挨拶代わりに体をぶつけてくる子への対応

発達障害のあるお子さんとの関わりのノウハウの一つ。経験のある人からすると当たり前の話ですが、知らないと意外と誤った対応をしてしまいます。
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松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

最近放デイで指導する機会が多いのは「親しみを込めて体をぶつけてきたり、首に体重かけて飛びついてきたり、足にタックルかけてくる子にしっかりNGを出し、ハイタッチや握手などの適切な代替行動を教えること」。年齢にもよるが基本小学生以上はこうした行動は減らしていく。

2018-06-01 09:33:41
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

こうした荒い親しみの表現が、他の子に痛みや恐怖を与え、トラブルの原因となっていることが多い。問題は体の大きな大人が「このくらいいいだろう」と思って毅然とした対応をしないことで、こうした行動を強化してしまっているケースが多いことだ。 twitter.com/gameryouiku/st…

2018-06-01 09:38:44
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

例えば、挨拶代りに指導員につっこんで行き頭突きを食らわすような子がいる。体幹が弱いため全体重を傾けるように突っ込む子が多い。それを指導員が苦笑しながら「オイオイ〇〇くん痛いよ〜。さあランドセルはあっちに置こうね〜」と適当に流して対応すると頭突きが挨拶の代りとして成立してしまう。

2018-06-01 09:44:40
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

望ましい代替行動として仮にハイタッチを想定します。まずぶつかってきたお子さんとの間に距離を置きます。そして、お子さんとの同じ目線で真剣な表情、口調で「ぶつかると痛いのでやめてください。挨拶したい時は、体をぶつけるのではなくタッチします」と言い、実際にハイタッチを行います。 twitter.com/pikamarumama51…

2018-06-01 12:21:46
ぴかまるむぎまま @pikamarumama512

@gameryouiku この場合、、どうやって対応すると挨拶代りにはならないですか?

2018-06-01 11:13:29
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

適用可能な下限はシンボル機能が確立するステージⅢからでしょう。基本言葉でコントロールしようとしてるので。しかしそれ以下でも体ぶつけて親しみを示そうとする子はいます。その場合は私は無視することが多いかな。ぶつかってくる子から離れる。余計な言葉はかけない。 twitter.com/mendouikuji/st…

2018-06-01 20:48:31
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

もちろんモデルを見せるとか絵カード示すとか非言語的なやり方で代替行動を作る方向もあると思いますけど、それよりは認知発達を促して言語指示の理解を良くしたほうがその他の事にも応用できるからそちらを目指した方が良いとら考える場合が多い。

2018-06-01 20:52:35
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

ただ、そうした対応を選ぶ背景には私が見ているお子さんの年齢が低く発達の余地が大きいこともある。高校生くらいの人が女性だろうと構わず突っ込んで行くというなら、認知発達なんて悠長なこと言ってられないかもしれない。

2018-06-01 20:56:30