【ハワイ大学の社会学者 Aya H. Kimura氏による「福島のエートス:災害後のリスクコミュニケーション、感情、そしてリスクのシフト」】関連ツイートまとめ(2018.5.7作成)

まとめました。
東日本大震災 東京電力福島第一原発事故 震災 エートス 原発 ネオリベラリズム ethos
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
ハワイ大学の社会学者、Aya Kimura氏による福島のエートスについての論文が、ソーシャルメディアでの注目度が高いため、6月末まで無料公開とのこと。 twitter.com/SciAsCulture/s… Kimura氏は、他にも福島関連の論文を出されている。 researchgate.net/profile/Aya_Ki… twitter.com/YuriHiranuma/s…

Priamal Fear @PriamalFear
[Memo] Fukushima ETHOS: Post-Disaster Risk Communication, Affect, and Shifting Risks tandfonline.com/doi/full/10.10… AYA H. KIMURA Published online: 26 May 2017 pic.twitter.com/GUetFnC2on
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
@PriamalFear ハワイ大学の社会学者、Aya H. Kimura氏による「福島のエートス:災害後のリスクコミュニケーション、感情、そしてリスクのシフト」 福島のエートスに関する、優れた第三者的考察。一応、アブストラクトのつたない和訳を連TWするけど、是非とも社会学者の方たちに解説していただきたい。 twitter.com/PriamalFear/st…
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
アブストラクト:福島のエートスは、福島原子力事故後にICRPや日本政府から支持を受けるその他の国際機関により組織化された、リスクコミュニケーションのプログラムである。エートスは、参加型でありダイアログを基とする、リスクコミュニケーションのモデルとして賞賛されている。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
しかし、重要なフェミニズムの文献により、参加しているプロジェクトの勢力関係を分析し、ネオリベラルな governmentality(統治性)による管理のターゲットとしての感情を分析する必要性が示されている。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
エートスの感情への取り組みの特徴とは、自己責任、希望と期待、そしてチェルノブイリの被災者との国境を超えた団結についての談話である。これらは、自己責任、期待、潜在的な感情の最大化、そして国際的共感に特権を与えるという、ネオリベラリズムにおける感情の体制と共鳴するものである。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
この特有な感情の体制は、原子力産業と政府から市民個人へのリスクのシフトに不可欠である。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
福島のエートスは、汚染地域に住み続けることを支持してきた。また、福島のエートスは、政府と原子力産業の責任の低減が倫理的に擁護できるものであり、希望と確固たる決意を持つ住民が福島に留まることを決心するのは自由な選択であると描写する助けとなった。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
同時にエートスは、収束作業や被災者への補償における国や原子力産業の役割が、個人の自由を制限し、地元住民のやる気をそぐものであると特徴づけることに、加担している。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
最近のリスクコミュニケーションに関する文献では、感情の肯定的な評価を論じることが増えているが、感情というのは社会的に規制されており勢力関係との関係も深いため、この議論は注意深い分析を必要とする。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
さらに、特に感情というのは、一見したところ、ネオリベラリズムとは反対かつ外部関係を持つようであるがゆえ、感情的な比喩の使用というのは、ネオリベラルな統治性の重要なテクニックでもある。(アブストラクト和訳、おわり)

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
Kimura氏は、日本でのフィールドワークを複数回行い、ICRPダイアログの参加者、内容や動画を把握し、安藤・ロシャール両氏の間の書簡もレビューされた上で、極めて第三者的である緻密な考察をされている。福島の現状が海外の研究者には伝わりにくい中、日本語での情報を把握された上での考察は貴重。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
ネオリベラリズムの「感情の経済学」という概念で、エートスで自己責任や希望や前向きな姿勢が重んじられ、悲しみや怒りという感情が曖昧にされてしまっていることが説明されていること、とても興味深い。
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
福島のエートスの主要人物2人である安藤&ロシャール両者の間の書簡も重要な文献として考察されており、物語分析に基づき、中心人物(悪者、ヒーロー)と話の教訓がまとめられている。悪者は外部の人たちや国の規制など。ヒーローはエートスと福島に住み続ける人たち。 pic.twitter.com/2EYYTcs6xB
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
”安藤&ロシャール書簡では、汚染地域に住み続けることが、自分の人生に責任を持って尊厳を保つ手段のみならず、幸せと希望の基盤となることが描写されているが、この幸せと希望という感情は、ネオリベラリズムの感情の経済学で特権を持つ感情である。”
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
“Even though ETHOS is organized by an international organization and is portrayed as a neutral space tolerant of a diversity of viewpoints, what circulates as its ‘recommendations’ closely aligns with the policies of the government and the nuclear industry."
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
“...some people have argued for the right to be free from contamination and the ‘right to evacuate’ to avoid exposure to higher-than-normal radiation (Ogawa, 2014), but the ETHOS recommendations have little to say about such arguments."
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
“The ETHOS recommendations present continued settlement as the desire of the local residents rather than of the government and the nuclear industry."
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
“The global significance of ETHOS Fukushima cannot be overstated. ETHOS is based on a framework developed after the Chernobyl accident and is becoming a global benchmark of nuclear risk communication."
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
"ETHOS has far-reaching implications for other countries beyond Japan due to its international pedigree and its integration with nuclear governance, particularly in Europe, during normal (non-accident) situations (Topc ̧u, 2013)."
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma
"This paper asks: what is the affective work of ETHOS in Fukushima? How might it emphasize certain types of affect while obfuscating others? How does it reflect certain neoliberal values and morals?"
関連論文
Priamal Fear @PriamalFear
[Memo] Chernobyl Empowerment? Exporting Participatory Governance to Contaminated Territories cambridge.org/core/books/tox… Sezin Topcu (2013) researchgate.net/publication/31… KEYWORDS: Ethos, Core, Sage, Parex, Codirpa project
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コメント

内田 @uchida_kawasaki 2018年5月7日
ツイート追加及びタイトル日付間違い訂正しました。
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi 2018年5月7日
(メモ)興味深い分析。あとで読む。
理枝 @rie_hata 2018年5月7日
興味深い、が、一読では理解しきれなかったのでじっくり読もう。貴重な論考の和訳ありがとうございます。
内田 @uchida_kawasaki 2018年5月8日
関連論文を追加しました。
内田 @uchida_kawasaki 2018年5月31日
論文無料公開延長(6月末まで)のツイートを追加しました。
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