商店街活性化の新たな取り組み

我々が提案しようとしている商店街活性化術式についてプレゼン原稿 take1
3
情報創発研究 @takeoquolaid

#商店街活性化新たな取り組み 中活法制定以来20年の取り組みの現時点での到達を見れば、新しい取り組み、従来の取り組みとは明確に区分される視点、方向、方法が必要なことに議論の余地は無いだろう。

2018-05-05 14:30:57
情報創発研究 @takeoquolaid

中小企業庁は昨年、民間有識者を委嘱「新たな商店街政策おなり方検討会」を立ち上げ、過去の経緯にこだわること無く、真に有効な商店街政策のあり方について検討したことは周知のとおり。その成果は「中間まとめ」としてアップされている。

2018-05-05 14:33:57
情報創発研究 @takeoquolaid

しかし、まとめられた提言には従来の取り組みの総括を踏まえた視点の転換は無く、従来の取り組みの延長上にいくつかの施策的方向を提案することにとどまっており、残念ながら、取り組みが陥っている隘路を切開し新しい活性化への道を展望する内容にはなっていない。

2018-05-05 14:38:31
情報創発研究 @takeoquolaid

「中間まとめ」は従来の取り組みを総括すること無く、活性化策を考えるという姿勢では従来の立ち位置を改革することは出来ず、従来の取り組みの延長上で類似微差案を提示する音しか出来ないことを明らかにした、ということで意義があったと考える。

2018-05-05 14:41:30
情報創発研究 @takeoquolaid

新しい取り組みは、「従来の取り組みはなぜ成果を挙げられなかったのか」という問いに「解」を提出するとともに、「従来の取り組みが陥った失敗」を免れる根拠を持っていることを示さなければならない。「検討会」はこの二つの課題を解決することが期待されていたのだが果たされなかった。

2018-05-05 14:46:47
情報創発研究 @takeoquolaid

従来取り組まれてきた商店街活性化はなぜ成果を挙げられなかったか? その原因はハッキリしている。端的に言って「商店街活性化とは商店街がどうなることか」という定義をしないまま、商店街で生起している「見れば分かる」レベルの状況を「解決すべき問題」と理解し、これに対症療法的に

2018-05-05 14:57:01
情報創発研究 @takeoquolaid

施策を講じてきたから。 施策に効果が無くとも「対症療法」が問われることは無く、類似微差事業を加上して現在に至っている。すなわち「目に見える問題」の背後に「本当の問題」があるのだ、という認識は(関係各方面全般に)無かった。

2018-05-05 15:58:56
情報創発研究 @takeoquolaid

この認識は(商業に関する知見の不足と相まって)根深い。 旧中活法で商店街活性化の方向として「商業集積としての再構築」「ショッピングモールに見立てた再構築(=タウンマネジメント)」が提唱されたが無視。タウンマネジメントという専門用語だけを採用して旧来事業を繰り返して現在に至っている。

2018-05-05 16:03:56
情報創発研究 @takeoquolaid

つまり、中活法のスキームは現場の取り組みを方向付けることが出来なかったということ。その原因は、関係各方面の力量を見誤ったこと。タウンマネジメント、タウンマネージャーと提唱すればその職能を担う力量が登場すると考えられていた。おそらくタウンマネジメントの内容、マネージャーに要求される

2018-05-05 16:09:51
情報創発研究 @takeoquolaid

スキルが適切に分析されなかった。真似^ジャー登録制度、育成事業もあったが所要のレベルに達する人材を育成出来る内容では無かった。

2018-05-05 16:09:51
情報創発研究 @takeoquolaid

ということで、商店街はなぜ活性化できないのか? その理由は中活法のスキームに示された「商業集積としての再構築」・「街をショッピングモールに見立てた再構築」がまったく無視され取り組まれなかったこと。今現在推進されている基本計画で経済活力の向上=商業集積としての再構築=

2018-05-05 16:16:09
情報創発研究 @takeoquolaid

メイン事業はショッピングモール見立て、コンセプト主導のテナントミックスの構築、という王道を「に取り組んでいる都市は皆無。 みんな「可視的課題」に取り組んでいるだけだから、時間とお金をいくら使っても活性化は実現できない。

2018-05-05 16:16:09
情報創発研究 @takeoquolaid

ここで念のために再言しておくと; 中心市街地的・商店街的テナントミックスとは、各種商業集積と棲み分け、商店街の自助努力の組織化で実現可能な商業集積としての編制のこと。 コンセプト主導の下、既存個店群の業容改革、空地空店舗へのテナントリーシングを同時並行で推進して実現を目指す。

2018-05-05 16:23:10
情報創発研究 @takeoquolaid

商店街的テナントミックスは、空き店舗に新規出店・オフィスなどを招聘する、というレベルの話では無い。

2018-05-05 16:23:11
情報創発研究 @takeoquolaid

ということで。 商店街―中心市街地・商業街区を活性化したければ、あらためて、中活法のスキームを拳々服膺すべし。目的は経済活力の向上、目標はモールに見立てた商業集積としての再構築。とりわけ、あらためて「タウンマネジメント」概念を修得して推進可能な体制―計画を再構築すること。

2018-05-05 16:27:07
情報創発研究 @takeoquolaid

#商店街活性化新たな取り組み ここで、中活法のキモ:「商業集積としての再構築」が頓挫した原因をば。 活性化するには、 第一に、商店街活性化=広域商圏で持続可能な商業集積として再編すること 第二に、商店街既存の個店群の自助努力及び空地空店舗の活用で実現できること

2018-05-05 16:36:40
情報創発研究 @takeoquolaid

第三に、広域商圏に布陣する各種商業施設、とりわけショッピングモールとの棲み分け可能なコンセプトを構想できること などが不可欠であり、これはスキームに独立して装備しなければならなかったが果たせなかった。すなわち、再編を推進するために必要な知見・技術が事前に装備されていなかった。

2018-05-05 16:43:39
情報創発研究 @takeoquolaid

所要の知見・技術等を装備しないまま、中活法のスキームによる活性化を計画するという課題に取り組めば、「商業集積としての再構築」の内容が分からない。 従来的活性化事業の集大成として、通行量の増大、空き店舗の減少+販促事業で活性化に取り組む計画しか作れなかった。

2018-05-05 16:48:07
情報創発研究 @takeoquolaid

スキームを活用できず、本来あるべき基本計画を作ることができず、従来の活性化事業(これらに効果が無いから「中心市街地活性化」が提起された)に終始していることが活性化出来ない根本原因。目標数値が設定されていないからでは無く、計画の方向が間違っていたのだ。

2018-05-05 16:51:52
情報創発研究 @takeoquolaid

ということで、新しい商店街活性化の取り組みのあり方は; あらためて、中活法のスキームを理解し、それを導きに活性化への道を再構築する、というもの。 ぜんじゅつの通り、新しい道を歩き出すには理論と技術を装備することが不可欠。 新しい計画には「勉強無くして活性化無し」と大書されよう。

2018-05-05 16:58:06
情報創発研究 @takeoquolaid

#商店街活性化新たな取り組み を説明する前に取り組みの環境を説明する。 商店街活性化が直面している三つの環境変化 1.競争の変化: 2.消費購買行動の変化: 3.商店街の変化: 取り組みは、これらの変化に対応し、変化をプラスに転化する着想を持つことが肝要である。

2018-05-06 09:24:01
情報創発研究 @takeoquolaid

ちなみにこれまでの取り組みは、このような環境変化には無関心のまま、可視的問題:通行量減少、空店舗増大への弥縫的対応に終始していたことは既に見てきたとおり。可視的問題は、環境変化への対応に失敗した結果として発現しているのであり、これを弥縫しても変化への対応が改善されることはない。

2018-05-06 09:31:51
情報創発研究 @takeoquolaid

競争の変化:商店街尾競争環境は、スーパーマーケット―GMSの登場を画期として以前・以後が区分される。以前の競争は、個店=同業種内競争、商店街=隣接商店街との競争であり、手段は差別化と販売促進。スーパーマーケット・GMSは、圧倒的な業容格差で登場、従来の競争手段は通用しなかった。

2018-05-06 10:24:11
情報創発研究 @takeoquolaid

以後、新業容の登場は引きも切らず現在に至る(特筆すべきは、カテゴリーキラー群とショッピングモール)。登場した競合を理解するすべを持たない商店街(支援学経)の対応は効果無し。大店法的調整スキームは、商店街の対応策不備を補完することが出来なかった。 この段階で商学方面が商業、

2018-05-06 11:22:38
情報創発研究 @takeoquolaid

商業界の現状理解に有効な体系性を持っていないことが明らかになったが、その後改善されていない。(注記) 環境変化の2.消費購買行動の変化 消費購買行動の特性は、①売れられていない(アイテム・売り場)と買えない ②複数売られている(アイテム・売り場)と選択しないと買えない

2018-05-06 11:30:28