【それでどうする？】福間健二 #k2fact195

福間健二 @acasaazul

分類できない才能の持ち主だとも無能だとも言われながら、やっていること、どんな古典のリメイクだったろう。くすぶり、深い理由を先に歩かせて治した足の故障。土砂降りの雨も、砂漠も、帽子をかぶる喜劇の装置にした。好物はカレーライス。野菜たっぷりのがいい。（それでどうする？１）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

「実のこと」ができない。そうだとも言われ、羨ましかった。作物を虫にやられた畑で笑う兄弟。そのシャベルを慰める骸骨王。疲れているのは同じでも。ちぎれかけた繊維にため息をつかせて取り返しているものがある。地震の翌日、雲が少ない。何から片付けるのか。（それでどうする？２）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

平地で学んだこと、念を押されながら、つい忘れる。言われないと、しない。そう見えるのだ。じゃないこともあるでは、自転車で迷った末に着いた会議で、どの資料のどこが説明されているのか、何度もわからなくなる。汗、始末しなくて、溶けるもの持った帰りは雨。（それでどうする？３）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

廃工場のなかにも水たまりができて。逆か。どっちでも変わらないか。沈みたくない車輪からペダルに伝わる。育たないもの、それだって簡単には片付かない混沌状態をつくること。わかったと思うけど、あまり役に立たないらしいこの体も、雨の触手には熱を感じさせる。（それでどうする？４）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

点滅型の魅力。どんな隙間に生まれたものだったか。そうじゃない魅力より飽きない気がした。いいと思ったが、ふり返って、ふり返って、メモに書いた数字が全部根拠を失いそうだ。小惑星、よくぶつかれるな。昼が長い時期の、たまたまの晴れ間。新しいメモが出てきた。（それでどうする？５）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

固体になれないもの。何に弱いのかなんて聞かない。そうすると、雨季があって、地震の多い国。謝っているような、そうでもないような言葉とまずい演技。要注意だ。顔を隠してなにか捕ろうとする者の黒く濃い線を正当化して、実は小鳥のぼくたちに命令しているのだ。（それでどうする？６）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

答えが見つからない、からではない。それぞれ古び方のちがう「破壊的性格」の大きな手がおりてきて、つかむ卵、あってもなくても、昼は背後から混沌とする。すてるもの。とっておくもの。判断のつかないもの。みんな、いいかげんそうに見えて、予報は気にしている。（それでどうする？７）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

泣くなってこと。究極、存在としてだれかの涙でありたいなら。川でおしっこした若いパティみたいに。空から降りてくる子たち、なんだろうってね。なんだろう。物語から借りた言葉のホコリを払って素朴に歌えば、地上への贈りものだ。このあとは自由。夜の馬が走る。（それでどうする？８）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

エレベーター、上に用があったはずなのに下に降りて出たエリアの新しさ。いいな、ではすまない建築は語る。「交換」やめようと提案して別れた同行者が自由のなかに隠したこと。みんな、自分の子とは、はぐれたまま。期待しないほうがいい。寝ているあいだの出来事。（それでどうする？９）#k2fact195

福間健二 @acasaazul

人と暮らす場所。「ありがとう」と「ごちそうさま」を言う。はい、カレーライス。笑いすぎて破っちゃうよ。水曜日のお日様、久しぶり。でも、すぐに隠れそうで、破ってくださいとは言わないこの地図だ。自分で描いて大バカなりの複雑さで曲がりくねった線を楽しむ。（それでどうする？10）#k2fact195