女性タブー国家化する日本に未来はあるか

高山直人(💉×4)(魔法天使、軍事好き、車バイク鉄道&オタク&サブカル&左翼が死ぬ程超好き) @naobotaka_magi

鉄道や男女格差を見れば一目瞭然だが、全世界の常識と日本で蔓延する非常識は真っ向矛盾する。元来民間・男性優位の社会であることはどこの国も同じだが、その現状に対する向き合い方、格差の是正の取り組みの有無の点では、日本は遅れすぎ。

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現代の高校生が二輪車趣味を強制されているのと同じように、受験で女子が不利になる(得点の補正で減点されやすいなど)の問題があるのだ。

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南日本新聞の報道によるとブラジル訪問中の鹿児島県知事が、女性添乗員を呼び捨てにして怒鳴りつけ、その場を静まらせてしまう騒動を起こしていたという。SNS上では鹿児島県の男尊女卑風土を嘆く声が多い。

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日本の地方でのこうした騒動は今に始まったことではない。同県前知事は「女の子にサイン、コサイン、タンジェントを教えて何になる」と発言して大炎上している。文科省調査によると女子生徒の大学進学率は東京都では72.1％だが、全国ワーストの鹿児島県は29.2％と極めて少ない。

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志布志市での例の問題のある動画にせよ、本来であればこのような地域課題に取り組むことこそが本県政にの自然な仕事だが、なぜか鹿児島県ではその点に触れることがない。

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高校生や大学生の成人扱いという問題はともかく、日本における男尊女卑の問題は世界中が厳しく監視し続けているが、私がそれについて大きく前進したという声はあまり聞かない。日本では男尊女卑文化がタブーのような存在なのだろう。

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アメリカにおけるゲイタブーの本場が南部なら、日本の女性タブーの爆心地は鹿児島である。鹿児島県では住宅の構造にまで男女格差が存在する。

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Twitterのハッシュタグ『#九州で女性として生きること』が広まる中でこんな事実が明らかになった。家の中に「上座敷」「下座敷」があり、食事をする時も夫婦が並んで座れないという。

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座敷は世帯主の長老が居座り、下座敷は若い衆の男が、そしてお嫁さんは台所に、子どもは外にと追いやられる。構造化がきっぱりされていて。部屋と部屋の間は段差があってそこをまたげないのだ。これは「敷居が高い」という言葉の語源にもなっているという。

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こうした文化は薩摩藩政時代にさかのぼることができる。当時の武家屋敷では表にあって間口も広い「男玄関」と昼間でも暗く窮屈な「女玄関」と入口が分かれており、家主が居座る畳敷きの男部屋と、炊事場と隣接し板張りでゴザが敷いてあるだけの女部屋とに過ごす部屋も分かれていた。

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公民権運動時代のアメリカの白人と黒人で公共のトイレや待合室の玄関とかが違う光景を知ってギョッとした人は多いと思うが、それに似た特性が鹿児島では家の中にさえあったのだ。

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日本には旅館などで畳の部屋が多く残っている。住宅だってそうだが、東北地方のとある温泉ホテルに泊まった人によると、外観は近代コンクリ建築なのに、玄関でなぜか汚いスリッパに変えさせられ、客室はみな和室で、宴会場で赤の他人と朝食を喰ったというらしい。

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地方では西洋料理店や中華料理店に座敷席があったりもする。外国ではありえない常識がまかり通っていて、普通に生活するだけで構造化された性タブーの因習に溶け込むのである。

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ちなみに欧米の学校では女性差別がない代わりにアジア人や宗教や所得での受験などにおける差別があるという。現地ではタブー視されているからなのか誰も触れないが、似たような問題は世界中にあるのだろう。

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中国女性と比べ日本女性は優雅でしとやかだというのは大河網。その背景にはひざまずく姿勢になることの多い畳文化があって、男性の場合は胡坐をかいたり足を延ばしたり組み替えても良いが「教養のある女性は痛くなっても動かない」という。

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今日頭条は、華道や茶道といった芸事を身に着けているうちにひざまずく姿勢が身についたと分析している。中国では「男児膝下有黄金（男の膝下には黄金がある）」という格言があり、男性はむやみに膝をついてはならず、女性にも抵抗がある。

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これらは過度に美化されたものであるが、では、日本の方が中国よりスゴイと言えるだろうか。

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女性活躍で見れば先進国である中国から見ると、日本女性は却って奇異に見える。いうなれば「オリエンタリズム」に近いまなざしが向けられているのが、中国男性から見た日本女性の所謂畳精神的イメージなのだと私は思う。これは日本スゴイと言うよりは、屈辱に近い。

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管理職の女性割合では世界で9位が中国で、ワーストが日本だ。中国を遅れた発展途上国だと思う人には意外かもしれないが、アジアの中でも最も女性の社会進出が進んだ国が中国で、それは世界的に見ても優位なのだ。

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若者のカップルなんかを見ても、日本では彼氏が従順な彼女を引っ張っているような関係が目立つ。下流層の若者なんかを見ていると、相手に食事やプレゼントを買い与えてあげるかわりに性的なオモチャ扱いで好き放題する人もいて、DVに近い支配に耐えかねて別れるというパターンも多い。

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しかし中国のカップルでは割合男女対等で、女性の側も不満や不服があればモノを言い抵抗もする。むろんそれでも体力の差や社会構造の面でも男性優位はあるのだが、肌の色も顔つきも大して変わらない中国人の方が、日本人よりもよほど欧米並みに洗練され成熟されている。

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どちらがよりまっとうか。どう考えても中国だと思う。 そして日本と比べ、中国や欧米などのジェンダーレス先進国に共通するのが土足文化だ。家の中で靴を脱ぐことがない。敷居をまたいではいけないとか、「お酌」みたいな風習は、一切ないのだ。