太陽光発電に関する折々のつぶやき

太陽光発電は景観や生物多様性の保全と対立するとされるが、原発より遥かにましな発電法だ。環境アセスに基づき、地域計画と調和した太陽光発電をめざすべきだ。
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今井長兵衛 @medanjin

まとめから引用「魚類の生息の場を提供するためには多様な水深を形成するような改修が望まれ,甲虫目・トンボ目の生息の場を提供するためには,水際部を複雑に し,抽水植物の生息を促進することが望まれる。」 角道・日下部「水生動物の生息空間としての機能を支えるため池の環境特性」 jst

2017-01-14 17:15:26


7.山倉ダム太陽光発電

今井長兵衛 @medanjin

ダム湖では、上流河川より、表層水温が高く、淡水赤潮が頻発し、魚類等が斃死しやすく、深層部は貧酸素状態になるという。 jstage.jst.go.jp/article/ece199… メガソーラーはダムの表層水温を低下させ、淡水赤潮発生を抑える働きが期待できる? また、生成電力による曝気で深層部の貧酸素状態を改善できる?

2018-04-02 19:11:25
今井長兵衛 @medanjin

山倉ダムの総貯水量は490万tで、1日あたり使用工業用水量は約40万tであるらしい。したがって、平均滞留期間は約10日かな? 養老川の水質は工業用1級に相当するので、養老川から取水している山倉ダムの水質も、湖沼のB類型、すなわち工業用水1級と推測される。データは よう見つけなかった。

2018-04-09 22:21:38
今井長兵衛 @medanjin

B類型(工業用水1級など)の湖沼の水質基準(生活環境項目)は、pH: 6.5~8.5、COD: 5 mg/L 以下、SS: 15 mg/L 以下、DO: 5 mg/L 以上である。工業用水として供給される水は、沈殿等の通常の浄水操作の後に利用される。

2018-04-09 22:32:21
今井長兵衛 @medanjin

山倉ダムは養老川から取水した水を貯留して工業用水として供給。給水量に応じて取水量を調整でき、下流への流出水は殆どゼロらしい。故に、ダム湖に生息するのは、養老川(上流部に相当)からの流入種、空中移動で到達する種、さらには人為導入動植物で、ダムの環境に適応・生残できた種だろう。

2018-04-06 22:58:49
今井長兵衛 @medanjin

山倉ダムでは、47種の野鳥(ドバトとガビチョウを除く)が2018年2月17日に確認されているようだ。生物の生息状況については、他のデータをよう見つけていない。どなたかご教示ください。

2018-04-11 21:27:11


8.小笠原の太陽光発電

今井長兵衛 @medanjin

東京都が小笠原の母島に太陽光発電を計画と報じられ、「自然遺産の島を太陽光パネルで覆うつもりか」といったツイが流れてきた。 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-…

2018-07-03 10:48:46
今井長兵衛 @medanjin

母島は人口460人、現有ディーゼル発電は 960 kW。仮にこれを全て太陽光でまかなうとすると、養命酒のメガソーラーから推算して、必要な敷地面積は1.5万平方m。これは母島の面積19.88平方km の 0.075%に相当。決して島中をパネルで覆い尽くすことにはならない。冷静になりましょう。

2018-07-03 10:49:33
今井長兵衛 @medanjin

母島は北・中部の殆どが特別保護地域・保護地域に指定されており、開発は許可制だが実質不可能。現在の小規模ディーゼル発電所は、南部の普通地域に立地。太陽光発電所も普通地域に建設されるものと思われる。小池さんはともかく、東京都の職員はまともだと信じたい。PDF→ env.go.jp/park/ogasawara…

2018-07-03 10:52:31
今井長兵衛 @medanjin

母島の太陽光発電は東京電力がやるようだ。「母島における再生可能エネルギー発電設備の接続に関する説明会」平成26年12月4日 というPDFがあった。 tepco.co.jp/e-rates/indivi…

2018-07-03 11:14:15
今井長兵衛 @medanjin

上記の資料によると、現在のディーゼル発電所が島の南部の普通地域にあることが分かる。既存の送電網をそんまま使用するとすれば、当然ながら、太陽光発電設備も現在の発電所のすぐそばに建設するのがコスト面でも良いだろう。むしろ、温暖化ガス発生抑制は自然遺産の価値を高めるのでは。

2018-07-03 11:21:59


9.太陽光発電と生物多様性

今井長兵衛 @medanjin

[引用] 生後7か月のメスの若鳥で、体長40cm、体重900g程度。南米原産のハリスホークという種だ。日本固有種は鳥獣保護法で捕獲できないため、国内の鷹匠は、外来種を飼育・訓練しているという。 500羽のカラスをタカで追い払う、鷹匠がメガソーラーで大活躍 tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/featur…

2018-07-06 22:14:20
今井長兵衛 @medanjin

タカを放つと野鳥が寄りつかないかな。ところで、カラスの群れがいるときも、野鳥は寄りつかないのでは。都市緑地でもカラスに襲われたらしいドバトの死骸をよく見るけど。 twitter.com/medanjin/statu…

2018-07-06 22:21:13
今井長兵衛 @medanjin

米国ニューヨーク州イサカの 30m四方、深さ 1.5m の実験池にプール用の遮光カバーを7 月から 3 ヶ月間浮かべて太陽光を遮る実験。暗い池ほど植物プランクトンが増加。 浅い湖沼では光が減ると水質が悪化する~湖底の水草と水中の植物プランクトンの予想外な関係が判明~ research-er.jp/articles/view/…

2018-07-04 16:09:53
今井長兵衛 @medanjin

[抜粋引用] 暗い池では植物プランクトンが増え、湖底に生える水草(主にシャジクモ)が減る傾向。水中に差し込む光量が減ると湖底まで届く光が少なくなり、水草が大きな打撃を受けて減少する一方で、植物プランクトンは水中の栄養塩が得られやすくなって増えるという説明が可能。

2018-07-04 16:45:19
今井長兵衛 @medanjin

図2B を見ると、遮光されていない水面の割合が20%の池より40%の池の方が植物プランクトンが少ない。しかし、遮光されてない水面の割合が100%(つまり遮光シート不使用)の池で植物プランクトンが少なかったのは1カ所の池だけのように見える。アブストも覗いたが、詳細情報は無かった。

2018-07-04 17:09:11
今井長兵衛 @medanjin

プレスリリースが下手なのだと思うが、気になった点をいくつか。各実験区の繰り返し数はいくつか。遮光されてない水面の割合が60%や80%の実験区はないのか。水生植物の定量データはあるか。水生植物と植物プランクトンの多少を比較した図表はあるか。明るさや水温・水質等の影響は無視できるのか。

2018-07-04 20:33:55
今井長兵衛 @medanjin

[引用] 県も本年度、耕作条件の不利な中山間地で事業化の可能性を探るため、秋田市雄和の転作田で実証事業を始める。県内の金融機関も支援に乗り出しており、農家の新たな収益確保策につながるのか注目される。 sakigake.jp/news/article/2…

2018-08-03 13:13:35
今井長兵衛 @medanjin

ハッチョウトンボは山裾の湿地に生息し、メガソーラーは山の斜面に作られる計画のよう。それでも、生息地周辺に設置するのには反対。ただ、ハッチョウトンボはかつて京都深泥が池にも多産していたのが、今では(ほとんど?)見られなくなっている。生息数減少要因を解明して生息環境を復元すべきだ。 twitter.com/kyoto_np/statu…

2018-08-03 21:04:23
京都新聞 @kyoto_np

[京都新聞]メガソーラー計画地に日本最小トンボ 京都府に調査申し入れ kyoto-np.co.jp/politics/artic…

2018-08-02 22:52:29