カウンシル・フジミ ＃７

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

（これまでのあら0すじ：怒り101が閾値を超え11たシンウインターは、自らの手でゾー1101イを奪い、ニンジャスレイヤーを1殺す為、フジ11100ミ・ストリートの店＜筋＞に直接あらわれた。その強01001大なるジ011ツとカラテによ10101って三人のニンジャを圧倒するシンウイン01011ター）

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

（ニン00100101ジャスレイヤーはサツバツナイトのヌ10100101ンチャ01010クを手にし01011、ナラクの炎を注ぎ込む。危険な力のオーバー1001ドーズに喚起する傍観者クローザー。だがその時、010011守るべきゾーイは自らイクサに加わり、シンウイ0100111ンター110に己の力の牙を01001剥くのであった）

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

【カ011ウ1ン0101シ01ル・フジ101ミ】#7

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「ンンンンアアアアアア！」ゾーイ00101の背は反り返010011り、その小さな01010011体が耐えられ0101001ぬほどの絶0100101叫を発した。01ノイズの中から無00011数の蠅が010011飛び出し、飛び回り、壁や質010011量にぶつかっては、01ノイ01001ズの澱みを更に生じた。　01

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「お前は！消え0101てしまえ！」ゾーイが憎01010しみを込め10101てシンウインターを睨んだ。シン00101ウインターは周囲の「澱み」を警010011戒した。「触れて010011はいけない！」コトブキがニンジ010011ャスレイヤーに0101警告した。彼は眉根を寄01せた。00011もはやこれはイクサどころでは……！　02

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「アイエエエエーッ！」0101穴だらけになっ010101た家屋の中から000市民の10悲鳴が10聴こえた。コトブキはそ110ちらに叫ん10だ。「ご迷惑をお0101かけします！110澱みに001触ってはい01けません010よ！」0101「イヤーッ！」ニンジ01001ャスレイヤ010011ーは地を蹴り、シンウインターを阻みに行く！　03

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110011見づらくてかなわん！読者諸君、ごきげんよう。私はザ・ヴァーティゴ。初めての方はどうぞよろしく。現在少し遠い場所から君達と一緒に状況を観測している。ちょっとアレだな、カメラをこのワイパーを使って拭えば、少なくとも文章の浸食は止められるだろう。かなわんからな！では、またな010011

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「イヤーッ！」シンウインターの拳とニンジャスレイヤーの拳がぶつかり合った。シンウインターは目を細めた。両者の腕をカラテ衝撃波が伝い、ビリビリと震わせた。時間が凝縮されて緩慢になり、二者は第二撃を同時に繰り出した。しかし蹴りが届くのはシンウインターが一瞬早かった！「グワーッ！」04

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ニンジャスレイヤーは吹き飛びながらフックロープを放ち、エメツの柱に鉤を噛ませた。空中を旋回しながら、彼はスリケンを投擲した。「イヤーッ！」二枚放たれたうちの一枚は澱みに触れ、妙な形状になって、あさっての方向へ。もう一枚をシンウインターは指先で挟み、止める。　05

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既に飛び回る蠅の姿はない。01の澱みを爪痕じみて無数に残し。「アイエエエエ！」「アイエエエエ！」半壊の家々から耐え兼ねた市民がまろび出て、散ってゆく。ニンジャスレイヤーはロープから飛び、トビゲリを繰り出す！「イヤーッ！」「イヤーッ！」シンウインターは裏拳で受ける！メキメキと軋む！06

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「……ヌウーッ！」シンウインターは憎しみに血走った眼を見開いた。こめかみに血管が浮き上がり、破裂して、血が流れた。カラテ衝撃に仰け反り、踏みとどまったシンウインター！ニンジャスレイヤーは空中で回転し、第二撃の蹴りを繰り出す！「イヤーッ！」　07

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「グワーッ！」肩口に赤黒く燃える踵が衝突し、シンウインターの秀でた身体が沈み込む。「サツバツ！」ニンジャスレイヤーは叫んだ。いまだ着地を見ず、さらなる空中打撃！鉤手が燃え上がる！シンウインターはすくい上げるように腕を振り、掴みかかる！「「イヤーッ！」」KRAAAAASH！　08

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01の危険な澱みが散在する空間にカラテ衝撃波が再び走った。「ヌウウーッ！」シンウインターの顔面左半分に赤い縞模様が生じた。指によって抉られた炎傷！血が噴き出す！だが眼球には至らず！「イヤーッ！」ニンジャスレイヤーはさらに一撃！蹴りがシンウインターの胸を裂く！「グワーッ！」　09

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「ケリをつけてくれよう、コワッパ！」ニンジャスレイヤーはカラテを構えなおすシンウインターに叫び、燃えるヌンチャクを振り回した。シンウインターはメンポを開き、血の唾を吐き捨てた。「貴様は本当にムカつくガキだ……」両腕にまとうオーロラがその色をなお濃く、空気を巻き込んでゆく……！　10

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二者の足元の石畳が、踏み込みの反動で爆散した。二者は同時に動いた……だが……それぞれに第三者が攻撃をかけたのである！「イヤーッ！」一方は、民家の壁を貫きながらボーと共に飛び出したクローザー！もう一方は、「ンンンアアアアアア！」ゾーイ！　11

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ニンジャスレイヤーの防御は遅れた。意識の外からのアンブッシュ。ウカツと断じるべきか。否……クローザーの打撃は凄まじいワザマエであった。かろうじてその狙いは心臓を逸れ、左腕のつけねにボーがねじりこまれた。「大人しく……ンクキキキ！悪いようにはしない！」およそ人ならざる恍惚の笑み！12

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ドクン！ドクン！ドクン！心臓が強く鳴る！(((マスラダ！)))ナラクの声がニューロンに反響する。(((なんたるウカツ……こ……こやつは……ケイトー……ニ……ン……)))「ナラク！」引き剥がされようとしている！マスラダはナラクを掴み、繋ぎ止めようとする！　13

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ゾーイが後から後からシンウインターに叩きつけるモータードクロや戦車の捩じれた破片が降り注ぐなか、ニンジャスレイヤーはこの降ってわいた……だが致命的な……災厄に抗おうとした。クローザーは人間めいた顔をしている。だがまるで人間の顔をしていない。「離さぬぞ……！」　14

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ドクン！ドクン！ドクン！心音が世界を埋め尽くす！闇が視界を覆い、マスラダとクローザーだけが世界に在る！そしてクローザーは己が望みを遂行しようとしていた。「諦め給え、か弱き者よ！君と私では……クキキキ……畢竟、経てきた時が違う……所詮このナラクもモータルの胡乱な残滓に過ぎぬ」　15

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「ナラク！」「マスラダ！」ナラクが叫び返した。「どうにかせよ！ここはオヌシのローカルコトダマだ！オヌシが制するのだ！」「黙れ！」マスラダは吼えた。「当たり前だ！」彼はボーを掴み、引き離そうとする。クローザーが笑みを更に深める。ピザタキの店内で二者はせめぎ合う！　16

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「その意気や良し！」扉の向こうで新たな声がした。無雑作に扉を開けてエントリーしてきたのは銀のニンジャである。「お前……」マスラダは困惑と共に、その髭のない男を見る。「俺だぜ」男は顎をさすった。「どうだ。カッコいいだろう。それと、紹介したい奴も一緒だ」戸口をくぐって、もう一人。　17

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愉悦に狂ったクローザーの顔が曇り、憎々しげにしかめられた。「しつこい奴……！この禽獣めが！」「ご挨拶だね」黒い翼を生やした大柄な男が夢ZBRをひと吸い。カウンターの灰皿に押し付ける。「だが見たとこ、お前さんも相当だぜ。イービルスピリットの旦那。人間めいちゃ居るが」　18

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「……！」クローザーは何か言おうとしたが、既に49マグナムの銃口が向いていた。そして容赦なく引き金を引いた。BLAM！BLAM！クローザーはボーを引き、跳び下がる。不本意！「ドーモ。シルバーキーです」銀のニンジャはアイサツする。もう一人が続く。「ドーモ。ディテクティヴです」　19

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「……ドーモ。クローザーです」ニンジャはアイサツを返す。シルバーキーが人差し指を突きつける。「色々あってな、今の俺はコイツと繋がってる。で、見ての通り、俺はコトダマ空間が本領でよ。この探偵のオッサンもな」顎で示す。そして啖呵を切った。「そう簡単に引っ掻き回せると思うなよ！」　20