アメリカの美大で行われた社会実験。 クラスを2グループに分け、 一方は「作品の質は問わない。数を出せば評価する」。 他方は「作品は一点だけ出せ。その質で評価する」としたそうです。
2018-08-01 21:23:12結果、「数で評価」のグループは質的にも優れた作品が見られた。 「質で評価」グループはそもそも質が低く、未提出者も多かったとのこと。
2018-08-01 21:23:14【私見】 「質」の本質は「数」なんですよ。 駄作でもなんでも、とにかく作ってしまえば自分の欠点が見え、次はここを直そうという向上につながる。
2018-08-01 21:23:14【私見】 「成果の出る研究に予算を」という文科省方針は、美大の「質で評価する」に繋がるものを感じます。 失敗は若者の特権なんですよ。 若者に「失敗」を許さない社会は先細りだよ。
2018-08-01 21:23:15【出典】 この話の出典は映画「スパイキッズ2」のオーディオコメンタリーだから、あんまり真に受けないでね。 社会実験の話は「Art&Fear」という本が元ネタらしいけど読んでないです。
2018-08-01 21:23:15「スパイキッズ2」のオーディオコメンタリーは素晴らしかった。 Q:あなたはいつ映画監督としての才能に気づいたのか? A:俺たちに才能なんてない。才能のある奴は美大にいくらでも居た。ただ、彼らはいつのまにか居なくなって、作品を作り続けた俺たちが残ったんだ
2018-08-01 21:40:18@IsaacNakamura DVD「スパイキッズ2」のオーディオコメンタリーが元ネタです。見たのは10年以上前なので記憶は曖昧。
2018-08-02 10:16:50@nazomizusouti 裾野が広くないと山頂は高くなりませんもんね。「選択と集中」は山頂ばかりを望むような行為です。 運よく山頂だけを抜き出すことが出来たとしても、裾野が無ければそこに至る道は断崖絶壁ですしね。
2018-08-02 10:24:42@nazomizusouti 美大という限定的かつ未熟な大学生に対する実験かつ曖昧なソースから質と数について語るのは滑稽極まりないが、それを研究という関連性を個人的に感じられる分野に適用するのは誤りではないと感じられる だが、やはり滑稽極まりない
2018-08-02 11:01:53@nazomizusouti 美術系にも頭を使う「アイデア型」と「理詰め型」、超リアルに書き込む神の手を持っている「職人型」「天才型」が居る。その実験は前者に有効で、コンマ何ミリの違いがわかる後者はそもそも一握りしか存在しないから差が出るのは当たり前だ。それぞれ役割が違うのだ。
2018-08-02 11:35:44@nazomizusouti 現役デザイナーの私がマジレスするけど作品数が多くなれば質が上がるなんてことはない。数をこなせば質も上がっていくのは当然として、それは短期に粗製乱造するのを指すことではなく丁寧に積み重ねていく場合の話。実験が事実だと仮定して、ではなぜ数を出した側が良い結果を得たかというと→
2018-08-02 11:38:46@nazomizusouti 「船頭多くして船山に上る」ただそれだけの話。 集団で作り上げたデザインに良いものなどほぼない。1点だけと言われたら皆であれこれ論議しまとまりのない駄作が出来、数を求められた側は個人個人で好きなものを作ってきたということ。日本はデザイナーに一任せず色々口を挟む人が多くこの傾向になる
2018-08-02 11:45:27