
まあ、なんだ。 美術でも音楽でも、硬軟色んな批評やガイドブックが出ているけど、大抵は同じメルクマールをなぞっていたりするよね。 しかし現実なんてそんなリニアなもんじゃなくて、五里霧中で傍道だらけなもんで、敢えて路を誤ってみる愉しみというもんが、ですね。
2018-07-31 22:52:37
ボタンを掛け間違えた名盤ちゅうか、間違いだらけの名盤選びちゅうか。もっとシンプルに裏名盤とか迷盤とか。 売れたもの、一世を風靡したもの、人口に膾炙したもの、が一番優れたものでは無いということは皆んな分かっていることと思うが。 そんな歴史から逸れたレコードを試しに挙げてみようかしら
2018-07-31 23:00:34
この人も中々再評価されないな サイケデリックな風味もあるジャズファンク。かっこいいンだが。 George Freeman / Free Man youtube.com/watch?v=SnfvmL…
2015-01-25 00:14:01
シカゴを代表するらしい音楽一家の生まれだそうだが、知ってる人はどのくらいいるのやら。ジャズファンクの人気インディーレーベル、グルーブ・マーチャントから『New Improved Funk』をリリースするも、ジャズともファンクともつかないプレイで、P-VINEからの再発リストからも漏れていたという、 pic.twitter.com/LygEKRC5MM
2018-08-01 00:04:22

田端義夫並みに高い位置でギターを弾く男、それがジョージ・フリーマン。 検索しても同名の政治家ばかりが出てくる。 しかし『New Improved Funk』の前年、地元シカゴの極小レーベルに残したアルバム『Franticdiagnosis』は物凄くかっこ良くてサイケなジャズファンクなのです。 pic.twitter.com/GR4daPA5of
2018-08-01 00:09:46

ジャズファンクというのはB級の烙印を押され評価の埒外だったりする上に、ジョージ・フリーマンにようなジャズとも何とも言えないカテゴライズしづらい音楽性の人は、音楽史から弾かれてきた傾向にあるようで、このメル・ブラウンもブルースともジャズとも言えるようなどっちつかずの音楽の人だ。 pic.twitter.com/tY4Dd8FNnh
2018-08-01 00:18:35

しかし、そんなジャンル分けなんてのに捉われずに聴いてみると、これが中期アシュ・ラ・テンペルかアキム・ライフェルかっていうミニマルでトランシーなサイケデリックっていう。しかも71年だからそれよりも早かったりもする。 youtu.be/ATC_quq15T4
2018-08-01 00:23:37
ゲイリー・バートンはチック・コリアと共演したりして何度もグラミーを受賞してる、そんな王道の人なんであるが、70年にヴィブラフォンを電化するという荒業を披露していたりして、ちょっとあっちの方へ飛んでみる時代とはいえ、ものすごい凶暴な音だこと。 youtu.be/LqoO0-UYXnk pic.twitter.com/IVl7nN93gn
2018-08-01 00:37:21

ジョージ・ブレイスはブルーノート、プレスティッジと名門レーベルでリーダーアルバムを出した人なのでまずは評価はされた人だとは思うんだけど、溶接してくっつけたアルトサックスとソプラノサックスを同時に吹くという妙なことをやるせいで評価を落としているような気もしなくもないです。 pic.twitter.com/JwzwZbPM7S
2018-08-01 00:49:55

同じく二本吹きを技としたローランド・カークはシリアスだけど、ジョージ・ブレイスは『ラフィン・ソウル』だからなぁ。 しかし『Musart』はモダンジャズの名盤の一つと敢えて言ってしまおう。 youtu.be/jNY1F4dOYLE
2018-08-01 00:53:56
奇妙な楽器を操るジャズマンといえばバグパイプのルーファス・ハーレイがいるが、とてもジャズ演奏に向いているとは思えないバグパイプの持続音が唯一無比の世界を作り上げている。 そして、もう一つ聞き所は、中盤から暴れまくるキーボード、ビル・メイソン。 youtu.be/yPCdv0_WRNI pic.twitter.com/k85M2SUNzV
2018-08-01 01:00:03

ビル・メイソンのリーダー・アルバムCDはこのゲイリー・チャンドラーとのカップリングの『Gettin' Off』しか再発されてないみたいだ。 『元祖コテコテ・デラックス』でキース・エマーソンもびっくりの狂乱オルガン(テクニックは500分の一くらい)と評された暴れっぷりを聴け youtu.be/YUqjLX0vDsY pic.twitter.com/sLSaSRIhPj
2018-08-01 01:06:27

オリバー・ネルソンというと『ブルースの真実』があまりに有名だけども、最晩年となってしまった70年代中期には悪名高き(?)フライング・ダッチマンより、(ラリったハービー・ハンコックみたいな)こんなアルバムも出している。 youtu.be/nkWrFdCqrhc pic.twitter.com/ZKQbs13w1c
2018-08-01 01:23:34

人に歴史ありってなもんで、ブラコン/スムース・ジャズの代表みたいなジョージ・ベンソンも元々はブラザー・ジャック・マクダフの元で泥臭いジャズファンクを演奏していたのであって、『ブリージン』と同時期にはいかがわしさの極みのようなこんなグループにいたりもしたのであった。 pic.twitter.com/q5elTfB1q7
2018-08-01 01:32:56

泥臭いジャズファンクというとこの人もそうだな。 名前があまりに平凡すぎて、検索し難い。 youtu.be/OOPa-o9970g pic.twitter.com/UvOQgOfa6w
2018-08-01 01:41:10

セッションマンとして名高いフィル・アップチャーチのジミ・ヘンドリックス『ヴードゥーチャイル』カバー。 ジャズともロックともつかぬジャンルレスな感じ。 youtu.be/M7REUXEcgP0 pic.twitter.com/LMXGX9mzWI
2018-08-01 01:47:50

カル・グリーンとかもね。 youtu.be/DzdClBENoQ0 pic.twitter.com/g3t5lNfVNt
2018-08-01 01:50:37

そして、何と言ってもこの人。アイヴァン・ブーガルー・ジョー・ジョーンズ。ノリ一発勝負。 youtu.be/x8x4f_0_FGE pic.twitter.com/8whyr1hQ9g
2018-08-01 01:56:13

こういうジャズファンクは正調のモダンジャズが好きな人からすればコマーシャルに過ぎると思うのかもしれない。 が、それはそれこれはこれ、と。何も価値観を一緒にして評価を下す必要は無いと思うんだよね。今時は。 youtu.be/BFxGbb6j0Gg pic.twitter.com/1XpOrfsgbM
2018-08-01 02:01:45

マーヴィン・ゲイの『Let's Get It On』にも参加していたことで知られるドラマー、ポール・ハンフリーのリーダーアルバム。 必殺のソウルインスト『Cool Aid』からヤヴァすぎる『Funky L.A.』まで、滾る一枚。 youtu.be/PmKvLgdvH4A pic.twitter.com/lnH5E7n6Zd
2018-08-01 02:07:02