『運命の森』の思い出話

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

兄の部屋で『運命の森』を見つけたのがそもそもの始まり。小学校低学年でルールも分からず読み進め、帰ってきた兄に針ミミズに勝ったと自慢しました。でも「ルールを知らないのに勝てるわけないだろ」と言われ、ちゃんと戦闘ルールを教えてもらってからはもう完全にドハマリ。#ゲームブックの思い出

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それから兄が持っていた『火吹き山の魔法使い』『バルサスの要塞』『さまよう宇宙船』『宇宙の暗殺者』を遊びつくした後、自分でFFシリーズを揃え始め、社会思想社つながりでT&Tに触れてそこからTRPG沼へ。#ゲームブックの思い出

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小学生の時に自作したゲームブックもどき（自由帳に書きなぐったモンスター絵の数々）が、今の同人作成のいしずえ……というか形を変えて続いているようなもんです。#ゲームブックの思い出

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長期シリーズにおける初期作品特有の「後期に形成されたイメージと初登場時の描写がかみ合わない」問題の犠牲者である『運命の森』のヤズトロモ先生　#一人称が俺様 #いじわるそうな声 #ゲームブックの思い出

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この長期シリーズにおける初期作品特有の「後期に形成されたイメージと初登場時の描写がかみ合わない」問題について、京極堂シリーズの榎木津を題にして語りたいこともあるんですが、今回はゲームブック話なんで割愛。そのうち投下する。#するがいつとは言ってない

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『運命の森』の買物システムは、『バルサスの要塞』の魔法システムと同じようなことをやろうとしていたにもかかわらず、こちらの方が後発なのに洗練度で負けている感がある。#ゲームブックの思い出

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安田先生も『ゲームブックの楽しみ方』で指摘していたけれど、どのアイテムもほぼ1回だけしか使わないので、「別イベントではこういう使い方をしたけど、今度はどうなるのかな？」とか「あそこで使わずにこっちで使った方が楽になるかも」みたいな攻略の楽しみがないんですな。#ゲームブックの思い出

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でも、ずらっと並んだリストを見せられて、手持ちの金貨30枚を元手にアレを買おうかコレを買おうかと頭を悩ませるのは本当に楽しかったんだ。　#オヤツは300円まで感　#あのアイテム名もいいんだ　#するするロープとか飛び跳ねブーツとか　 #ゲームブックの思い出

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あと『運命の森』は「君の冒険はここでおしまい」とか「（宝石を見つけて）君は幸せでいっぱい」とか、妙にふんわりとした文章が多くて、今読むと結構微笑ましい。#ゲームブックの思い出

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そして『運命の森』といえば、表紙イラストが作中の扱いが重要でもなければ、そこまで印象的なシーンというわけでもない変化をフューチャーしているのが謎ともっぱらの評判の作品でもある。 #ゲームブックの思い出 pic.twitter.com/kWFQFD21bu

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かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

でも、よくよく考えると他の候補が「鼻から火を吹くマン」「自宅にて1人ポージングをキメる筋肉モリモリのマッチョマン」「でかいミミズ」「どっちがウサギを食べるかで血を見る寸前なオーク」などロクなのがいねぇ。 #ゲームブックの思い出 pic.twitter.com/qUsMRfvl4m

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でも「鼻から火を吹くマン」は字面だけ見ると最低（ボボボーボ・ボーボボのキャラみたいな設定）なのに、本文のイラストはシルエット補正もあって『運命の森』内でトップクラスにかっこいいのがズルい。 #ゲームブックの思い出 pic.twitter.com/ukG3i7AvEx

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そういえば「鼻から火を吹くマン」の武器が鞭なのって、指輪物語のバルログをリスペクトしていたんじゃろか。　#やってることはキノコ農園の管理職だけどな #ゲームブックの思い出

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とかいいつつ、FFシリーズの他作品も表紙絵の題材は作中の重要性とリンクしてないのが多いんで、別に『運命の森』だけの問題ではないのであった。 #フリーウェイの戦士とか深海の悪魔とか　#フリーウェイの戦士なんて完全に通りすがりのチンピラやぞ #ゲームブックの思い出

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『死のワナの地下迷宮』『サソリ沼の迷路』あたりは作中の重要性よりインパクト重視か。ソーサリーは他3作は納得できるチョイスなのに『城塞都市カーレ』だけうんこ食べるモンスターが表紙飾っているのが謎。本当に謎。　#そりゃインパクトあるけどさぁ #ゲームブックの思い出

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そもそもソーサリーはうんこ食べるモンスターが「肥食らい」「マカリティック（粘液獣）」と4冊中に2体もいるのはなんなんだ……と思っていたが、『モンスター事典』で確認したら粘液獣は汚物まみれになるのが好きなだけで食べるとは書いてなかった。#余計アレじゃねーか

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まっとうに格好良くて好きな表紙だと『トカゲ王の島』『海賊船バンシー号』『サイボーグを倒せ』あたり。あと『ロボットコマンドゥ』 のロボと恐竜というお子様ランチ的組み合わせも潔くて良い。　#FFシリーズの表紙といえば悪死だろ常考 #ゲームブックの思い出

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話を『運命の森』に戻すと、クリアに必要なアイテムが見つからなかった場合、同じキャラで最初からやり直せるというのも好きだった。開かない宝箱の上に座りこんで泣いちゃうのはもう嫌なんじゃ！ #嫌だけど嫌いではない #ゲームブックの思い出

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でも文章が周回プレイのことを全く意識していないのが黎明期ならでは。クリアルート上にいるせいで毎回リスポンする山賊の女ボスさんは、全国の読者にどんだけ殺されたことやら。 #ゲームブックの思い出 pic.twitter.com/YbkAfiIxAt

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サワベリー＆ファットノーズと同じく、財産を差し出せば見逃してもらえるんだけど、「1回しか遭遇しない」「そこから先は最重要アイテム以外使わない」衛兵コンビと違って、こちらは周回プレイ前提なのでそりゃ殺し合いになるわな。 #ゲームブックの思い出

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まぁいくら周回プレイ可能といっても、たいてい途中で体力か運点が底を尽いて死ぬんですが。初期作品なので戦闘バランスは緩めなのに、逆にまだ食料が特定箇所でしか食べられない仕様だった頃の作品なので、体力の回復の機会が少ないのである。 #ゲームブックの思い出

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おまけに数少ない食事可能ポイントのひとつは、そこで休むと体力を吸い取られるという極悪っぷり。よほど文句が多かったのか、その後のシリーズ作品が任意のタイミングで食事できるようになったのもむべなるかな。 #ゲームブックの思い出

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

とまぁ『運命の森』には色々と作りこみに甘さが見られるわけです。『火吹山の魔法使い』『バルサスの要塞』は時間かけて気合い入れて作った感があるのに、『運命の森』からは急遽シリーズ化が決まってそこまで作りこむことができなかった空気が感じられるのだ……　#ゲームブックの思い出

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他にも戦闘偏重すぎとか個々のイベントが薄味とか、そこまで高い評価を見ない作品なんですが、初めて触れたゲームブックだけに自分の中では特別なポジにあります。こんな長文感想を書くのが苦にならないくらいに好き。　#ゲームブックの思い出

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

というわけで『運命の森』感想はここでおしまい。次は『ウィザーズ・クエスト』と『ブラッドソード』をできたら明日投下したいところ。両方ともこんなに長文にはならないので安心してくれ。以上です。