Counseling Gifted Adults – A Case Study

ギフテッドアダルト必読の記事です。作者はギフテッドアダルト専門のカウンセラーPaula Proberさん。 ソースは以下のところ。 http://sengifted.org/counseling-gifted-adults-a-case-study/
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「私たちは次のような特徴をもつ子供を見たときに並外れた子供であると認識する。思慮深さを思わせるような質問をする、発達した語彙力を持つ、熱心に読書する、止めどもない好奇心、創造的に考える、際立った知的・学術的・音楽的才能など(Webb, Amend, Webb, Goerss, Beljan, Olenchak, 2005)。 →

2018-07-05 18:53:41
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→またこのような子供達にカウンセリングをしたり、育てたりしていると、他にも特徴があることに気づく。それは発達した共感力、激しい感情、過敏性、完全主義などである。(Mendaglio & Peterson, 2007) しかしこのような子供達が大人になったらどうなのだろうか?そしてもしそんな大人の人が→

2018-07-05 18:55:08
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→精神療法を求めて私たちのオフィスにやってきた時、彼らには何が必要で私たちに何ができるだろうか。 ギフテッドであることとはどういうことなのか、その概念は明らかではなく複雑であり議論の対象となっている。M. Streznewski (1999),は著書Gifted Grownupsの中でこう言っている。→

2018-07-05 18:55:59
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→『ギフテッドであるということは、精巧にチューニングされた生物学的に発達した認識システムのことであり、全人口の95パーセントよりもかなり速く機能する頭脳のことである。』 子供だけでなく大人にとっても、ギフテッドであるということは人格全般に影響する。私たちは、→

2018-07-05 18:56:54
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→ギフテッドであるということをその人の認知的学術的な面に関連したものと考えている。しかしそれだけではなくギフテッドであるということはその人の感情面や社会面、精神面における健康にも影響を及ぼすのである。それはその人が成し遂げた業績や結果というよりは、いくつかの性質のことを指す。→

2018-07-05 19:02:05
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→そしてそれら性質は常に人生を簡単なものにし成功に導くとは限らない。ギフテッドは人生を通して、ギフテッドであるということの恵みと重荷の両方を味わうのである (Roeper, 1999) 私はギフテッドの人々と29年仕事で関わってきて、精神療法の中でよく挙げられる問題があるということが分かった。→

2018-07-05 19:03:50
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→主な問題は、学校教育における辛い経験、高い感受性、激しさ、実存的鬱、高い共感力、完全主義、多種類の能力、人間関係における困難、などである (Mendaglio & Perterson, 2007) 。療法士が高度の発達に伴うギフテッドの性質を理解し、それら性質とその影響を依頼人に説明したとき、→

2018-07-05 19:04:35
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この説明するということそれ自体が精神療法の結果に多大な影響を及ぼしうる(Jacobsen, 1999)。」 Counseling Gifted Adults – A Case Study sengifted.org/counseling-gif…

2018-07-05 19:05:27
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「症例の背景 スーザンは7歳の時、自分が他人とは違っているということが分かっていた。彼女の思考と感情は、他のほとんどの子供が快適で安心を感じるような入れ物にピッタリと入ることは決してなかった。彼女の学びの欲求は飽くことがなかった。彼女にとっては食べ物よりも読書が栄養となり、→

2018-07-06 21:30:18
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→分析・統合して考えることがバービー人形で遊ぶよりも楽しいことであった。 彼女はあらゆることを憂えていた。貧困、世界平和、熱帯雨林の消失。そのせいで彼女は夜眠ることができなかった。周りの大人たちは、そのようなことを心配するには彼女はまだ幼すぎると言っていた。しかし大人たちが→

2018-07-06 21:31:22
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→心配しても彼女の助けにはならなかった。クラスメートには彼女が奇妙に思えた。たしかにお誕生日会に似つかわしい話題ではない。このような周囲の反応を見て彼女は困惑し悲しくなった。『ギフテッドなので周囲の子とは違っているんだ』と説明してくれる人は誰もいなかった。→

2018-07-06 21:32:14
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→彼女には他のほとんどの子供よりも深く速く考えることができる頭脳が備わっていたのである。また『普通7歳の子供は世界を守ることに責任を感じることはない』と言ってくれる人もいなかった。 45年後、52歳になったスーザンはカウンセリングを受けに訪れた。彼女は10代の息子ジョンを育てており、→

2018-07-06 21:33:16
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→そのことにより彼女は自分自身と向き合わざるを得なくなった。ジョンは幼稚園でギフテッドであると認定されていた。スーザンはギフテッド児についての本を読み始めたのであるが、全く驚いたことにそこには自分自身のことについて書かれていたのである。 スーザンに初めて会ったとき、私はすぐに→

2018-07-06 21:34:27
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→彼女の『激しさ』に気づいた。彼女の鋭い薄茶色の瞳は細い縁のメガネの後ろで不安げであり懐疑的でもあった。と同時に、彼女の感情は精力的で意欲に満ちていた。タートルネックのセーターの上に赤ワイン色のコール天製ジャンパーを着てコンフォートシューズを履いていた。 →

2018-07-06 21:34:53
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→ 最初の会合で、スーザンはカウンセリングを受ける理由を私に話した。もし自分がギフテッドなら、それがどのように自分の仕事や人間関係に影響しているのかを彼女は理解したいと考えていた。そしてギフテッドであるということをより上手く利用する方法を見つける必要があると思っていた。→

2018-07-06 21:35:41
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→自分の感じていた不安や深い孤独に対処するため、自分のことを真に理解してくれる友人を探すため、より効果的にコミュニケーションするため、結婚生活を瓦解させないために。 →

2018-07-06 21:36:24
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→ これはよくあることではない。ほとんどのギフテッドの依頼人は、よくある鬱や不安や人間関係、家族間のコミュニケーションなどについて助けを依頼する目的でカウンセリングを受けにやってくる。そのような場合、最初のうち彼らは自分のことをギフテッドであるとは思っておらず、→

2018-07-06 21:37:13
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→ギフテッドであるという意見に反対することさえある。彼らは自分たちがうまく社会に適合していないと思っていることがよくあるが、それがなぜなのかは知らない(Jacobsen, 1999) 。これが彼女をこの症例研究の題材に選んだ理由である。もしカウンセラーがギフテッドであることを疑い、→

2018-07-06 21:38:06
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→そのことについて後述する指針を用いて依頼人と話し合うことをすれば、そこから得られる洞察はカウンセリングの結果に良い影響を与える結果となりうる (Silverman, 1993)。 私は大人のギフテッド特有の性質についてスーザンと話をすることから開始した。その結果、→

2018-07-06 21:39:19
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→彼女はギフテッドの性質の多くを有していることが明らかとなった。複雑で分析力のある頭脳、早口で喋る、発達した共感力、独特のユーモアセンス、そして完全主義である。彼女は自分の若い頃のことを述べた。そのときに明らかになったことは、彼女はあらゆることについて過敏であり、→

2018-07-06 21:39:45
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→細部までよく注意し正確さにこだわりを持ち、周囲とは違う考えを持つ傾向があったということである。これらは全てギフテッドの特徴である (Webb, et al, 2005)。私は関連文献と資料のリストを彼女に渡した。」

2018-07-06 21:41:10
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→その後、彼女は若い頃の学校での経験を話し始めた。」 Counseling Gifted Adults – A Case Study sengifted.org/counseling-gif…

2018-07-06 21:41:24
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「学校教育 大人のギフテッドが学生時代のつらく苦しい思い出を持っていることはよくある話である(Clark, 1997)。学校に入学する際にはわくわくしていたが、すぐに深く失望することになったのを覚えているとスーザンは言う。例えば小学2年生のとき、彼女は読解の練習帳を一晩で全てやり終えた。→

2018-07-07 16:41:46
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→次の日彼女はやる気をみなぎらせつつそれを教師に見せたが、先に進みすぎていることを理由に叱られてしまった。その教師はスーザンに、他のクラスメートが追いつくまで座って塗り絵をしているように申し付けた。彼女はその後何年にもわたって何度もこの手のことを経験した。→

2018-07-07 16:42:24
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→スーザンは人の言うことをきく生徒だったので、黙って耐え忍んだ。時折、彼女にとって嬉しいことであったが、ある創造的な教師がいてスーザンの知性を理解し彼女をやる気にさせる方法を見つけてあげるということもあったようである。しかし学生生活全般としてみると、→

2018-07-07 16:43:03
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