2018年5月27日

「国際学会を有意義なものにするために」2018年度日本西洋史学会ランチタイムWSまとめ

2018年度日本西洋史学会の2日目(5月20日)にランチタイムワークショップ「国際学会を有意義なものにするために」を開催しました。そこでの講演内容、質疑応答、参加者のコメントをまとめました。
4
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

日本西洋史学会のランチタイムワークショップ、始まりました!現在、正木慶介さんによる趣旨説明が行われています。研究の世界でどのようにサバイブするか、その中でどれだけエンジョイできるか、ということについてスキルとノウハウを共有しようとするのが今回の目的です。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:34:52
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

今回の登壇者は、大阪市立大学の木村容子先生、関西学院大学の藤井崇先生、静岡県立大学の剣持久木先生になります。個別の報告は10分になります。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:36:39
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

最初の木村先生のご発表「国際学会に参加する:中世説教研究の場合(イタリア語・英語)」では、3つのタイプの学会経験をお話いただきます。「1:テーマの限定された、専門性の高いセミナー」「2:大規模な学会でのセッション」「3:セミナー合宿」です。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:38:54
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

それぞれのタイプの学会経験について、3つのプロセスでお話をいただきます。申込⇒報告⇒論文化のプロセスに沿ってお話をしてくださっています。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:39:58
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

報告のご経験での気づきとして、イタリア語でのライティングは、英語や日本語に比べて段落が長くなったり、あまり図式化しない、という傾向があったということです。ともあれ、発表の構成を作る際には、構造をキーワード化し、簡潔に述べることを心掛けいるそうです。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:42:22
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

海外での発表にあたっては、内容を少しでもクリアに伝えるために、プレゼンテーションを使用しているとのことです。報告や質疑応答だけでなく、個別に質問やコメントをもらうようにコミュニケーションを実践しておられるそうです。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:44:05
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

合宿タイプのセミナーの利点として、その場にいない研究者にも電話を用いたリアルタイムコミュニケーションで、コネクションを形成できるということが挙げられました。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:45:29
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

発表をどのように活字化するかということについても、学会のタイプに応じてまとめてくださいました。活字化へのタイムラグに注意する必要があるそうです。全体で得られた利点としては、フィードバックを得られることですが、まだまだ心理的ハードルを感じることが課題です。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:48:25
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

次に藤井崇先生、西洋古代史がご専門です。10か国以上での発表経験をお持ちとのことです。それらの国別に特徴を述べるよりは、基本的な論理展開をベースに発表を練り上げるとのことで、そこまで国別の特徴を取り立てることはしないというスタンスでのお話になります。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:51:12
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

口頭発表の方法としては、1分間100ワードという比較的ゆったりとしたもので、きっちり報告原稿をネイティブチェックして練り上げることを心掛けておられるとのことです。議論の中で細かいニュアンスを伝えきるのは難しいので、原稿よりは言い回しが大胆になるそうです。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:53:02
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

国際学会のメリットとしては、やはり世界中の研究者との情報共有が有益とのことです。続いては、国際学会・国際会議の主催・運営経験についてです。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:54:12
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

2014年に開催した国際学会は、大盛況を博したそうです。特に評判が良かったのは、若手研究者にポスター発表をしてもらったことだそうです。次に、2016年に主催された国際学会でも、若手の発表枠が高評価だったそうです。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 12:57:28
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

国際学会を運営した経験に基づく気づきが3点挙げられました。①事前のペーパー配布は、議論の質を高めるために重要、②報告へのコメンテーターは、時間を取りすぎるのは学会のライブ感を損ねると感じたということ、③学会外の学術イベントも波及効果を見込めるとのことです。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:01:33
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

続いて、剣持先生のご発表は公共史(パブリック・ヒストリー)の取り組みという視点からです。ご著書の宣伝も!最先端の研究成果を共有するだけでなく、どのように一般大衆にも伝えていくか、そのような活動を歴史家が担う意義はどのようなものか、という観点でのお話です。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:03:56
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

ご発表の中では、世代の区分が触れられました。大家/啓蒙歴史家世代>谷間の世代>帰化/対等世代、と分けられました。ご発表の中では、3つのテーマをお話されるようです。まずは、国際学会に「参加する」という観点。傍聴者としての参加も、ご自身の出発点だったそうです。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:08:43
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

続いて、国際学会で「報告する」という観点についてです。「棚ぼた」で報告を機会を得た、と謙遜しておられますが、豊富な経験をお持ちです(人間関係に基づいて国際学会で報告をする、というモデルも重要だと個人的には感じます)。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:12:16
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

最後に、フランスの大学で「講義」をするという経験についてです。 最近は、フランスでも英語で授業をすることの方が多いとのことで、状況の変化がうかがえるようです。 #西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:16:32
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

学会報告に専念してしまうと、周りが見えなくなってしまうことが問題点になるかもしれないとのことです。参加経験を様々な媒体に掲載しておくことも、後進の研究者のみなさんのためになるということで、報告・講義・参加記を活字にしておくことの重要性を指摘されました。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:17:28
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

続いて、ディスカッションに移ります。Q:ドイツ史を専攻する日本人、という立場から、日本との比較で話をしてくれと言われることがある。つまり、ストレートにドイツ史を話しを求められないことがあるが、どうか。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:19:59
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

A1:積極的に受けるべきだと思う。そういうコネクションも重要。A2:あまりにも自分の専門と遠いと、学術的な貢献は低くなってしまうと思う。共同チームでレスポンスをするというのであれば良いかもしれない。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:21:19
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

コメント:30年前、近代国家の比較をテーマとした日伊歴史家会議をやったが、国際学会は継続していくのは難しい…。テーマを絞っていくのが重要だと感じた。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:25:32
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

Q:日本人が西洋史を変えていくにはどうしたらいいか。A:個人としてインパクトを与えるなら、少し違う分野に、歴史学のバックグラウンドを活かす、ということが挙げられると思う。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:30:46
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

Q:西洋史のストラテジーは、古代と中世以降で変えるべきでは。古代は誰のものでもないから。ほかに、アメリカのジャーナルに投稿して褒められたこととして、論文の構成がある。問題設定と先行研究、論証、そして設定した問題に戻るという、日本の西洋史教育の利点が活きた。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:35:56
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

質疑応答:海外の研究者とのつなぎは、西洋史研究者はやりやすい立場にあると思う。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:38:18
歴史家ワークショップ Historians' Workshop @HistWorkshop

コメント・提言: 若手に研究成果を出すように発破かけるのであれば、就職につながるような評価の枠組みを整える必要があると思う(会場拍手)。最近は、海外の経験と国内の業績が両方求められている。歴史家ワークショップのような場がハマると良いと思う。#西洋史学会ランチタイムWS

2018-05-20 13:44:18
残りを読む(18)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?