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川端幹人 @riversidecry
電力・原子力業界は広告をばらまいただけじゃない。原発批判報道に露骨に圧力をかけてきた。2008年にはMBSから広告引き上げ。2009年にNHKが「原発解体」という番組を放映した際には、日本原子力技術協会や日本原子力文化振興財団など原子力団体が執拗な抗議活動を展開した。
川端幹人 @riversidecry
このとき原子力団体に丸のりして、その言い分をまんま掲載したのが花田紀凱率いる保守論壇誌「WiLL」。「WiLL」には電力会社や電事連の広告、数ページにわたる原子力のPR記事が頻繁に掲載されている。また、同誌の発行元は関連会社で東電のHPや展示物制作を受注。
川端幹人 @riversidecry
産経の「正論」、読売系の「中央公論」も電力会社のPRを毎号のようにのっけてるし、もしかして、この国の保守って電気の力で動いてる? 「電気仕掛けの保守」、口にするとちょっと面白い響き。
川端幹人 @riversidecry
電力会社の広告費にに関してもうひとつ問題なのは、その正確な金額や出稿先を公開していないこと。公共料金で運営している企業がその使途を公開しないなんてありえない。逆に言うと、秘密にしたいくらい後ろ暗い広告の撒き方をしているということでもあるんだが……。
川端幹人 @riversidecry
僕が「別冊宝島」に執筆したレポートでは、電力会社の年間広告宣伝費について正確な数字を記述したが(たとえば東電の広告費は243億5700万円)、これは有価証券報告書をベースにした広告年鑑「有力企業の広告宣伝費」で調べたもの。ところが東電を取材すると、なんと驚きの答えが(続く)。
川端幹人 @riversidecry
以下はそのときの編集部と東電とのやりとり。編集部「御社の広告宣伝の予算額をお聞きしたいんですが」東電「そういった質問にはお答えしてません」編集部「でも広告年鑑には243億円と載っていますよ」東電「えっ? 確認して折り返します」(さらに続く)  
川端幹人 @riversidecry
で、しばらくして東電から電話が入って、ようやく「その数字は有価証券報告書に載っていました。数字はおおむね正しいです」と認めた次第。これ、原発事故の発表の仕方とそっくりでしょ。隠せるものなら有価証券報告書の記載事実まで隠そうとするのが、電力会社の体質なんだよ。(続く)
川端幹人 @riversidecry
こんな調子だから、裏金のことなんて答えるはずもなく、編集部「御社には、広告宣伝費とは別に普及啓発費というのがあるはずですが、金額は?」東電「金額は答えられません」編集部「総務部には裏のメディア対策費が計上されているはずですが」東電「把握していない」。
川端幹人 @riversidecry
もっとひどいのが、電力会社10社でつくる電気事業連合会。ここは正規の広告宣伝費すら一切公開していない。どうして公開しないのかと聞いても「これまで公開したことがないから」と繰り返すだけ。信じがたい話だが、追及する側のメディアが共犯だからこういうことが許されてしまう。
川端幹人 @riversidecry
東電は当の福島で、原発批判を封じ込めるために元広域暴力団組長が発行する地元ミニコミ誌に広告を出していたことがある。こういう後ろ暗い撒き方をしているから、電力会社は広告のことにさわられるのを極度にいやがるんだよね。
川端幹人 @riversidecry
電力会社の広告予算が話題になってるので、丁寧に解説。まず、全国11電力会社の広告宣伝費合計が884億5400万円。販売促進費が623億500万円。これは、有価証券報告書にも広告年鑑にも載っている額。(続きがあるので注意)
川端幹人 @riversidecry
ただし販促費はメディアに流れてるとはかぎらないので、勘定に入れないことにした(ホントはイベントや展示制作、PR映像制作をメディアの関連会社が請け負うことも。「WiLL」みたいに)。だが、電力会社には他にも普及啓発費や総務部のメディア対策費があるといわれていて(続きあり)
川端幹人 @riversidecry
たぶん、田原総一朗の講演料や玉木正之に提示された500万円とかの原資がこれで、普及啓発費については、東電も今回の別冊宝島の取材でその存在を認めている(総務部のメディア対策予算は否定)。たが、東電はこの普及啓発費の金額を公開していないので、関係者に取材したところ、百数十億との返事。
川端幹人 @riversidecry
だいたい広告費の6割と考えると、電力会社11社の普及啓発費合計額は530億円強で、広告費との合計は1400億。さらにこれに電事連の金が加わる。電事連は予算は非公開だが、全国規模なので金額は東電以上といわれる。でも控え目に東電並の400億円弱だと見積もって、計1800億円。(続く)
川端幹人 @riversidecry
さらに、20個以上ある天下り原子力法人や電力団体も広報予算をもっている。たとえば、原子力発電環境整備機構は33億円、日本原子力産業協会は14億円。これに、資源エネルギー庁や文科省の関連広報予算を加えると、2千億を超えるかもしれないが、控え目に「2千億円に迫る」と書いた。(続く)
川端幹人 @riversidecry
「東電の広報予算は20億チョイ」とか書いてる人、わかってくれた? それから、「テレビ局は圧力を受けづらい」とかいってるテレビ局員がいるみたいだけど、きみ、自分の会社で起きてることも知らないの? それは、最初から電力会社を怒らせるような報道をしてないだけでしょうが。
川端幹人 @riversidecry
ちなみに、今はたぶん東電からの圧力はない。東電もそんな余裕はないから。じゃあ、なぜ、今もメディアは東電に及び腰なのか。その理由は明日ツイートします。
川端幹人 @riversidecry
昨日は眠くて意味深な終わり方をしてしまったが、そんな大した話じゃない。今はもう、東電からの圧力はないのに、メディアが及び腰なのはなぜか。それは彼らがタブーそのものだけではなく「タブーの記憶」にも縛られているから。(続く)
川端幹人 @riversidecry
激しい圧力に晒されたり報道を潰される経験をすると、メディアの社内では「アレに触れてはいけない」という空気だけが支配的になり、そのうちなぜタブーかという「理由」すら考えなくなる。で、圧力やタブー要因がなくなった後も「アレ」はタブーであり続けてしまう。(続)
川端幹人 @riversidecry
東電についても、冷静に考えれば、もう現体制は解体されるのが確実だから、手のひらを返しても大丈夫なはずなのに、過去の記憶があるから、東電と聞くだけで反射的に腰が引けてしまう。損得勘定ですらできない思考停止。(続く)
川端幹人 @riversidecry
ただ、これからはさすがに東電タブーも減退しバッシング報道も増えていくと思う。検察の時もそうだったが、大きな不祥事があると、それをきっかけにタブーは一時的に解禁される(おずおずとではあるが)。でも、メディアの体質は変わらないので、時期がすぎると、また元に戻っちゃうんだよね。(続)
川端幹人 @riversidecry
メディアの思考停止はホントに問題。かつては新聞やテレビにもタブーに挑もうとする暴れん坊がいたが、最近は空気を読むことだけに長けたお勉強小僧ばかりになって、この傾向はますます顕著になった。最近は、タブーに挑もうとすると、逆に社内で「残念な人たち」として冷笑されてしまう。(続)
川端幹人 @riversidecry
で、最初から報道しようとする人がいなくなって、トラブルも圧力を受けることもなくなる。そうすると、ますますお勉強小僧どもが「タブー、タブーって、そんなものないのに、陰謀論者は困るよね~」みたいなことを言い出す。30歳で一千万円以上の禄を食みながら。
川端幹人 @riversidecry
僕が「東電がスポンサー」と名指しした番組について、テレビ局員を名乗る人からデマだと指摘があったので解説します。この情報は大手広告代理店が作成してる時間帯毎の提供番組表と「CMNOW」という古くからあるCM業界誌に毎号載ってる番組スポンサーリストで二重チェックをかけています。(続)
川端幹人 @riversidecry
「CMNOW」は書店で入手可能な雑誌です。2~3月のスポンサー番組一覧を載せた3-4月号は新しい号が出たため、もう店頭にはありませんが、国会図書館で閲覧可能なので、よければ参照して下さい。(続)
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