- naobotaka_magi
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美術や音楽系の大学がパッとしない感じの原因はコスパの悪さだろう。そしてそれは、最近できた多くの文系学部にもいえることで、もっと言うとこれが日本の大学の最大の課題ではないか
2018-06-23 16:07:41本来は日本は学歴社会が成り立たないはずだが、実際はそうではない。結果的に、理工系大学や上流文系のような資格をセットにした大学にいく方がコスパに恵まれてしまい、日本はバカみたいに大学の格差が拡大したのではないかということ
2018-06-23 16:07:42私から見れば情報系はピンからキリまである。情報科学出身の私はそう思う。しかし以前、私立美術系なら余裕な人が敢えて難しい国公立の社会科学系に入った人の話だと「コスパの問題」と話していた時に、この課題にはハッと気づいた。その選択は就職活動にも影響する
2018-06-23 16:07:42もちろんそれが大学全入を実現した要因にもなっていたのだが、それが教育費のインフレを招いているというは、ちょっとやばいでしょ。大学の数の適正化がもっとまともにできていれば、学歴社会の適度な進行ができていたのではないか
2018-06-23 16:07:42もう1つ。専門学校方面で考えると、彼らは膨大なコストを費やしていることに気づく。専門学校の学費は年間30~90万円前後だが、これは国公立の文系学部の学費より少し高い。就職をも考えるとコスパはよくない
2018-06-23 16:07:43専門学校は都市部に多いが、大学は最低限全国各地にある。しかし、その専門学校も近年は廃校が進んでいて、事実私の地元には昔幾つかの専門学校があったが今は一つもない。大学だって近年は数が減る傾向にある。
2018-06-23 16:07:43事実高校の定員の適正化で低偏差値校の廃止が進んでいる。同様に、Fランク大学を整理すれば浮いた資源を一二流大学に回せる訳で、今は争点のズレまくった森友加計学園問題ではないのだが、学校だけ見ても改善の余地ある無駄が多いのだということを自覚する必要があるだろう
2018-06-23 16:07:43それほど学歴インフレが進んでいるのが現在だということでもあるが、それはとてもリスクのあることだと思う。ロスジェネが思い知ったことだ。大卒のニートやラノベ作家が教育コストを回収できただろうか?就職失敗ゆえの引きこもり…幻想を失って初めて気づいた膨大な現実があるはず
2018-06-23 16:07:44私はプレッシャー世代で感覚的にはロスジェネに近い。ゆとり世代にも近いが、それでも相当の距離感を感じた。高学歴・就職成功率はロスジェネに勝ってゆとりさとりに負けているのに。こうした「高学歴者・教育コストのインフレ化」を解決すべく、学歴社会のデノミ・デフレが必要ではないか?
2018-06-23 16:12:55昭和や平成初期はともかく、不況時の国公立・中堅以下私立大学は低成長だった。が、代わりに目まぐるしく発展したのが大手の私立大学ではないかと思う。代表例は早慶上智ではないか。慶応の急速な繁栄の背景にあるのは、教育への急速な投資があると私は考えている
2018-06-23 16:07:44早慶上智のキャンパスはいずれも都市部とその通勤圏内で完結している。これは大変便利で、「本部ですら陸の孤島が当たり前」の中堅以下私立と比べるとはるかに便利である
2018-06-23 16:07:44もともとは、ありふれた一流私立の一部だったそれらだが、その内の早稲田だってゆとり世代を中心に芸能人を輩出していたり、上智は無敵の人事件で話題になった漫画家を輩出したり、人材開発が実に巧みで、これで関東有数の名門校であり続けられるのではないか
2018-06-23 16:07:45国公立の常識の倍くらいの教育スケールの確立が出来ているわけである。そしてこれは関東だけではない。西日本も北海道なども同時期に発展。向上に成功しているが、それもやはり適正な教育スケールの確立によるものではないか。中堅以下と国公立は一流私立を見習うべきである
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