中学英語のアイドル教師エレン・ベーカーが語る「ジャック&ベティ語」の恐怖

0
uroak_miku @Uroak_Miku

AI翻訳をネタにしての英語学習書はいけるのではないか。何か英訳させたものを和訳させて原文と突き合せてウケて、どうしてこうなってしまうのかを考えさせて、正解を人間が探っていく、そういう内容。

2018-05-05 01:32:31
uroak_miku @Uroak_Miku

今試しに「先生、これを落としましたよ」をAI英訳→AI和訳させたら「私の先生がこれを落とした」と返ってきた。ちなみに英訳は「My teacher dropped this.」で、今の和訳を改めてAI英訳させてみたらまたこの英文になった。ということは

2018-05-05 01:36:31
uroak_miku @Uroak_Miku

AI翻訳は、ある段階で安定するわけです、おそらく。和訳⇌英訳のピンポンをやらせると、やがて同じ和文と英文のリピートになる。千日手。

2018-05-05 01:37:54
uroak_miku @Uroak_Miku

「元旦には、友人と一緒に初詣に行きました」を英訳⇌和訳ピンポンさせてみたら「新年には、新年の友人と買い物をしました」("In the New Year, I shopped with a friend of New Year.")で千日手に。 pic.twitter.com/mTGO1K6A69

2018-05-05 01:43:24
拡大
uroak_miku @Uroak_Miku

"We enjoyed New Year's visit to a shrine."(私たちは新年の神社詣でを楽しんだ)は機械翻訳では出力できない。

2018-05-05 01:51:08
uroak_miku @Uroak_Miku

『レッツ・ラーン・イングリッシュ』や『ジャック&ベティ』の開発者たちは国語の危機には距離を置いた様子。意識しなかったのではなく意識外だったか。「~できる」の用法が七つもあると判明するのは戦後もっと後だし「can=できる」で教材用英文をこしらえたのも同情はできる。

2018-05-05 10:24:06
uroak_miku @Uroak_Miku

仮眠から目を覚まして「まさか私、おならしてましたか?」と英語でいうには "Can't it be...I farted?" がいいかな。この文での「can」は「~できる」の七用法のどれとも違うわけです。「そんなのもあり」くらいのニュアンス。その否定形だから「そういうのはちょっとよくないですよね」かな。

2018-05-05 10:27:10
uroak_miku @Uroak_Miku

「can」にはいろんな用法があるし、「できる」にもいろんな用法があって、一致するものもあればそうでないものもある。東京と大阪は四方八方に鉄道や高速道路を伸ばしていて、相互リンクしている路線(東海道新幹線や東名~名神高速など)もむろんあるけれど大半はそうでないように。

2018-05-05 10:29:53
uroak_miku @Uroak_Miku

「私は柔道部に入っています」を英語で言わせる授業(辞書検索OKとして)で「I am entering judo club.」と回答する生徒に苦笑いするミズ・ベーカー。「~ている=ing」ではないよ、この場合は「I am in the judo club.」が一番シンプルよと矯正していく。

2018-05-05 10:37:07
uroak_miku @Uroak_Miku

「~ている」の用法は五つあるよといういつもの話になって、「~ing」の用法もやはり複数あるよという話が続いて、東京と大阪の相互リンクぶりを図示して…いきなりこんなの中一で黒板に展開したら生徒死ぬね。

2018-05-05 10:39:02
uroak_miku @Uroak_Miku

えーとところでALTが担任教師面で登場する系と、そうでない系の二種類に分類できますね中学英語教科書。ミズ・ベーカーは前者で、後者は三省堂や光村図書のがそう。正規の英語教師(日本人)が先にデビューするか、ALTの紹介をするのがパターン。

2018-05-05 10:46:13
uroak_miku @Uroak_Miku

ふと思った。中学の国語教師とALTが教壇の上でバトルを繰り広げるのを生徒たちが半ば呆れながら付き合ってあげるという展開はどうか。

2018-05-05 10:56:39
uroak_miku @Uroak_Miku

小1のときにどう「です・ます」を介して書きことばを刷り込まれ、矯正され、やがてジャック&ベティ語を使いだすのかを追求。「あなたはジャックですか」「はい、わたしはジャックです」「あなたはベティですか」「はい、わたしはベティです」

2018-05-06 00:40:05
uroak_miku @Uroak_Miku

「これはなんですか」「これはドギー・バッグです。あなたたちは食べ物をそれに置いて家に連れて帰ります」「ああ、それはとても良いことです」

2018-05-06 00:42:09
uroak_miku @Uroak_Miku

ジャック&ベティ語の始まりを小1国語に探る旅。そしてどう学校空間のなかでこの珍妙な言語が正当化されていくのかが浮かび上がってくる。

2018-05-06 00:43:26
uroak_miku @Uroak_Miku

「私は驚いた。あなたの学校は私たちのとは違います。日本では学年は4月に始まります」 pic.twitter.com/NvTXVduw5i

2018-05-06 00:47:37
拡大
uroak_miku @Uroak_Miku

ところがこの英文ですと英語ネイティヴにはこう読まれる。「ああ驚いた、あなたの学校は私たちの学校ではないよ。日本では学年は4月に始まる。」

2018-05-06 00:49:25
uroak_miku @Uroak_Miku

こう言いたいのでしょう。「驚いた。学校制度が違うんだね。日本では新学期は4月スタートだよ。」

2018-05-06 00:50:56
uroak_miku @Uroak_Miku

「Interesting. Your school system is quite different from ours. In Japan the school year begins in April, not September.」(面白いね。そちらの学校制度は日本とは違うのか。日本では新学期は4月スタートだよ、9月ではなくて)

2018-05-06 00:53:13
uroak_miku @Uroak_Miku

教科書にある「Your school is different from ours.」は「馬から落ちて落馬する」と同じくらいヘンテコ。「あなたたちの学校は私たちとは別物」って、そんなのあったりまえジャン。「学校制度が別物」なのです。

2018-05-06 00:55:59
uroak_miku @Uroak_Miku

こういう英文の羅列なのに、ジャック&ベティ語にすると一応読めてしまう。

2018-05-06 00:57:06
uroak_miku @Uroak_Miku

憲法九条はとっくに博物館の展示品になってないといけない代物。それを死守するとなればしわ寄せは結局自衛隊の隊員たちにいく。日本の公教育が今のまま国語とジャック&ベティ語を死守し続けるのであれば、しわ寄せは一部の英語エリートに行き続けることになる。

2018-05-06 01:03:51
uroak_miku @Uroak_Miku

小学生に日本語を教えるのは現実には困難なのはよく理解できる。「できる」は用法が7つもあるとか、「している」は5つだとか、体でできていることをいちいち論理で考えさせるのは効率が悪いし実用性も極めて悪い。しかし気づきをうながすくらいはできるしすべきではないのか。

2018-05-06 01:08:56
uroak_miku @Uroak_Miku

人体の200ある骨すべてを暗記させなくてもいい。ひざから下の骨は、ジョイントを外せるのだと実際に自分の体で確認させる、そういう授業が好ましい。

2018-05-06 01:10:21