掛け算の問題だから答え144で正解なんだろうけど、この問題の書き方だとみかんの数って36個だよな pic.twitter.com/iYTau8s1gi
2018-06-13 21:40:07@yuchiko_BAN_2 厳密に言えば、36個でさえないかもしれない。というのも、2つ目3つ目の箱が空なのか空でないのか、そして、空でないなら、何がいくつ入っているか、わからないから。答えようがない設問だ。うるさいことを言えば、言及されていない、みかんが12個入った袋が5つ目として存在するのかもしれない。
2018-06-14 13:59:52@yuchiko_BAN_2 だが、写真の上は、足し算の問題なので、四則演算のいずれかを使う設問が並んでいるプリントだとみられる。1)3年生までは、単純な四則演算文章題しか学んでいないから、四則演算のうちどれを使うのかがわかればよい、とも言える。消去法で、児童は掛け算の問題だと分かる。
2018-06-14 14:00:20@yuchiko_BAN_2 2)答えられない問題は、日本の小学校では出ないので、「答えられない」「答えなし」という回答はありえない。1)2)から、たぶん、「はこは4つあります。」は「そのようなはこが4つ」という意味だ、と推測できる。分かるには分かるが、「そのような」は入れた方がよかった。
2018-06-14 14:02:40@yuchiko_BAN_2 ところで、図形角度を答える設問には、分度器で測って答える設問と、足したり割ったりして計算で求める設問がある。後者の問題なのに、問題文脇に描かれた図に分度器を当てて答えてバツにされた児童が、「分度器を使うな」とは書いていない、と反論したらどう答えるのか。
2018-06-14 14:52:38@yuchiko_BAN_2 問題文に書かれているかどうかだけということだけでは、その設問に正しく、適切に答えるようになることはできない。問題文に与えられていないどんな情報をどれほど使って答えたら適切なのかのは、いくつも問題を解いて学ぶ中で、体得していくほかはない。
2018-06-14 14:54:09@yuchiko_BAN_2 小学校でやる速度の文章題で、走り始めの加速や信号停止を無視するのも、そのうちの1つ。ウサギが何羽を求める問題で、計算している間に、ウサギが子どもを産む可能性を排除するのも、そのうちの1つ。みかんは全部でいくつときかれて、世の中にいくつと解する可能性を排除することも。
2018-06-14 14:58:32これ、めちゃくちゃ大事な話なんですよね。これを「屁理屈」と言っちゃわないようにするために「国語」 を学んでいたりもするわけで。少なくとも学校ではこれをスルーしちゃいかんと思うのよ。 twitter.com/yuchiko_BAN_2/…
2018-06-14 14:29:09これ「はこが4つあります」だけでは、箱の中にみかんが入っているかは「分からない」んですよ。これは算数の問題だから、箱にはみかんが入っているのだと考えるのって、少なくとも「普通」だったり「当然」のことではないんです。学んでいる子供たちは、意外とそういうところでつまずいてたりする。
2018-06-14 14:41:03これを「"普通"は入っていると考えるものだ」とか「入っていると考えて"当然"だ」としか教えられないで育ってしまうと、やがて「自分に分かっていることは"普通"なのだ」とか「自分に分かるのだから、相手も分かって"当然"だ」と考えるようになるのではないかと思ってます。
2018-06-14 14:44:58こういった「普通」や「当然」を身につけることがいけないことだと言いたい訳ではありません。そういった感覚は日常生活では、むしろ役に立つことも多い。ただ、この感覚「だけ」では、いわゆる「客観性」を手に入れることは出来ないんですよ。twitter.com/isa_kent/statu…
2018-06-14 14:49:55文章を読むときに大事なことは、そこに書かれてあることを読み取り、また理解すること「だけ」ではなく、実は「書かれていないことは読み取らない」ことだったり、書かれている文章だけでは「分からない(判断できない)」ことが「分かる」ことも、同じくらい大事なことなんですよね。
2018-06-14 14:52:53@yuchiko_BAN_2 「入ってないやつあるのかも,箱の外に何個かあるか書いてない」 「みかんは世界には何千億個あるし」 「オレンジはみかんですか?」 「ちなみに世界に箱は何千億個存在する」 「5つ目の箱を発見すればこの文は偽となる」 問題のバグを探したり屁理屈を捏ねたりする教育(案)
2018-06-14 16:26:02@yuchiko_BAN_2 3番の問題との関連が気になります. 教える側が「足し算を使う場面」「掛け算を使う場面」みたいな単にハウツーとして”覚えさせよう”としているのではないかという気がしてきました.理解ではない修得を目的としてるというか,その.
2018-06-14 16:40:04