2018年7月25日のラジオ第1「NHKジャーナル」の特集「福島の甲状腺検査 医師たちの葛藤」をめぐって

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巻頭言

nao @parasite2006

UNSCEAR 2008 Annex DのTable B5のベラルーシの5月避難民の0-6歳児の甲状腺等価線量分布から区分平均(0.05 Gy未満は0.025 Gy、5 Gy超えは最大値を10 Gyと想定して7.5 Gy)を求めて横軸にとり、人数を縦軸にして描いた分散図改訂版。福島の1歳児の最大は浪江町の0.0387 Gy pic.twitter.com/xQmWV9MEve

2018-08-01 13:45:42
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nao @parasite2006

詳細説明は提出されたPDFファイルpref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac… に譲って、鈴木元氏による1歳児の甲状腺等価線量再評価の結果をご紹介(右端の赤字はUNSWEAR 2013年報告書の地域別平均値、青枠は避難指示・解除区域がある12市町村) pic.twitter.com/1OYUXQX5sz

2018-07-28 06:17:13
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大森真 @yard_1957

(ここまでシンプルに相場観が解るはずのものが、どうしてここまでこんがらがったのか、という思いしかないな)

2018-08-01 19:00:58

発端

nhk_journal @nhk_journal

キャスターの山田康弘です。こんやのジャーナル医療健康は東京電力福島第一原発の事故を受けて福島県が進めている子どもの甲状腺検査についてです。この検査の現状と課題について福島放送局の川崎寛司アナウンサーがリポートします。 #nhknj

2018-07-25 21:12:31

議論その1

酋長仮免厨 @kazooooya

ふむ、嫌な予感しかしないけど…どうなるかな…(>_<) NHKジャーナル・NHKラジオ第1 7月25日(水曜) 午後10時~11時10分 NHKラジオ らじる★らじる:www4.nhk.or.jp/nhkjournal/ 福島の甲状腺検査 医師たちの葛藤  報告 川崎寛司アナウンサー(福島局)

2018-07-25 17:23:18
酋長仮免厨 @kazooooya

予想通りの内容やった…。  流石は、なんちゃら基金推しのNHK福島…( ̄▽ ̄;) twitter.com/kazooooya/stat…

2018-07-25 22:57:36
すなくもん @sunacmon

@kazooooya 鎌田實氏がイケイケでしたね(~_~;)

2018-07-25 23:36:14
すなくもん @sunacmon

@kazooooya 鎌田實氏の去年12月発行の著書『忖度バカ』(小学館新書)と主張は同じです。ただし、NHKジャーナルでアナ「チェルノブイリの医師から子供の甲状腺癌は~手術をした場合の方が手術をしない子供に比べて寿命が格段に長かったと伝えられたと話しているんです」の部分が(続く)

2018-07-26 00:07:52
すなくもん @sunacmon

@kazooooya (続き)著書だと、ベラルーシの甲状腺学の第一人者だというユーリ・デミチク医師から「~手術せず様子を見た例と、手術をした例とでは、子どもの予後は格段に違った。数年経過を見たこともある。すると、次にする手術は大きな手術になった。だから見つけたがんはすぐに手術をしたほうがいい」(続く)

2018-07-26 00:09:33
すなくもん @sunacmon

@kazooooya (続き)と聞いたと・・・著書では「寿命が格段に長かった」とはどこにもありません。予後が寿命にかわってます(´×ω×`)凄い変化。 そしてこの話を鎌田氏が2016年に聞き、2017年にこの医師は突然死したとあります・・・ 一番気になった所をupさせてもらいました。

2018-07-26 00:16:19
酋長仮免厨 @kazooooya

@sunacmon なんちゃら基金推しのNHK福島だから、別に驚かない…キリッ‼️(`ω´)

2018-07-26 00:26:59

(鎌田氏が話を聞いたユーリ・デミチク博士はこういう人でした)

Priamal Fear @PriamalFear

ベラルーシ卒後教育医学アカデミー(BelMAPO)の「故ユーリ・E・デミチク氏」の追悼記事。(ロシア語) belmapo.by/novosti-site/n… 山下俊一氏からも3月14日付で弔文(英文)が届けられている。

2017-04-01 12:43:12

上のツイートに引用されたページは2018.7.26現在こちらに移転しています。
https://belmapo.by/yurij-evgenevich-demidchik.-nekrolog.html
ロシア語の追悼文をGoogle翻訳させてみると、博士は1958年3月14日生まれ、命日は2017年3月13日(13 марта 2017)とあります。従って59歳の誕生日の前日に亡くなったことになります。追悼文にもある通り、チェルノブイリ事故後のベラルーシの小児甲状腺癌研究の権威として国際的に認められていた人です。

ご用とお急ぎの方は以下をばっさり読み飛ばしてください:

2017年3月13日、ベラルーシの医学界と科学界は大きな損失を被った。
国の主要な腫瘍学者、医学博士、教授、BelMAPO腫瘍学部長、ベラルーシのYuri Evgenievich Demidchik国立科学アカデミー会員が亡くなった。
Yury Evgenievich Demidchikは1958年3月14日、ミンスクで医師の家族に生まれた。 1975年、彼はミンスクの53番中学校を卒業した。 1981年にミンスク州立医療研究所(Minsk State Medical Institute)で「医療ビジネス」を専攻して卒業後、腫瘍学・医療放射線学研究所に入所し、臨床院生(clinical resident)から外科および統合療法学科の主要研究者(1981- 1994)にまで登りつめた。
1989年、彼は博士候補の学位論文を提出し審査に合格した。テーマは「放射線修飾効果を用いた肺癌患者の併用療法」であった。
准教授の学位は1998年に与えられた。
1994年から2009年にかけて、 ミンスク州立医学研究所(ベラルーシ国立医科大学)の助教授、助教授、腫瘍学部門長を務めた。
1998年、彼は医学博士の学位論文を提出し審査に合格した。テーマは「肺がん患者の根治的治療」であった。
教授の学位は2002年に与えられた。
2009年、彼はベラルーシ科学アカデミーのメンバーに選出された。
2009年から2014年、 州立教育機関である「ベラルーシ卒後教育医学アカデミー(Belarusian Medical Academy of Postgraduate Education, 略称BelMAPO)」を率いた。
この期間中、BelMAPOは宣言されたタイプのアカデミー(2010年)の遵守に関するベラルーシ共和国教育省の認定を取得した。彼の直接参加により、新しい部門が創設された。すなわち臓器移植学、形成外科および燃焼学である。共和国で初めて、以下の専門分野における博士号審査のための博士号審議会が開かれた:すなわち「公衆衛生」、「耳、喉、鼻の病気:眼疾患:歯科学」である。このリストは大幅に拡大しており、様々な病状の過程でアカデミーのスタッフによって行われたハイテク医療介入の数が増えている。
2014年10月以来、彼はBelMAPOの腫瘍学部を率いていた。
彼の科学的および臨床的研究は、悪性新生物の病因の分子遺伝学的メカニズムを含む、腫瘍、肺、甲状腺、卵巣および新生物の診断および治療のための新しい方法の開発に関する最も緊急な問題と関連していた。 Dr. Yu. E. Demidchikは、子どもを含む甲状腺癌の疫学、臨床経過および外科的治療の問題に関する研究を行った。
Yuriy Yevgenyevichは、チェルノブイリや福島を含む放射線事故の影響に関する主要な国際プロジェクトの実施に参加するため、ウィーン大学の癌研究センターやIAEAから繰り返し招待された。
彼は21件のモノグラフを含む600件以上の科学論文を発表した:その1例として「甲状腺」(長崎、ミンスク、1998年)、「甲状腺癌における甲状腺ホルモンと赤血球の相互作用の生物医学的側面」(2001年)、「小児における腫瘍および腫瘍様プロセス」(2002年)、「小児の甲状腺」(ミンスク、長崎、ピッツバーグ、2002年)、「臨床腫瘍学」(2003年)、「ベラルーシ共和国の女性集団における乳癌の見落とし減少のための統合的検診方法」(2011年)があげられる。
彼のもとからは博士候補14人、博士3人が出た。 2003年以来、彼は放射線誘発性の癌に関するWHOの専門家であった。
長年にわたり、彼はBelMAPOにおける専門分野「外科学、麻酔科蘇生、泌尿器、移植、人工臓器」に関する学位論文審査協議会の会長で、N.N. Alexandrova腫瘍学・医療放射線共和国科学技術センター(Republican Scientific and Practical Center of Oncology and Medical Radiology. N.N. Alexandrova)における学位論文審査協議会のメンバーだった。2004年から2009年の間に、高等証明委員会の専門家評議会と国家科学技術委員会の公衆衛生に関する国家専門家協議会の構成メンバーとして働いた。彼は雑誌「医学」、「ベラルーシの公衆衛生」などの編集委員会のメンバーだった。
Yuri Evgenievichの科学的功績が認められた結果、彼は欧州癌学会(European Association of Cancer Research)(ESGO=欧州婦人科腫瘍学会、1994年;IGCS=国際婦人科腫瘍学会、2011年)やベラルーシ癌学会理事会のメンバーに選出された。
彼は「ベラルーシ共和国公衆衛生功労章」、ベラルーシ保健省ならびに高等証明委員会の名誉ディプロマ、BelMAPOの名誉証書を授与されている。
Yuri Evgenevichは、常に良識、知性、謙虚さ、感受性、そして同僚、学生、そして数多くの患者に対する配慮の点で際立っていた。
BelMAPOのスタッフはYuri Evgenievich Demidchikの親族友人に対し深い哀悼の意を表する。
Yuri Evgenievichを知り、その傍らで働く名誉に浴した者の心には、偉大な科学者、才能ある教師、感性豊かな医師、素晴らしい人間の輝かしい思い出が常に残り続けるだろう。

(ユーリ・デミチク博士で思い出すことなど:ご用とお急ぎの方は読み飛ばして下さい)

酋長仮免厨 @kazooooya

@lr_ishy @parasite2006 細かいことだけど、放送アーカイブは約2週間聴けるそうです。  →NHKジャーナル:bit.ly/2LYtTOb そう言えば、結節の発見率の質問に答えられなかったのがデミチェク氏だったのを思い出した。 また、木野Pが発見率を換算出来ないのも…Orz togetter.com/li/634422

2018-07-29 11:25:57
まとめ 「べラルーシでは結節が0.4%。しかし福島では40%だ。この100倍の違いをどう考えるのか?」エッ?…の誤解 「放射線と甲状腺がんに関する国際ワークショップ」における質問者の誤解…。  http://www.nsra.or.jp/safe/crpph2014/program-j.pdf ・主催:環境省・福島県立医科大学・経済協力開発機構/原子力機関 ・東京、品川プリンスホテル 2014 年 2 月 21 日(金)~23 日(日) ・議長サマリー http://www.ourplanet-tv.org/files/20140223.pdf ・The International Workshop on Radiation and Thyroid Cancer was held in Tokyo.(録画・資料)  http://fmu-global.jp/workshop/symposium/21-23-feb-201.. 7803 pv 129 2 users 41
nao @parasite2006

@kazooooya @lr_ishy ああ、2014年2月の国際ワークショップの時の話でしたね。fmu-global.jp/workshop/sympo… まとめtogetter.com/li/1250587 に収録した追悼文によればデミチク博士はこの時期ベラルーシ卒後教育医学アカデミー(BelMAPO)の長、いわば大学の学長に相当する地位にあったそうですから、多忙を極めていたと思います

2018-07-29 11:41:30

(↑ひょっとして新設の教育研究機関の立ち上げにかかわっていたのかと思ってベラルーシ卒後教育医学アカデミーBelarusian Medical Academy of Postgraduate Educationの英語ホームページの歴史コーナー
https://belmapo.by/en/history-of-the-academy.html
を調べてみたら、それまで各地の医学部や研究機関、大病院でバラバラに行われていた医療従事者の卒後教育を組織的に行う教育機関Belarusian State Institute of Advanced Medical Trainingとして1931年に創設されたとありました)

nao @parasite2006

@kazooooya @lr_ishy またデミチク博士がベラルーシ卒後教育医学アカデミーの長だった2009年~2014年の時期(2014年10月から腫瘍学部長になったのは学長任期満了で前ポストに戻ったのだと思う)には過剰診断の問題が最初に論文で取り上げられた2010年が含まれ、韓国の甲状腺癌過剰診断の論文が出たのは2014年11月(続く)

2018-07-29 11:55:10
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