展覧会にできるのに、それをあのクオリティのキュレーションで見せてくるのすげぇ…ってなるから見に行った方が良いよ。日本でありがちな〇〇美術館展とは格が違う zaikabou.hatenablog.com/entry/20180428…
2018-04-30 17:24:43:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
横浜美術館『ヌード NUDE ー 英国テート・コレクションより』ロダンの接吻ばかり話題になりがちだが(実際良いのだが)、テートがしっかり企画した展覧会、さすがテート、ヌードを描く・撮る・形造ることの今日の政治的、ジェンダー的視線までしっかり目が届いている、骨太でとても面白い展覧会だった pic.twitter.com/PZbgUYwvzv
2018-04-29 08:56:44序盤はラファエロ前派が描くヌード、ドガやマティスが描くヌードなど、歴史画宗教画としてはじめて描く事が許されたヌードから、モデルと画家の親密な空気まで表現されたヌード、ヌードそのものの表現方法…など、葛藤を伴いながらヌードがプライベートに描けるようになる過程。美麗な作品がたくさん
2018-04-29 09:01:30ロダン「接吻」は撮影自由で勿論良いのだが、この部屋、周囲をしっかり見て欲しい。ホックニーの男性同士の親密な関係を描いたスケッチ、ターナーのエロティックなスケッチ、ピカソの春画と見紛うエッチングなど、思わず見入ってしまう作品の数々。この部屋は(性的にではなく)相当 興奮させられる pic.twitter.com/GsfBNpY1rs
2018-04-29 09:05:36シュルレアリスムのヌード表現では、デルヴォーの作品がモチーフは何時ものデルヴォーなんだけどテートはさすが良いもの持ってる…となり、続く部屋では、特別出品として近美と富山のベーコンがどかっと並んでいて眼福。テートから持ってきたベーコンのスケッチが添えられているところも贅沢なのだ
2018-04-29 09:08:48終盤は、ヌードを描く画家や撮る写真家とモデルの権力関係に自覚的、批判する作品群も並び、ヌードを描くことの政治性、ジェンダー的意味にも切り込んでいく。描く理由が必要だったヌードがヌードそのものとして描けるようになり、そしてヌードを描くことが帯びる意味を常に意識する時代へ。良い展覧会
2018-04-29 09:12:13はてなブログに投稿しました #はてなブログ 横浜美術館『ヌード NUDE』展は、テートならではの骨太の展覧会。そして夜は『南粤美食』 - 日毎に敵と懶惰に戦う zaikabou.hatenablog.com/entry/20180428…
2018-04-30 06:36:39