「はやぶさ2」リュウグウ近傍運用状況記者説明会補足情報(2018/08/02)

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JAXA(宇宙航空研究開発機構) @JAXA_jp

本日の記者説明会資料 小惑星探査機「はやぶさ2」の リュウグウ近傍における運用状況 をアップロードいたしました。 まもなく、記者説明会のライブ配信を開始します。 fanfun.jaxa.jp/jaxatv/detail/… #JAXA

2018-08-02 14:42:52
今村勇輔『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』3刷 @yimamura

はいお待たせしました、今日の記者説明会の書き起こしです。ネット中継は今日のように音声が途切れるなどトラブルもありますが、聞き取れなかったところをその場で巻き戻したりできて便利です #はやぶさ2 ■小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会(2018/08/02) - ただいま村 ima.hatenablog.jp/entry/2018/08/…

2018-08-02 17:01:00
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

リュウグウの3Dデータから作成した(とおぼしき)3Dプリンタ出力模型。地味に、台も凝ってる。 pic.twitter.com/VQcyypRqNS

2018-08-02 14:50:05
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大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

はやぶさ2、初期観測で3マイクロメートルの赤外線吸収がない、つまり表面に水がないことが確認されたとのこと。ただし、まだ観測していない極地や、内部は不明。俄然、インパクターの存在意義が上がってきた。

2018-08-02 14:55:09
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

はやぶさ2記者説明会始まります。いつものように、メモはTwitterでとります。

2018-08-02 14:58:19
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

人類が初めて見る物を見てるってのは、なかなか興奮しますね。

2018-08-02 15:00:34
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

吉川先生から説明。基本的にPDFの内容説明なので、補足情報だけTweetします。吉川先生も読み飛ばしていますw

2018-08-02 15:02:52
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

レーザー高度計担当のJAXA水の准教授から説明。LIDARは安定して運用中。作成した3Dモデルは画像データとほぼ一致し、正しい観測ができていることを確認。遠方からは観測できないので、まだまだ始まったばかり。

2018-08-02 15:05:27
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

カメラではわからないクレーターの精密な形状をLIDARで計測に成功。合計7個のクレーターを計測した。深さと直径の比率は物理的に重要だが、0.1~0.2で、これまでに観測された小惑星や彗星とよく一致。

2018-08-02 15:08:00
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

明瞭な縁を持つクレーターが発見されているが、これはイトカワにはなかった。

2018-08-02 15:08:44
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

近赤外分光計(NIRS3)は1.8~3.2μmの赤外線反射スペクトルを計測。水分子や水酸基は3μm付近に顕著な吸収がある。

2018-08-02 15:11:03
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

自転しているリュウグウに対して、探査機を南北方向に振ることによって、全表面の90%以上の観測に成功。水の吸収は今のところ観測されていない。実データは論文の都合上発表できないので結果のみ説明。

2018-08-02 15:13:10
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

リュウグウ表面には予想以上に水がない。母天体で含水鉱物が生成されなかったのか、二次的な加熱で脱水したのか。極地や地下に水分がある可能性は残っている。

2018-08-02 15:14:25
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

会津大学平田上級准教授より、リュウグウの形状モデルについて。2つの独立した形状推計手法を用いて、結果を比較することで妥当性を確認している。会津大は一般的な自動画像処理手法、神戸大は月惑星探査用にアメリカで開発された手法を用いた。

2018-08-02 15:17:24
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

高度20㎞からの画像を用いて、2つの手法で概略一致したモデルが作成できた。

2018-08-02 15:18:29
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

これまでの発表と、今回の発表ではリュウグウの向きが逆になっている。これは、従来は地球の北に相当する方向を上にしていたが、今回からはリュウグウの北を上にしたため。

2018-08-02 15:20:07
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

リュウグウの地形図。赤道にものすごく明瞭な山脈がある。不思議な地形図だ。

2018-08-02 15:21:33
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

高度6㎞前後から撮影したリュウグウ表面。1ピクセル60cm程度なので、数mのボルダーがたくさんあることがわかる。

2018-08-02 15:23:44
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

たった今、昨日からの中高度降下運用を終えて上昇中。18時頃にはホームポジションに戻る予定。タッチダウンを模擬した運用で、非常にうまくいっている。

2018-08-02 15:24:55
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

8月6日から、重力計測降下運用を開始。8月7日7時頃には1400m程度まで降下する。16時頃、離脱。

2018-08-02 15:26:40
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

宇宙探査イノベーションハブでの共同研究。株式会社アイヴィス、株式会社ビュープラスとvSLAMの研究。ロボットが画像処理で自己位置推定と地図作成を同時に行う技術をはやぶさ2に応用。

2018-08-02 15:29:25
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

株式会社コンセプト、株式会社モルフォもvSLAMの研究。

2018-08-02 15:29:58
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

質疑応答 上坂さん:はやぶさ2の映像を作っているが、リュウグウの3Dモデルは公開されるか。 データは現在も更新中。また赤道上空から撮っているので北極南極は不充分。これらを観測して充分わかったら公開したい。需要があることは承知している。

2018-08-02 15:32:48
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

表面の水が枯渇しているということは、水が見つかっていないという理解で良いか。 その通りです。観測できている範囲ではほぼ0%。 インパクターで掘れば出る程度の深さにあり得るのか? 放射線や太陽光が届くのは数cm。もし水があれば、インパクターで掘れば観測できるかもしれない。

2018-08-02 15:34:56
大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

極域はスキャン観測で見ることができるか? それをやりたい。 科学的に、極域だけにある可能性はあるのか? そこは、論文を書く関係上、あまり言えない。

2018-08-02 15:36:30