『生活者の日本統治時代』（呉善花）からの引用まとめ

しんちゃん @kouhoukyoku

往復の新幹線の中で『生活者の日本統治時代』（呉善花）を読了。当時の日本人と朝鮮人（韓国人）の「よき関係」の、その一端を垣間見ることが、現在の両国民がその関係性を見つめ直すことに繋がると信じる。#日韓関係

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「私（著者）にとっての日本統治時代の朝鮮問題は、そもそもは親の世代から『日本人はとても親切な人たちだった』と聞いていながら、学校教育では『日本人は韓国人にひどいことをした』と教わるという、まったく矛盾する事態にぶつかるようになったことにはじまっている」（『生活者の日本統治時代』）

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「幼いころの私（呉善花）には、日本は近くて親しみのある国だった。親以外のまわりの大人たちから聞かされた話もまた、日本に対して悪い印象を語ったものはほとんどなかった」（『生活者の日本統治時代』より）#日韓関係

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「日本人は野蛮で侵略的な民族であり、冷酷無比なしうちを韓国人に対して与え続けてきた、というのが前後の反日教育に一貫したパターンである。こんな教育を受ければ、どんな者でも反日感情をもつことになるしかない」（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「高い教育を受けた者ほど反日意識が強いという常識があるため、大人たちから『勉強のできるいい子だ、上の学校に進む優秀な子だ』と言われ、自分もそういう子どもだと思うと、それにふさわしく反日意識を強くもたねば、という気持ちになっていく」（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「日本による朝鮮統治とは『政府＝国家＝制度』の問題であり、けっして『生活者＝日本人＝慣習』の問題ではないのだ。この両者をまとめて一つのものとして、道徳的に裁こうとするのが韓国の反日の隠された方法だったのである」（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「どんな時代の生活にも光と陰があるはずだ。しかし、なぜか日本統治時代の朝鮮生活については、あたかも光の部分を語ってはいけないかのようなのである。少なくとも、遠慮なく堂々と語ることがはばかられている」（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「『私的には親日』『公的には反日』というのが戦前世代の韓国人の大部分ではないかと思う。一番始末が悪いのが、実体験をもたない我々前後反日世代である」（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「社会的・生活的な歴史こそ、はっきりさせなくてはならない。しかもこの歴史については、日韓ですっきりと合意をみることは、政治面での合意よりもはるかにたやすいはずである。なぜならば、そこにあるのは理屈抜きの事実なのだから」（『生活者の日本統治時代』より）#日韓関係

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「少なくとも水原（スウォン）では私の知る限り、日本人と朝鮮人が衝突したとか、喧嘩したとか、何かのトラブルがあったといった話は聞いたことがありません」阿部元俊（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「（水原の）学校では『ここは朝鮮だ、我々は他人の国によそからやって来て住んでいる。朝鮮人と喧嘩したり朝鮮人をいじめたりは絶対にしてはいけない』と盛んに言われていましたし、親からも厳しくそう言われていました」阿部元俊（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「戦後、日本に帰ってから、朝鮮に住んでいた日本人は朝鮮人をさかんに苦しめたという言葉を、当然のようにぶつけられましたが、自分の体験からすると、いったいそれはどういうことなのか、どう考えてもわかりません」阿部元俊（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「喧嘩ということだけではなくて、問題になるようないじめとか差別とか、一般生活者の間ではほとんどなかったということを、私は自分自身の実体験から自信をもって言うことができます」阿部元俊（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「朝鮮の田舎に行って若い娘たちを奪ってきたと言われますよね。そんなことはあり得ないです。もしそんなことをしたら誘拐犯ですし、懲役刑を受けることになります」阿部元俊（『生活者の日本統治時代』呉善花）#慰安婦問題 #日韓関係

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「（従軍慰安婦問題について）いや、法律の問題以前に、村の人たちにめちゃめちゃにやられてしまいますよ。強制的に連れていかれる娘を見ながら、そのままほっておくような卑劣な朝鮮人がいたとはけっして思えません」阿部元俊（『生活者の日本統治時代』呉善花）#慰安婦問題 #日韓関係

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「そんな問題（従軍慰安婦の強制連行）があれば必ず耳に入っているはずです。でも、そんな話も噂も一度も聞いたことがありません。これはね、当時朝鮮に住んでいた日本人の名誉にもかかわることです。もしあったとすれば、我々もまたそれを黙って見ていたことになるんですから」阿部元俊 #慰安婦問題

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「日帝支配36年の間、日本人は韓国人に対して残虐な行為をし続けてきた……そういう戦後韓国の教育や、戦後日教組による『すべて日本が悪かった』式の嘘を教える歴史教育が、日韓の間に大きな溝をつくってしまったんです」阿部元俊（『生活者の日本統治時代」呉善花）#日韓関係

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「戦後の若い人たちは、でたらめな教育を真に受けるだけで疑問をもたず、自分で勉強して真実を探ろうともしていません。従軍慰安婦問題にしても、事実を知らない戦後の日本人が、勝手な想像で韓国に問題を提起したんですよ。韓国人の方から言ってきたものじゃない」阿部元俊『生活者の日本統治時代』

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「たまにそういう事件（光州中学校での朝鮮人と日本人の喧嘩など）があって、学校では先生たちから『民族の違う者たちが、相手の民族にキズを与えるようなことはけっしてやってはいけない』と盛んに言われていました」林健一（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「今の人は植民地、植民地と言いますが、当時はそういう言葉は日常的に使うことはありませんでした。学校でも、朝鮮は半島、台湾は本島、日本は内地と呼ぶように言われていましたよ。意識としてもまったく日本の一地方といった感覚でした」林健一（『生活者の日本統治時代』呉善花）#日韓関係

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「『日帝の残酷な支配』を描きだすのに少しでも役立つ材料だけが切り取られてきて、それ以外の材料はすべて捨てられてしまう。残念でなりませんが、これが歴史となっているのが現状です。しかしながら、捨てられた歴史の方がよっぽど私たちの体験した現実なんです」坪井幸生『生活者の日本統治時代』

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「慰安婦がいたことは事実ですが、強制的に戦地へ連れて行くことなどは絶対にあり得ません。朝鮮も同じ国内でしたから、法治国家として司法の三審制度もあり、無法地帯ではありませんでした。もちろん、警察権力もしっかりしていました」坪井幸生（『生活者の日本統治時代』呉善花）#慰安婦問題

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「そういう法治主義システムの網をかいくぐって、婦女子を強制的に連れて行くことなど、当時の朝鮮ではとうていできることではありませんでした」坪井幸生（『生活者の日本統治時代』呉善花）#慰安婦問題

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「私の友人が二年前に韓国へ旅行へ行ったときに、バスガイドの若い女性が、日帝時代の日本人がいかにひどいことをしたかと、一生懸命に日本人旅行者に向けて話すので気分を害したと聞きましたが、実体験のない彼女に何がわかるというのでしょうか」吉田多江（『生活者の日本統治時代』呉善花）

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「戦後の韓国で言われてきた歴史にはあまりにも嘘が多いと思います。真実の資料に依って真実の歴史を教えることが必要です。そのうえに立って反省をし、再び仲よくやっていかなければならないのに、日韓関係が悪くなるばかりなのが残念でなりません」吉田多江（『生活者の日本統治時代』呉善花）