- uncorrelated
- 7795
- 24
- 7
- 339
おれが志半ばで倒れたときのために伝えておくが、ポストモダンと戦いたかったらレヴィ=ストロース『構造人類学』『はるかなる視線』を読むといいです。大半のポモがこれの劣化にすぎないとわかる。
2018-07-02 16:39:23サピアウォーフとポモが似ているというのはよく知られているが、どういう影響関係にあるのか指摘した本はぼくの知るかぎりない。じつはレヴィ=ストロースとウォーフはどちらもボアズの言語理論に影響を受けてて、いわば兄弟弟子的な関係にあるのだ。
2018-07-02 16:51:28そのためレヴィ=ストロース説とウォーフ説は一見すると似たところがあり、混同されやすかった。50年代にすでにレヴィ=ストロースは、自分は相対主義者ではなくウォーフ批判派だとわざわざ釈明している。おそらくこうした事情からレヴィ=ストロース説のウォーフ化が起こったのだ。
2018-07-02 16:54:52レヴィストロース、遠近の回想では「ラカンの文章は五、六回読まないと意味がわからないし、これに費やす時間はないとメルロポンティと意見が一致した」という内容のことを言ってる。構造主義の創始者からみても意味がわからなかったんだな。
2018-07-02 17:13:07あ、今のは海外ポモを批判したい人の話で、動ポモを批判したいとかだったらマテイ・カリネスク『モダンの五つの顔』とジョセフ・ヒース『反逆の神話』を読んだほうがいいかも。
2018-07-02 17:21:41ウィリアム・バロウズの「言語はウイルスだから抵抗しなきゃならない」みたいな話、ポモと似てるけど直接の影響関係はない。なんで両者が似てるのかというと、カリネスクのいうモダンとか、ヒースのいうカウンターカルチャーとかのより大きい思想的流れにどちらも属してるからで
2018-07-02 17:26:08モダンの系譜を一九世紀あたりから追ったのがカリネスク本、この流れが二次大戦以降に左翼思想と結びつきを強めてからの流れを追ったのがヒース本という感じかな。まあヒースの叙述はあんま歴史にそってないけど。
2018-07-02 17:29:32