1988年5月24日（火）の旅日記

桃岩荘人 @namihei1224

今日は快晴！0800起床。ハガキを書いてラーメン🍜とトマト🍅２個。支度して1000飛び出す❗

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今日もまた一日中、街をうろつきそうだ。こんなに早く街に出たいと思ったのは初めてだ。景色、人、品が揃ってる。青島はその名とは裏腹に赤色の目立つ街。主な観光名所がなく、街全体がみどころなのがいい。一つの名所に行くために訪れる街ってのは俺の旅の趣味には合わない。 pic.twitter.com/wvE5sQBUsD

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ザック預け0.3元、CM。レートは1.55。どちらも愛想いい応対。輪タクのオヤジとCMするとき、脇道までオヤジのリヤカーに乗せてもらったが、その時の風を切る心地よさ！　もしかしてここ青島の人民は大陸民族には属さない、ほこりっぽくない人々・土地なのかも。 pic.twitter.com/MQJ0qsig6y

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気楽な気分でバス21路に乗る。これでウニコに電話できる。港－駅を結ぶ直通路線があればいいのに。

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小さい町だからか、蒸気機関車が街中をモクモク走っている。これも初めて。たいていは駅は街のはずれにあって、郊外を走っていたりする。これもドイツの名残か。それと青島は終着駅だから、往復とも通るから余計目立つのかな。ここは戦災を受けていないのかな？ pic.twitter.com/o0GAmMv8Du

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ここは戦災を受けていないのかな？1910年代や1930年代のプレートのついた建物があったり、これまで俺が旅してきた中国の他の街とは明らかに違い古い洋風建築が多い。おお、おお。昨日から感動しまくり。歩いていて自然と歌を口ずさんでいる。歌いたくなる。 pic.twitter.com/B7SIFovQbE

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途中、輪渡（フェリー）があったので、バスを降り、40分待つが乗ることにする。営業始めたばかりらしい。候船庁も新しい。1130発。3等しかなく、1.6元。膠州湾口を横切る路線で所要は約30分。上船。なんだ「いざなぎ丸1968大阪製」とある。 pic.twitter.com/eRfsupxhF4

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救命胴衣とか大阪湾フェリーの約款など日本語がまだ残っていたりゴミ箱にも「守ろう環境」とある。トイレも日本製。船内案内図など、中国でならそのまま使えるんだなあ。よく外洋を航海して、老体を運んできたもんだ。

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いざなぎ、元気かい。久々の日本人客かな。第二の人生がんばれよ。まだまだばりばりの現役として！

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チョコとクラッカーをつまみつつ、青島の対岸、黄島へ。ここも青島市だ。港内を見ることができた。軍艦も見える。青島は港町なのに、坂がきつくない。これも魅力の一つかも。海の色、昨日の訂正！鎌倉の色なんかじゃない、エメラルドグリーン！ pic.twitter.com/7AI1LIWxKU

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30分後、黄島に到着。次の復路の便（1330）までバスに乗って特区へ行こうかと思ったが、バスが来そうにないのでめしくう。キクラゲと玉葱入りの炒蛤蜊（3.5元）、水餃3両0.72元（一両50g、十両＝一斤）、なーんかやっぱと光州ビール（山東産）1.1元。普通のビールだった。 pic.twitter.com/SSsux3cOTa

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高いけどこの炒蛤蜊が美味い！全く辛くなく、白っぽいゴマ入っているような、胡椒少々、塩バタ味。蛤蜊ってなんとなくわかると思うけど、あさりかな。ゆっくり食っていたらもう1310。時間なくなっちゃった。バス1，2，3路で２つの特区行ってみたかった。 pic.twitter.com/qgmXX4bIEo

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1337黄島発。船上から海軍基地をのぞく。プロペラ機が4機。軍艦も。 pic.twitter.com/KL1WB3pllH

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1407本土側着。やっぱ船はいいなあ。輪渡大好き。大連にもないかなあ。いくらでかいと言っても長江は川、海にはかなわんね。 pic.twitter.com/Y7NrlaHrpz

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バス25路に乗る。バスの横っ腹、広告増えたなあ。平原の都市はとりとめがなくつかみどころがない。海や川があると、ここまでと境界がつけられて歩きやすい。 pic.twitter.com/Rv1DMyGv4z

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大の大人が子どもの前で、たかが席のとりあいでケンカ。こればっかりは青島でもどーしょうもないんだな。こうして子どもの時分から見ていれば、大人になって同じことの繰り返しなんだろうなあ。 pic.twitter.com/832AQQ6rNW

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途中で下りて、海辺を歩く。本当に海辺にある小学校と、中国製自動車、上海サンタナをパチリ。漢字を取ればここはもうドイツ！（行ったことはないけど） pic.twitter.com/l85oJ2ZJbP

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ワカメ取りの錨が岩にひっかかっている。ひっぱっても取れない。ざまあ見ろ。なんか性格悪くなってきたなあ、俺。アサリ茹で一椀0.5元。通りかかった中国人に高いと言われた。 pic.twitter.com/c8dZORDh8P

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再びバス25路で終点まで。31路で折り返す。眠い。どっか浜辺で昼寝したいなあ。中山公園前の一帯で中学校の体育大会。昨夜、散歩している時、思わず口ずさんだ「八重雲起こる」と、今中学生のサッカー見ていて、浦高時代を思い出した。長島先生のことも。忘れかけてた。何かが腹の底から湧いてきた pic.twitter.com/KMzrWLVpds

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今、ここは春だ。日差しが柔らかい。（最初は曇っているのかと思ってた）本当にいいところだ。菜の花畑がある。海の照り返しも、鎌倉の海と似ている。夏から春に逆戻りしたかんじ。ウィンドサーフィン、ヨット、薄いピンク、黄色、クリーム、青緑、黄緑のパステルカラーの海の家。 pic.twitter.com/ytlAR6Ikkx

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俺の感覚では実に洗練されている気がする。背後の豊かな緑と丘に立つ欧風別荘。これはもう日本のリゾート顔負けじゃないかな（ちゃんと行ったことはないけど）。夏の賑わいが想われる。

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ひとり、砂浜にひっくり返してあるボートに腰掛け、海を眺める。もう泳いでいる奴らがいる。ここもどんどん変わっていくのだろう。大ホテルに高級店、ふと想う、親の新婚旅行先はこんなんだったろうな。 pic.twitter.com/GI9JL2cz8W

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もう1700。砂浜を去る時、海の家を見たら、ほとんど文化局とか政協とか公務員専用だった。これが中国だ。 pic.twitter.com/3arVE2L4hT

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近くの小吃街の屋台でぱあっといく。品定め店定めをした後、サザエ大4元、カニ🦀小3元、イカ🦑小4元、マテガイのような貝1.5元、青島ビール3元、計15.5元。へっへ。日本語少し話せる中国人と話す。3年勉強したらしい。青島の話。ビール🍻勧めるが飲まない。中国の礼儀なんだなあ。

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やはり北海艦隊はこの青島が主な基地らしい。旅順より規模でかいとのこと。街を歩く軍人さんもブルーのセーラー服の水兵さんだ。 pic.twitter.com/5RCNZ60W2S

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