官・民・学の癒着を生みだす東大一極集中体制

原発問題に関する@vikingjpnさんのツイートをまとめさせて頂きました。 今回の原発事故では、官(経産省など)と民(東電)と学(原発推進派の学者)の癒着が問題視されていますが、そういった構造が生まれた背景には、優秀な人材の東大への一極集中があるのではないか、といったお話です。 高等教育行政にも問題の遠因があるという視点は非常に興味深いですね…
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@vikingjpn

小宮山さんかぁ。密かに実家の親父の同期の中で最高の出世頭だったんだよな。「あいつはエリート意識が強過ぎる」と親父は毛嫌いしてた。いや、親父もね。笑

2011-04-16 10:52:09
@vikingjpn

で、原子力工学業界(とその周辺分野)の出世頭は否応なしに「民間最大手」との関係が深くなる。東電や原子炉メーカーと彼らが深い関係にあること自体はある意味当たり前。それが嫌なら東大以外にも優秀な人材を配置するシステムが必要。これは個々の大学経営と高等教育&科学技術政策の課題。

2011-04-16 10:58:00
@vikingjpn

ちなみに実家の親父の同期の顔ぶれを見ていると、旧科技庁の原子力政策関連の審議官・旧動燃の理事・東大(旧)原子力工の教員・原子炉メーカーの上級幹部と、ありったけの原発関連のポストが並ぶ。談合をするとは考えにくいとは親父談だが、一種の同族経営的な側面は否めまい。

2011-04-16 11:03:38
@vikingjpn

さらに突っ込んで書いてしまうと、国の基幹政策を支える人材の育成を、行政面でも科学技術面でも殆ど東大が一手に引き受けてしまう構造がある限り、原子力政策のような「同族経営」状態が出現するのは防ぎようがないと思う。これは東大を頂点とする日本の高等教育体制の宿痾かもしれない。

2011-04-16 11:10:37
@vikingjpn

ちなみに、東大原子力工学とは対照的に、京大原子力工学は遥か大昔から原発反対派の根城だったとは親父談。東大が原発を建てる方法を学びに行くところなら、京大は「原発は危ない」と批判するための材料を学びに行くところだった。

2011-04-16 11:13:18
@vikingjpn

東大原子力工学が原発推進派の根城なら、京大原子力工学は原発反対派の根城。よって同一の放射線&放射能リスクに対して、前者は楽観的観測を述べる傾向があり、後者は悲観的観測を述べる傾向がある。これは原子力業界の常識だと親父から聞いた。

2011-04-16 11:17:22
@vikingjpn

楽観論の東大と、悲観論の京大。この歴史的経緯に由来する対立構造を知ることは、今や大量にメディアに溢れる「専門家」たちのコメントをどう理解するべきかという個々人の評価基準を決める上で少しは有用かもしれない。

2011-04-16 11:27:41
Mitsunori Y @mtnpeeey

どのような根拠から楽観論になったのか聞きたい所です。 RT @vikingjpn: 楽観論の東大と、悲観論の京大。この歴史的経緯に由来する対立構造を知ることは、今や大量にメディアに溢れる「専門家」たちのコメントをどう理解するべきかという個々人の評価基準を決める上で少しは有用

2011-04-16 11:51:33
@vikingjpn

@mitsunopeeey 今回の福島第一の非常事態よりずっと以前からの(つまり平時の)、原発が抱える諸々のリスクに関する言説にそういう傾向があった、ということのようです。親父談ですが。

2011-04-16 12:47:09
Mitsunori Y @mtnpeeey

@vikingjpn 科学的データに基づいて主張しているのに、意見が反対になるというのが僕には奇妙に思えます。専門家はリスクに関するデータを出しながら議論して欲しいな、と思います。マスメディアでは難しいとは思いますが。

2011-04-16 14:03:34
ヨートゥーン @jotun82

楽観論 vs 悲観論 は 体制 vs 反体制 とも解釈できそう。

2011-04-16 11:45:49