こういうのって裏に書きません……? #景徳鎮 pic.twitter.com/dzxuGigVr3
2018-06-14 21:54:33よしんば本物だとしても、どう考えても20世紀後半以降の作品ですね(清代までの作風からはあり得ないデザインや技法です)。線画の描き方がクズいから大した値段はつかないかと。 twitter.com/Kirimomi/statu…
2018-06-14 23:29:58@Kirimomi 色々複雑な話になりますが、まず景徳鎮の窯は唐代から焼かれはじめ、明のころ官窯となったあたりから栄え、技術的には明~清代に優れた品々を出していますが、現代も生産が続いています。
2018-06-15 04:10:05@Kirimomi 「本物かもしれない」という書き方をしたポイントの一つに器の造形があります。器の形だけは優美な曲線を描いているでしょ。陶工が古典的な器を知った上で技量を振るわないと、あの曲線を出しにくいとみられます。
2018-06-15 04:13:07@Kirimomi 上下の灰色の箇所と中央の箇所で土の色が合っていないのが一つ。明代までの技術では、やや赤褐色の乗った土の色は3価の鉄の色を微妙に含んだ場合で、上下の灰色は2価+3価となる磁鉄鉱の色を含んだ場合ですが、そうすると窯の焼く条件(酸化的還元的)が不一致です。近代の釉薬が要る。
2018-06-15 04:23:21@Kirimomi 土の色について、アレだけ整った形は明代の宮廷向けと輸出品、清代の宮廷向け位しかないですが、それなら土の色はもっと白いです(褐色だとしてももっと色が淡いはず)。景徳鎮は最上質の磁土を使えたので。
2018-06-15 04:27:14@Kirimomi 中央の絵がクズといったのは、細くてくっきりした太さの均一な黒線で描く技法が明・清の器には見られない点です。そんな精密な線がかけるのに建物の瓦の大きさがでたらめなのがさらにおかしい。あんなくっきりした黒い色も釉薬として時代が新しすぎます。
2018-06-15 04:32:07@Kirimomi 中央の絵は山水画をちょっと意識したかもしれませんが、明代の山水画(特に水墨画)とは全く画風が異なりますね。建物がででんと目立つ山水画というのはほとんど見ないし。なんかの物語からとったのなら、人物を強調するはずだし。
2018-06-15 04:36:20@Kirimomi と、ここまで全体的な作風についてコメントしましたが、正面に「景徳鎮」と「簡体字の丸ゴシック体」で書くのはどう考えても文化大革命の時代よりも遥かに後で確定なんで、全く骨董的価値がのらないので。
2018-06-15 04:40:29@Kirimomi 景徳鎮と書くとしても、正面や背面に堂々と書くのはありえないですね。普通は底の高台に囲まれた中のような、持ち上げないと見えない所に書くか。景徳鎮だと絵の中に隠すこともめったにしないし。
2018-06-15 04:49:51@Kirimomi すぐ上のtweetの景徳鎮は、清代までの景徳鎮という意味で書いています。現代のお土産屋の景徳鎮産の器はどう呼んであげたらいいのやら。景徳鎮(笑)とでもするか。
2018-06-15 04:56:00それにしても例の景徳鎮(笑)は、ホントに夜中に返信ツイートしたくなるくらいツッコミ所の多い目の覚める作品だった。俺の睡眠時間を返せw
2018-06-15 05:43:38