創作荘ラインTRPG『ソーセージ・ケイブ』シナリオ９『真冬の炎暑』セッションダイジェストその３、その４

ぞろ目の八ことマスケッター（旧1d6） @hm1d6

#創作荘ラインTRPG　『ソーセージ・ケイブ』シナリオ９『真冬の炎暑』セッションダイジェストその３、その４ 　前回までの粗筋 　ケイブごとジリの集落を焼き討ちされた一同は、難民と化した集落の人々を港湾都市ヒタ・ジロへ導きいくさに備えさせた。そこから一同は反転し、ジリのすぐ近くにある

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クイップ鉱山に潜入した。そこは、焼き討ちの張本人たる半人半蟻のゾロアなる種族が鉱山の労働者達を皆殺しにして占拠していた。ゾロアの女王を倒すべく一同は鉱山の奥へ進む（粗筋ここまで）。 　早速対面したゾロアの兵士達を倒し、鉱山の内情を探る一同。鉱山労働者達は突然の襲撃に動揺しつつも

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負傷者の収用場所を地下深くから地上近くまで移し続け、最後まで粘り強く戦ったことが遺留品から理解できた。特に、地下一階の集会場にある白板には大雑把ながらも生々しい事態の推移が簡潔に描かれていた。女王の捜索を続ける内に、一同は必要に応じて鉱山の設備の一部を再稼働させた。それらは

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簡易ゴーレムという魔法人形が用いられていた。通常のゴーレムと違い、ある特定の作業……例えばベルトコンベアーを動かすクランクを回し続ける……だけに従事するものである。そして、唯一の友好的な『生存者』も救出した。それは一羽のカナリアだった。カナリアは人間より毒ガスに弱く、鉱山では

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一種の警報として重宝されていた。最初、カナリアは怯えていたが、一同が途中で見つけた鳥籠に木彫りのカナリアを入れて出すと、安心して中に入った。カナリアは特に、魔法で会話ができる魔女リリィに懐いた。カナリアは鳥なので襲撃の細かいいきさつは覚えていなかったものの、本来の役目は果たした。

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つまり、鉱山では実際に毒ガスが溜まっており、それを警告することで一同は無意味な犠牲を免れた。危険が増したのでカナリアは安全な部屋に避難させ、一同は道中で発見したガスマスクをかぶって捜索を続けた。更に奥まで進み、襲撃で荒れ果てた施設をリリィが魔法で修復する内に、一同は大地の妖精に

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会った。妖精は、鉱山労働者達に気紛れに貴重な鉱脈を教えるのが趣味だが、ゾロアのせいでそうはいかなくなってしまった。そして、ゾロア達を支援し、最終的に鉱山の人間を滅ぼしたのがバルログという悪魔だと教えてくれた。かくて一同の最初の目標はバルログ退治となった。更に調査を進める内に、

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一同は、バルログが水に弱いことを知った。鉱石洗浄室と労働者用のシャワー室を修復した一同は、バルログをそこまで誘き寄せることに決めた。囮役を買って出た戦士ニコラは、ベルトコンベアを伝ってバルログのいる採掘場へ向かった。バルログはニコラを見てすぐに追いかけ、ニコラは

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持ち前の機敏さで複雑な鉱山の設備を全てかわしてバルログをひきつけつつベルトコンベアを進み、遂に洗浄室でバルログに大量のみずを浴びせた。 　今回はここで時間となった。