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是枝裕和監督『万引き家族』がカンヌ映画祭最高賞パルムドール受賞「足が震えています」 | ORICON NEWS oricon.co.jp/news/2111782/f… 『誰も知らない』以来のファンだったけど、ついに念願の受賞。久々に映画館へGOするか……
2018-05-20 13:13:00NHKでかつて佐々木昭一郎というドラマのディレクターがいて、NHKアーカイブスで『川の流れはバイオリンの音』の再放送を観た時に衝撃を受けたけど、少なくとも日本でああいうドキュメンタリー風の演出を継承しているのは是枝監督くらいしかいないと思う。
2018-05-20 13:49:21フル3DCGやVFXが全盛なハリウッドやディズニーがある中で、現実と映像の違いを問いながら面白い映像を作ってるのは、とりあえず日本だと是枝裕和監督と片渕須直監督くらいしか知らない。いや本当はもっと色んな人がいるんだろうけど……
2018-05-20 13:53:30松岡茉優、カンヌ映画祭で大粒の涙!/映画『万引き家族』カンヌ公式記者会見 youtu.be/Z_Kh9fHeUFI @YouTube 是枝監督ってアドリブの演技を見てから脚本を直すことがあるんだよなあ。頭の中にある理想の(イデア的な)映画が先にあって、それに近づけるように撮る訳ではない。
2018-05-20 14:05:20大学で映画サークルにいた時、是枝監督みたいな撮り方を「事前に推敲できてない証拠だ」と批判する人がいた。しかし、脳内であらかじめ「完成」させた映画をそのまま撮るというのも無理な話で、妥協せざるを得ない。むしろ、現実にあるものを切り取るつもりで撮る方が上手くいくのではと思っていた。
2018-05-20 14:51:23是枝監督の映画を観ていると、ある出来事における「真実」とは何か、ということを考えさせられる。例えば育児放棄の事件であれば、最終的に子供が死んだというアウトプットに対する、親や近所の環境要因や生活リズムがどうだったか等のインプットについて、定量的に捉えることもできなくはないだろう。
2018-05-20 15:02:51とある人間のとある心理を、定量的なインプット・アウトプットの関係で「説明」できたとしても、それはその気持ちを「理解」したことになるのか。例えば映画では、そうした人間の(時には言語化される以前の)気持ちを想像で描いたりするけど、そこにフィクション以上のものが入り込む余地はないのか。
2018-05-20 15:12:441950年代頃には、映画とは「世界に開かれた窓」であるというリアリズムの思想もあった。その精神自体は後に厳しく批判され、現在では「カメラを置いた時点で演出がされている」という、ややモンタージュ論に近い思想が主流。是枝監督も自分の映画が「ドキュメンタリー」であることは度々否定している。
2018-05-20 15:50:21ただ個人的には、(今では珍しくないが)ヌーヴェルヴァーグのような即興演出、同時録音、ロケ中心の映画は、完全な虚構というより世界を切り取っている感じがあって好きなんだよな。最近だと『帰ってきたヒトラー』がゲリラ撮影を多用してたけど、ドイツ社会の一部を垣間見た気になれた。
2018-05-20 15:59:04『誰も知らない』を彷彿とさせる是枝裕和の「社会派モード」が前面に出た『万引き家族』は、法や社会システムに見放され、孤独と傷によって結ばれた人々が共に暮らすことのグロテスクさと、そのグロテスクな空間に通う情愛(それは惨めなのではなく、永遠に続くには良すぎるという類の)を描き出す。
2018-05-20 16:25:35是枝監督の映画はあくまでもドキュメンタリーではないし、ドキュメンタリーにしてもカメラが介入する影響を無視できないけど、でも是枝監督は現実に存在するはずの「何か」を描きたくて映画を撮ってるのではないですか、と問いたい。それは片渕監督の『この世界の片隅に』にも関連する所があると思う。
2018-05-20 18:45:34#万引き家族 でツイート検索すると「万引きを軽い犯罪だという印象を与える」「日本人が万引きをする人種だと思われる」「監督は在日」みたいなネガティブな反応が多くヒットして、この国の人たちが貧困から目を離してきた理由とその結果みたいなものが垣間見られてやはり意義のある映画だったんだなと
2018-05-20 21:48:38万引き家族に対して「万引きを軽い犯罪だという印象を与える」とか言う人はきっと貧困を軽い問題だと考えている。
2018-05-21 13:31:32「万引き家族」というタイトルは日本人を貶めているという主旨のツイートを見て、貧困、犯罪、自死、過労死や介護苦、差別や偏見など、我々の社会に存在するあらゆる負の側面を、「日本のことを悪くいうな」で見ないふりできてしまう愛国的傍観の態度こそが我々の社会を停滞させるのだと改めて思った。
2018-05-21 18:13:53「万引き家族の映画なんて反日だ」とかいう反応で思い浮かべるのは、自然災害や鉄道事故などが起こるとまずマスコミを非難して「どうして現場(自衛隊、消防、警察、鉄道会社など)の奮闘を褒めない」みたいな反応をSNSでするひとたち。
2018-05-21 22:43:57NHK時論公論。カンヌ国際映画祭でパルムドール賞を獲得した是枝監督の「万引き家族」は、自分と価値観の異なる人を攻撃する社会で「つなぐ力」を見せた映画だったと解説。「反日的」とか叫ぶネトウヨがいて、なんやねんと思っていましたが、そういう社会を問うたからこその受賞だと再認識。 #是枝裕和 pic.twitter.com/RcvOuF0aZx
2018-05-22 00:48:36『万引き家族』は日本を貶める映画だ! と意味の分からないことを言う層をより怒らせるために、『強盗家族』『放火家族』『殺人家族』とジャンジャン続篇を作ってほしい
2018-05-22 01:49:48A・Bという異なる主張があった時に、Aの主張を支持する人たちが、Aを支持する理由を述べるのではなく、Bを支持する人たちの品格やゴシップ的な部分だけ批判して納得するみたいな言説をちょいちょい見る気がする。
2018-05-31 22:17:09具体例:安倍政権や野党やマスコミの主張に対し、彼らの何かしらの欠点を取り上げて、「意見を言う資格はない、聞く価値もない」という論調へ持っていき、馬鹿にして自己完結する。
2018-05-31 22:21:02排他性のある主張や立場を維持し続けるには、自分の意見に近い人々同士のコミュニティが重要になる一方、意見の合わない人とはある程度の距離を置くことになるだろうから、ある意味カルト的な感じで孤立してしまう所がある。オウム真理教が過激化していった話とか、実は割と身近な話なんだよなと思う。
2018-05-31 22:36:41是枝監督の『万引き家族』、まだ公開されてないのに、「万引きを賛美している最低な内容」「年金不正受給を正当化する反日映画」「日本人を貶める映画は絶対に観ない」などの批判が非常にたくさんあり、公開されてからどうなるかそれなりに楽しみにしている。
2018-05-31 22:56:48『この世界の片隅に』も、上映場所が少なかった頃は、「戦争を美化してる」とか「太極旗を掲げるシーンがあるから反日映画だ」という情報を<伝聞で聞いて>批判する人が結構いたもんだから、そういう人はいるんだなあということを改めて感じている。
2018-05-31 23:02:51是枝監督の作品がなぜ世界で評価されるのかよくわかる記者の目です。監督はカンヌで十数社の海外メディアから取材を受けました。数人の記者が「私の子は養子なのでこの映画は人ごとではなかった」「私自身が養子で考えさせられた」と伝えてきたといいます。なぜ養子なのか。 mainichi.jp/articles/20180…
2018-06-01 09:56:45