アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-11話脚本:恋愛ドラマ的な人間模様

まきもgpfb @makimogpfb

カイジが好きで始めた、カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの歴史を追うシリーズの続きやります。 今回は、F-エフ-11話脚本。 前回は、同作10話脚本。 ブログ: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/07/… 上記ブログのtogetter版: togetter.com/li/1249300 他: togetter.com/id/makimogpfb

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高屋敷氏脚本F-エフ-11a アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画のアニメ化作品。破天荒だが天才的な運転技術を持つ青年・赤木軍馬が、レーサーとなって数々の熱い勝負を繰り広げていく。 監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。 今回のコンテ/演出は澤井幸次氏。

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高屋敷氏脚本F-エフ-11b 詳細は、ブログに書きました: F-エフ-11話脚本:恋愛ドラマ的な人間模様 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/07/… #はてなブログ F-エフ-の記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…

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高屋敷氏脚本F-エフ-11c 今回の話: 筑波でのFJ1600レースに参加する事になった軍馬は、練習走行に励む。一方、タモツ(軍馬の親友で、メカニック)の腕に惚れている聖(後の軍馬のライバル)は、本格的にタモツを口説きにかかる。また、タモツに自分のマシンをいじらせ、ますます彼の腕に惚れ込む。

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高屋敷氏脚本F-エフ-11d 冒頭、アニメオリジナルで、聖(軍馬の後のライバル)とルイ子(聖の恋人)の会話がある。聖は、「レーサーは、マシンとメカニックに惚れられたらおしまい」と語るが、これも今後の伏線になるかもしれない。とにかくオリジナル部分は、後の展開の伏線が多い。 pic.twitter.com/CZNo2KyXrW

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高屋敷氏脚本F-エフ-11e 更にアニオリ場面は続く。 以前、左足を痛めた軍馬だったが、このたび全快。岸田(軍馬を慕うインテリ青年)と喜び合う姿が可愛い。高屋敷氏の担当作は、とにかく可愛い友情描写が多い。グラゼニ脚本、ど根性ガエル演出と比較。 pic.twitter.com/dHJhEFYRtr

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高屋敷氏脚本F-エフ-11f その後、岸田と軍馬はラーメン屋にてラーメンを食べる。これもアニオリかつ、高屋敷氏の特徴である飯テロ。元祖天才バカボン演出/コンテ、監督作忍者マン一平、カイジ2期脚本と比較。 pic.twitter.com/HxKMLk7xnl

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高屋敷氏脚本F-エフ-11g 岸田は、コースについて分析したレポートを見せるが、軍馬は「なんだこりゃ」と言い、ラーメンをおかわり。 なんとなく、カイジ2期脚本にて、カイジが図解を用いて遠藤を口説く場面を思い出した。カイジの場合は、理詰めが勝っている。 pic.twitter.com/SHlp6MZEeH

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高屋敷氏脚本F-エフ-11h 一方、聖は港にて、ヨーロッパから来た新しいマシンを迎える。長年一緒に仕事した出崎兄弟の影響か、高屋敷氏も波止場好き。ルパン三世2nd演出/コンテ、太陽の使者鉄人28号・キャッツアイ脚本と比較。 pic.twitter.com/u7g0eIadKg

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高屋敷氏脚本F-エフ-11i 軍馬はというと、さゆり(アパートの大家)とトランプで遊んでいた。原作と比べ、微笑ましさが増している。老人との交流の可愛さも、高屋敷氏は得意。ベルサイユのばらコンテと比較。 pic.twitter.com/q37GYbbiev

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高屋敷氏脚本F-エフ-11j そこへタモツが帰宅。明日から練習走行したいと言う軍馬に対してタモツは、まだ早い、と言う。軍馬はタモツを締め上げて自分の意志を押し通し、タモツは根負け。ここも、高屋敷氏の特徴が出て、二人が幼く可愛い(やり取りもアニオリ)。グラゼニ・DAYS・ルパン三世3期脚本と比較 pic.twitter.com/7BlyNY8PQm

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高屋敷氏脚本F-エフ-11k タモツは軍馬に、レーサーとメカニックは心がつながっていないとならない…と説く(アニオリ)。軍馬は了解し、やるからにはトップを目指す、と胸中で誓う。ここも、軍馬とタモツの繋がりが描かれ、友情描写が得意な高屋敷氏らしさが出ている。また、今後の伏線にもなっている。

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高屋敷氏脚本F-エフ-11l 練習走行の日、聖が声をかける。 聖は、タモツの整備の腕を褒めるが、軍馬がタモツの才能に釣り合っていないと言う。 タモツは、その反論として、軍馬の驚異的な動体視力を見せる。 走行中でも、軍馬はボードに書いてある小さな印の向きを、百発百中で当てる。

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高屋敷氏脚本F-エフ-11m なんと軍馬は、50m先を走る電車の吊り広告の文字も見えていたという。 これには聖も、驚かざるを得ず。 タモツは、楽しそうに軍馬との思い出を語る。ここもタモツと軍馬の親密度が微笑ましく、高屋敷氏らしさが出ている。 pic.twitter.com/RPOkYZNDrp

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高屋敷氏脚本F-エフ-11n 聖は、そんなタモツを見て、友達を悪く言った事を謝り、去る。 聖はルイ子に、敢えてタモツを刺激したと語る。この、聖とルイ子の会話はアニメオリジナル。相手の内面を探るあたり、心理戦が多いカイジの脚本などに繋がって行く。 pic.twitter.com/GysQsBdw39

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高屋敷氏脚本F-エフ-11o ピットインした軍馬は、練習走行を開始しようとする聖を見て、制止するタモツを振り切り、勝負を挑む。 一方岸田と、老執事・小泉のやり取りがアニオリで描かれる。味のある老人は、高屋敷氏の作品に頻出。チエちゃん奮戦記・はだしのゲン2・MASTERキートン脚本と比較。 pic.twitter.com/1ydlb8n1lR

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高屋敷氏脚本F-エフ-11p 軍馬は強引なショートカットをして聖に並び、勝負する。そこへカエルが飛び出してきて、両者は接触、コースアウトする。 カエルが原作よりコミカルなあたり、高屋敷氏が演出参加していた、ど根性ガエルが思い出される。 pic.twitter.com/kNRzqYdifJ

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高屋敷氏脚本F-エフ-11q 軍馬は、カエルに説教する。アニオリの追加台詞もあり、ど根性ガエル演出や、新ど根性ガエル脚本といった、高屋敷氏の過去作が思い出される。カエルへの愛情を見るに、ど根性ガエルへの思い入れが窺える。 pic.twitter.com/PKNmR8XmQm

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高屋敷氏脚本F-エフ-11r 聖のマシンは損傷。謝らない軍馬に対し、聖のメカニックは怒る。これもアニオリ(そもそも原作では、ここで聖と軍馬は勝負しない)。モブに存在感を与える、なんとも高屋敷氏らしい追加。 平謝りするタモツに対して聖は、タモツにマシンの修理や整備を依頼する(ここもアニオリ)。 pic.twitter.com/M8J3qXBw5x

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高屋敷氏脚本F-エフ-11s 更にアニオリ展開は続き、岸田と軍馬は、タモツが聖のマシンをいじっている間、喫茶店で時間を潰す。 聖にデレデレするタモツにイラつき、軍馬はアイスティーをぶくぶくさせる。意味深な「物」のアップ・間は、高屋敷氏の大きな特徴。グラゼニ・アカギ・めぞん一刻脚本と比較。 pic.twitter.com/TzdnnN6P6r

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高屋敷氏脚本F-エフ-11t 軍馬は野生のカンで、聖がわざと避けなかったのでは？と疑うも、そんなわけないか、と、すぐに否定。 直後に映る太陽が意味深。まるで「全てを見ている」ような太陽は、実によく出てくる。元祖天才バカボン演出/コンテ、らんま脚本、空手バカ一代演出/コンテと比較。 pic.twitter.com/oYH2ZeDFEu

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高屋敷氏脚本F-エフ-11u 軍馬のカンは当たっており、ルイ子は、聖に「わざと避けなかったんでしょ」と言う。聖は否定せず、タモツに自分のマシンを触らせる機会を模索していたことを告げる。 聖は、「カエルが天使に見えた」(アニオリ台詞)と言うが、これも、ど根性ガエルネタかもしれない。

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高屋敷氏脚本F-エフ-11v 整備・修理を終えたタモツに、ルイ子は投げキッスをする。これもアニメオリジナル。デレデレするタモツに、軍馬は、早く帰ろうと促す。ここも、軍馬やタモツが幼く、高屋敷氏らしい。 pic.twitter.com/tQ2tKGHmHi

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高屋敷氏脚本F-エフ-11w 夕刻、タモツが整備・修理したマシンを走らせてみた聖は、マシンの改善具合に驚く。聖は、ますますタモツの腕に惚れ込み、右腕にしたいと望む。 その頃軍馬は、夢の中でコースを走っていた… 眠る軍馬と、聖の走行が交互に描かれる演出が上手い。 pic.twitter.com/tLMuapcp6e

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