2018-06-03のまとめ
みずほインサイト 日本経済 物価の基調に変化の兆しはあるか~外食などサービス価格にコスト転嫁の動き / mizuho-ri.co.jp/publication/re…
2018-06-03 00:41:35足元の全国コアCPI(生鮮食品を除く総合)は、3月が前年比+0.9%、4月は同+0.7%と2カ月連続でプラス幅が縮小しているが(図表1)、これはガソリンや電気代などエネルギーの伸びが縮小したことに加え、特殊要因が影響した。
2018-06-03 00:41:36生鮮・エネルギーを除く日銀版コアCPIをみても、図表1のとおり、4月は前年比+0.4%と一服感はあるものの、2017年10月以降、トレンドとして上昇基調にある。内訳をみると、足元は財とともにサービスが押し上げに寄与している
2018-06-03 00:41:37足元の2018年1~3月期をみると、年明けに円高が進展した影響などを受けて交易条件の悪化が緩和される中、時間当たり賃金の上昇に伴う労働コスト要因が日銀版コアCPIの押し上げに寄与している。
2018-06-03 00:41:38単位労働コストとサービスCPI(家賃、制度的要因の影響を除く)の過去の推移をみると、単位労働コスト上昇局面において、サービスCPIも連動して高まる傾向が観察される(図表4)。
2018-06-03 00:41:39足元でも2018年1~3月期の単位労働コストは前年比+2.2%と上昇しており、バブル期以来の人手不足で労働需給の逼迫が継続する中、単位労働コストが今後も上昇することでサービス物価の上昇につながる
2018-06-03 00:41:40サービスのうち、足元まで価格上昇基調となっているのが外食だ。2017年後半以降、外食はサービスCPIの押し上げ要因となっている
2018-06-03 00:41:40人手不足感の高まりや原油高を背景に、賃金や運送費など、コスト面からも外食CPIに上昇圧力が働いていると考えられる。
2018-06-03 00:41:41実際、日銀短観で宿泊・飲食サービス業の販売価格・仕入価格の判断DIを見ると、仕入価格判断DIに連動する形で、販売価格判断DIも上昇しており、先行き判断DI(4~6月期)に至っては+17%Ptまで達している
2018-06-03 00:41:422014年以降、労働コスト要因と運送費要因の寄与が大きくなってきていることが確認できる。足元では、需給要因がプラスに寄与するとともに、運送費要因も再び寄与度が拡大している。
2018-06-03 00:41:43企業向けサービス価格(道路貨物輸送)の動向を見ると、昨年後半以降伸びが加速しており(図表8)、これが外食CPIを押し上げている
2018-06-03 00:41:442018年においては、人手不足を背景に単位労働コストの上昇が見込まれるほか、原油価格も前年比でみて大幅に上昇する見通しだ
2018-06-03 00:41:442018年1~3月期では、生鮮食品の価格高騰を受けて家計の体感物価は前年比+5%まで上昇しており、家計の節約志向指数も高まっている(図表10)。
2018-06-03 00:41:45足元では生鮮食品の価格高騰が一服したものの、ガソリン高に加え、家計にとって身近な外食などサービス物価が上昇すれば、家計の節約志向が高止まりする可能性がある。
2018-06-03 00:41:46[PDF] 我が国における労働生産性をめぐる現状と課題~バブル崩壊後の設備投資と我が国の長時間労働に着目して / sangiin.go.jp/japanese/annai…
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