脚本家野木亜紀子が原作付きドラマのキャラクターを描く上で心がけていること

メモ。
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野木亜紀子 @nog_ak

台湾の雑誌CCCが届いたんですが巻頭でびびりました。インタビューの趣旨は「どうしたら良い実写がつくれるか」で、そのためにわざわざ日本までくるという真面目さに平伏。なんでも台湾では、ドラマを漫画にすることがほとんどで、逆はあまりなかったとのこと。それは商業漫画が発達してないという→ pic.twitter.com/8piJ392ScN

2018-05-13 01:15:50
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野木亜紀子 @nog_ak

質問も細かくて、例えば私が「キャラクターは変えてはならない」というと「しかし空飛ぶ広報室で、原作の片山は既婚者だったのに、ドラマでは独身である。それはなぜか」と聞いてきたりもする。日本でもなかなかされないよ!というレベルの細かい質問がくりだされました。

2018-05-13 01:30:08
野木亜紀子 @nog_ak

→ことからで、台湾の実力ある漫画家はほとんどインディーズなんだそう。しかし近年、漫画原作ドラマをつくるという流れが高まっており、そこでわざわざ実写化の心得を聞きにきたという。その真面目さ、本当にすごくない!?ということで台湾の皆様、見かけたら是非買ってあげてください。

2018-05-13 01:24:49
野木亜紀子 @nog_ak

ちなみに私の答えは、片山のキャラクターを変えたつもりは微塵もないということ。ドラマの片山は結婚前の片山なんです。独身にすれば、空井に絡んで恋バナや合コンができるので、そうさせていただきました。もし原作に奥様エピがあれば躊躇していたと思います。

2018-05-13 01:50:10
野木亜紀子 @nog_ak

要するに、話を変えても違うエピをぶっ込んでも、キャラクターだけは守らねばという話です。変えるくらいなら、いっそ出さない。自分の中で唯一、名前をそのままにキャラクターを変えたのはアイアムアヒーローのてっこですね。なぜ変えたのか、明確な理由はありますが長くなるのでまたの機会に。

2018-05-13 01:56:38