英雄たちの選択「楠木正成は悲劇の忠臣か」 - NHK 皇国思想の象徴として奉られてきた楠木正成。ところが壮絶な最期を遂げる湊川合戦の3か月前不可解な「選択」をしていた。正成の知られざるリアリストとしての素顔に迫る。 www4.nhk.or.jp/heroes/x/2018-…
2018-06-08 19:49:16先日のNHK「英雄たちの選択」では、楠木正成をやっていた。「英雄」という縛りではネタ不足なのか、「この人、英雄っていうの?」という回もあるし、しかもそっちの方が新鮮な角度から歴史を知れたりする番組なのだが、楠木正成と言ったら、英雄の中の英雄じゃないですか。
2018-06-08 10:37:51明治から戦前までの復古的歴史観、特に皇国史観では、逆臣扱いされた足利尊氏に対し、最後まで後醍醐天皇への忠義を貫いたとして、たたえられていた正成。しかし現在では、南北朝時代の人気が低いせいか、どうにも影の薄い偉人になっている。
2018-06-08 10:38:45母なんか、「知らない。名前だけは聞いたような気がする」という知識だった。大楠公も、落ちるとこまで落ちたものだ。しかし近年、「応仁の乱」がベストセラーになり、同じ中公新書の「観応の擾乱」まで売れているというではないか。いよいよ南北朝・室町時代ブームが来ているのかもしれない。
2018-06-08 10:39:10吾輩は南北朝・室町時代ビギナーであるが、後醍醐天皇をテーマに、何度失敗しても負けが込んでも、再起を図り続ける不屈の精神をやってほしいところ。
2018-06-08 10:41:24光明天皇に渡した三種の神器を、あとになって「あれは偽物だった」と言い出すありさまとか、「こいつ天皇のくせに面白すぎるだろ」とツボにはまっている。
2018-06-08 10:41:34あー、けど天皇だからこそ、テレビ番組で面白く取り上げるのはタブーなんかな・・・。後白河法皇とうとう、歴史上の変人天皇を正面から描いた大河ドラマ「平清盛」も、「NHKは反日」とかよくわからんイチャモンがついていたようだ。
2018-06-08 10:42:03時代はNANBOKUCHO MUROMACHI イッツGODAIGO TENNO.
YO! YO! 天皇制、日本の伝統。天皇家、その歴史神聖。南北朝、日本史の例外。DENTO! DENTO! けど、元号を新天皇即位と同時に発表するのは、やめといたほうがええ。 (何やってんだ、俺。それはいつものことかもしれないが。)
2018-06-08 15:54:37新元号公表は即位日に 保守系議員団が見解 | 2018/6/5 - 共同通信 this.kiji.is/37670031157182…
2018-06-08 11:29:35後醍醐天皇と建武の新政 こうして南北朝時代は始まった bushoojapan.com/tomorrow/2017/… #武将ジャパン @@bushoojapanさんから
2018-06-08 19:57:04「日本国王」
図書館で借りた本、メモ。「NHKさかのぼり日本史 外交篇 7」縄文時代から始まり、奈良とか平安とか…、という通常の歴史書と異なり、昭和、明治、江戸・・・、と時代をさかのぼっていくシリーズ。その形態の意義はわからないのだが、室町時代を扱ったこの巻きは興味深い。
2018-05-16 19:04:22戦前の皇国史観のように、中国へ臣従した義満を非難しなくても、この事実をどのように考えればよいのか、日本人にとってはおさまりが悪いだろう。何しろ、小島毅氏が指摘するように、聖徳太子の「日出る処の天子」から日本は中国と対等な国になったという歴史認識は強固である。
2018-05-16 19:10:54近年では聖徳太子の業績が大幅に疑問視されているせいか、同じく「さかのぼり日本史 外交篇」の「10」では、「日出る処の天子」は出てこない。
2018-05-16 19:11:06著者によれば、義満が皇位を乗っ取るつもりだったという「簒奪説」は否定される流れなので、「日本国王」の称号にも政治的意味はなく、単に明との貿易目的だったというシンプルな説に収れんさせている。
2018-05-16 19:04:45中国への朝貢といっても、中国皇帝の方が気前よく下賜(お返しの)品を与えるのが慣例だから、義満はしたたかに「名を捨てて実を取った」のだ。
2018-05-16 19:04:59(つづき) 著者は序文やおわりで、「現代の日本にも、東アジア情勢の変動期だった室町時代の外交は、参考になるだろう」的な事を言う。義満は「日本国王」号を好ましく思わない朝廷人に配慮して、明からの使節にも、近しい人物だけを集めて内内に対応した。
2018-05-16 20:59:07まぁなんだかんだ言って、義満という専制君主個人の有能さで、当時の外交は何とかなっただろう。情報化、民主主義の現代の方が、「名を捨てて実を取る」のは難しく見えるのが、なんとも。
2018-05-16 21:00:23