#孤独のグルメごっこ　【大阪市城東区「サバ６製麺所 」の「サバ塩そば」】

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

#孤独のグルメごっこ　【大阪市城東区「サバ６製麺所 」の「サバ塩そば」】

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休みの日の昼食は大抵外食だ。その外食の外出で、夕飯の材料を買ってきて、夕飯は軽く済ませるのがいつもの流れだった。

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先日、外が暑いのもあって、ついつい昼食時を逃し、いい加減に空腹に耐えかねて外出したのが１５時過ぎ。

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何か塩っぱいモノが食べたかった。そこで思いついたのが、最近、自分の「いつものラーメン」になりつつある「サバ６製麺所」（saba6.com）の、サバ塩そばだった。

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透明なサバからとった塩スープ。俺好みの太麺。薄いが、大きく、よく塩味の染みたチャーシュー。ザクザクに切った身の厚いネギ、メンマ、それに青菜。この青菜の苦みがまた、アクセントになっているという一品。 pic.twitter.com/sYhib4kd4p

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このサバ塩そばは、じつは新しめのメニュー。最初にこの店に行ったときはなくて、サバ醤油そばだけだったのだが、そのときは「太麺は好みだが、物足りない」という評価だった。サバ塩そばはその物足りなさをかなり補っている。

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さて、ラーメンというものの一つの厄介さは、１杯じゃ足りないと言うところだ。大人はラーメン１杯は１食に足りない。

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サバ塩そばは一杯700円。他の店に漏れず、ここでもサイドメニューを合わせたセットをやっているのだが、サバ寿司というのが独特。甘い寿司飯が結構塩ラーメンに合う。だが、それを合わせたセットは1,000円。一人飯で1,000円以上はちょっと高いと思っている。

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（美味しいので、それでも時々サバ寿司セット食べちゃうんだけどね……）

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昼時を逃して、特に空腹だったその日、俺が目を付けたのは、「替え玉（150円）」。

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罠の可能性は高いと思ってはいた。いつももっと麺が食べたいと思っていても、実際大盛りなどを頼むと、量の多さに苦しむことになる。

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だが、その日は、空腹に任せて頼んでしまった。実のところ、麺大盛りは何度かあるけど、替え玉は初めての体験だった。いつも思ってしまうのだ。この胃袋の調子なら、旨いラーメンをすすり込む幸せを２倍味わえるんじゃないか、と。

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だが「麺がもう１玉くる」というのは予想以上に重い事実だった。 運ばれてきた替え玉をつるりとスープの残った器に滑り込ませると、スープが食べる前より水位（スープ位？）が高くなった気がする。これ、１玉目より麺の量多くないだろうか。

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苦しむかと思っていたが、好きな太麺、塩スープ、空腹も手伝ってか、食べきること自体はそこまで苦行ではなかった。

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だが、味に飽きてしまってあまり美味しく感じなかったのは否めない。やはりラーメンは、最初の１杯、まだ麺を食べたいと思っているうちに止めべきものなのだ。