中国古典に登場する麻原のお仲間達

すんすけ @tyuusyo

中国古典に登場する麻原のお仲間１　北魏の法慶　幻術使い。「われこそは新たなブッダなり！」と主張、大乗教なるカルトを旗揚げ。「人殺しは菩薩」という馬鹿げた教義で５万人を洗脳、あちこちで虐殺事件を起こした。最後は政府軍に殺された

すんすけ @tyuusyo

２人目　東晋の孫恩　道教系のカルトで先祖は晋の大物政治家。教祖様は叔父。叔父が政府に殺されたのを恨み、野党ともども蜂起。親に子供を殺させて結束を図るという異常な教えだった。これまた政府軍に追われて自殺。信者は後追いで集団自殺したり、残党が謀反を起こしたり。

西方政府軍兵士＠ノクターンノベルズ＆ノベルアッププラス @Lkpi8dEIKmF7bi1

@tyuusyo 「人殺しは菩薩」・・・・・・強盗殺人や反乱やって当局に処刑されて殉教者になろう！って棍棒持ってテロをやった古代ローマのキリスト教異端　キルクムケリオーネス感ある

すんすけ @tyuusyo

３人目　北宋の王則　その１の法慶の後継者。麻原同様極貧の家の生まれ。大乗教（弥勒教）のカルト経典が広まっていたこの地方でカリスマと崇められ、背中の入れ墨が瑞祥だとされて取り巻きに救世主にされた。空中飛行ができるなどと言っていたらしい。これも政府軍に鎮圧された。

すんすけ @tyuusyo

中国史でオウムみたいなのが矢鱈出てくるのは １，貧しい農村には常に食うに困ったニートがいる（魯迅の阿Q正伝を思い出してほしい） ２，農民の知識水準が高くないのでカルトを信じやすい ３，格差がひどいので金持ちに対する恨みがスゴイ などの原因があるとされている

すんすけ @tyuusyo

@Lkpi8dEIKmF7bi1 親鸞が悪人正機を説いたときでも曲解して犯罪に走った連中も居ますし、どうもこういうのがいますねえ

すんすけ @tyuusyo

一番すごいのは法慶と王則の時代はかなり離れているのに、法慶の乱の影響が全く失われていないことですね。参考⇒oshika.u-shizuoka-ken.ac.jp/media/10_03.pdf　論文「宋代の王則の乱と弥勒教に関する一考察」

西方政府軍兵士＠ノクターンノベルズ＆ノベルアッププラス @Lkpi8dEIKmF7bi1

@tyuusyo 許されるなら犯罪しよう！とか教義考えた人間を馬鹿にしてますよね・・・ オウムも、自分らの犯罪はポアだから許されるとチベット仏教を曲解していた。

すんすけ @tyuusyo

高島俊男先生の名著『中国の大盗賊』（講談社現代新書）はオウム事件を語る上でも必須と言っていい。特に太平天国の乱、あれは似てるんだよ。教義がかなりテキトーだけどものすごい反乱になっているのもなあ

すんすけ @tyuusyo

@Lkpi8dEIKmF7bi1 「犯罪行為はこうこうこういう理由で許される」と信者を洗脳するのは割とデフォですね。オレオレ詐欺でも「高齢者に富が偏在しているから俺たちは義賊、正しい行動なんだ」とか仲間に教え込むらしいし

西方政府軍兵士＠ノクターンノベルズ＆ノベルアッププラス @Lkpi8dEIKmF7bi1

@tyuusyo オレオレ詐欺もイスラム国やオウムみたいな自己正当化の論理を持ち出してたんですか・・・驚いた。

立花積読斎 @lihuatongying

@tyuusyo 一人殺せば一住菩薩になる、十人殺せば十住菩薩になる.....また狂い薬をつくり、人に飲まさせ、親子兄弟にしても互に見知らず、ただ殺害の事を為す

すんすけ @tyuusyo

@lihuatongying 法慶ですね。それにしてもひどい。