鋭意調査中：4月15日毎日新聞報「放射性物質：顔料使ってセシウム汚染水浄化」とは？

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

『青色顔料の一種「紺青」の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働き…汚染水にこの顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、セシウムとともにフィルターでこし取る…検出されたセシウムの濃度は１万分の１以下』と。>東工大が開発 - (毎日新聞) http://t.co/DLp75AE

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

確かにこれは東工大のGJ。紺青 http://p.tl/Fmsg 言うと一部にはピンと来ないかも知れぬが、製法によって、またそれから転用されて色の名として「プルシアンブルー」として知られるもの。

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

そうか、排出の為に処方される薬もこれか。『事故でセシウム137を摂取してしまった場合、紺青（プルシアンブルー）で治療される。これはセシウム137に結合し、体外への排出を促進する[1]。』と。 http://p.tl/Fmsg

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

そもそもこの「紺青」、顔料に使われるくらいだからコロイドだろうなと、思ったら「負に帯電したコロイド粒子」との事。兵庫県立教育研修所実験化学-18 http://www.hyogo-c.ed.jp/~rikagaku/jjmanual/jikken/kaga/kaga18.htm

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

ホントならプラント化を『泥水の浄化などに使われる既存の可動式装置を使えば毎時最大３００リットルを処理でき、処理後の水は原子炉の冷却水に再利用する方法が考えられる』と。>放射性物質：顔料使ってセシウム汚染水浄化　東工大が開発 - (毎日新聞) http://t.co/DLp75AE

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

まぁ、この記事の反応も面白い。「もう既にあるだろ」、との意見もあるが、果たして…。>放射性物質：顔料使ってセシウム汚染水浄化　東工大が開発 - 毎日ｊｐ(毎日新聞) http://t.co/DLp75AE via @mainichijpnews

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

資料あった。2000年3月更新と古いが。財団法人高度情報科学技術研究機構の中・低レベル廃液の処理 http://p.tl/7-we より、「５．東海再処理施設における廃液処理の実例…除去率の優れた蒸発処理を多用し、これに凝集沈澱処理を組合せたもの」だが現状とはレベルが違いすぎか。

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

『なお、現在建設中の六ヶ所再処理施設においては、海洋放出放射能基準が東海再処理施設より低く設定されている（海洋放出ベータ放射能：0.96TBq/年（東海再処理施設）→0.42TBq/年（六ヵ所再処理施設））』と。 http://p.tl/7-we

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

ググってたら2008年に保健物理に投稿された原研研究員のこんな論文（オープンアクセス）見っけ。「東海再処理施設から海洋放出されたトリチウムの海水中濃度及び拡散状況」 http://ci.nii.ac.jp/naid/110007226763 って、おいちゃんと分析評価してんじゃん

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

そもそもこのネタ「毎日しか」報道してないって時点で変でしょ。で、東工大のプレスリリース http://p.tl/WWXV には記載なし。きっとこの科学にも「見えない力」が働いているに違いない。>セシウム汚染水浄化　東工大が開発(毎日新聞) http://t.co/DLp75AE

Y Tambe @y_tambe

フェロシアン化物によるセシウムの吸着。http://ci.nii.ac.jp/naid/110000589769 最初にこの論文、序論を参考に（続

Y Tambe @y_tambe

（承前）セシウムはイオン化傾向が大きいので、通常の塩の形では分離しにくい。ゼオライトなどのイオン交換体による吸着は可能だが、他の塩類が高濃度で共存すると効率は低下する。これに対してフェロシアン化物イオンによる吸着（おそらくキレート化でイオン半径が関係して）はCs特異的で効率的。

Y Tambe @y_tambe

（承前）ただし、あまりに吸着効率が良すぎて、いちどくっついたら離れないのが問題。そこで、こちらも参照。 http://www.rada.or.jp/database/home3/normal/ht-docs/member/synopsis/110092.html

Y Tambe @y_tambe

（承前）(1) ゼオライトなどでも除けるが、海水や高濃度塩溶液中では効率が低下 (2) 不溶性フェロシアン化物を使えば、高効率で取り除けるが、普通のフェロシアン化物は再利用できない（処理できる量は、供給量に依存する） (3)そこで、再利用可能なフェロシアン化物を…という流れの模様

Y Tambe @y_tambe

（承前）先日「ゼオライトでCsを吸着して〜」とかニュースで出てたのが、まさに、さっきの(1)の話。今日のニュースで出たのは(2)の話。ただし、(2)の不備な点についても、結構前に（さっきのリンク先のが1999年）指摘があって、改良法が提起されてる、と。

Y Tambe @y_tambe

さっきの「再生可能」なのは、ググってすぐに見つかるリンク先のものなので、きちんと論文探せば、このフェロシアン化銅以外のものを検討してるグループだっているだろう、と思うのだけど。

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

多謝。確かにμM以下のオーダーのセシウムを特異的に吸着、と言う所からしてもキレーションぽいですね。 RT @y_tambe …これに対してフェロシアン化物イオンによる吸着（おそらくキレート化でイオン半径が関係して）はCs特異的で効率的。

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

『アレバが提案するのは「凝集沈殿法」と呼ばれる方法。この汚染水にフェロシアン化ニッケルなどの吸着剤を入れ、放射性セシウムなどを吸着させた上で、凝集剤を入れて沈殿させて取り除く』と。>高汚染水処理、セシウム吸着させ沈殿　仏企業提案 http://t.asahi.com/28ww

はたともこ @岡山「新３区」ガンバルゾｵ❣ @hatatomoko

金沢大学太田富久教授らが開発・提案する汚染水浄化粉末（ゼオライト・化学物質の混合）の処理能力は千トン/時。東京電力はその1/20の能力のアレバ（1,200トン/日＝50トン/時）に発注済と発表。「実績がある」が理由だが実績はアレバの自己申告。アンヌと交渉し他の提案も生かすべきだ。

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

これか。金沢大学太田らの20倍毎時1000トンの除染技術>化学者が「福島原発の汚染水を浄化できる粉末を開発」http://on.wsj.com/grVyK3

南大寺虞凡人＠人間に学ぶ @Slight_Bright

やはり多分スピードも大事だけど、沈殿をどうするか？じゃないのか？>http://on.wsj.com/dFepOa Chemist: I Can Clean Fukushima Water Faster

旅芸人のじを𝓢2 @nojiwo_dqx

放射性物質：顔料使ってセシウム汚染水浄化　東工大が開発 - 毎日ｊｐ(毎日新聞) http://t.co/ZB6FhYB via 日本人仕事早いｗ@mainichijpnews

UMA-k @UMA_k_

「放射性物質：顔料使ってセシウム汚染水浄化　東工大が開発」……これはファインプレー。一時でも早い実用化をめざすべき。権力はこういうときに使うのだ！http://bit.ly/h9PeXa

災害関連情報 RT @jishin20110311

【情報】放射性物質：顔料使ってセシウム汚染水浄化　東工大が開発 - 毎日ｊｐ(毎日新聞) http://t.co/Wqydgnr via RT @mainichijpnews: #save_fukushima #hinan #jishin

YO. @yoiamyo

次はプルトニウム浄化物質誕生か！？危機の中にも光は射す。 放射性物質：顔料使ってセシウム汚染水浄化　東工大が開発 - 毎日ｊｐ(毎日新聞) http://t.co/vEoV4qS via @mainichijpnews