アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-12話脚本:様々な感情を秘めた「沈黙」

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、F-エフ-12話脚本。 前回はF-エフ-11話脚本。 https://togetter.com/li/1251402 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

カイジが好きで始めた、カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの歴史を追うシリーズの続きやります。 今回は、F-エフ-12話脚本。 前回は、同作11話脚本。 ブログ: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/07/… 上記ブログのtogetter版: togetter.com/li/1251402 他: togetter.com/id/makimogpfb

2018-08-05 14:02:48
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高屋敷氏脚本F-エフ-12a アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画のアニメ化作品。破天荒だが天才的な運転技術を持つ青年・赤木軍馬が、レーサーとなって数々の熱い勝負を繰り広げていく。 監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。 今回のコンテ/演出は谷田部勝義氏。

2018-08-05 14:04:25
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高屋敷氏脚本F-エフ-12b 詳細は、ブログに書きました: F-エフ-12話脚本:様々な感情を秘めた「沈黙」 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/08/… #はてなブログ F-エフ-の記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…

2018-08-05 14:07:00
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 F-エフ-12話脚本:様々な感情を秘めた「沈黙」 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画をアニメ化した作品。破天荒だが天才的なドライビングテクニックを持つ青年・赤木軍馬が、様々なドラマを経てレーサーとなり、数々の勝負を繰り広げていく姿を描く。監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。今回は、コンテ/演出が谷田部勝義氏、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 今回の話: 筑波FJ1600レース予選が始まった。軍馬は砂井(上位ランカー)に執拗に狙われ、バトルになる。その渦中に巻き込まれた岸田(軍馬を慕うインテリ青年)は、砂井の体当たりによりマシンを吹
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高屋敷氏脚本F-エフ-12c 今回の話: 筑波FJ1600レース予選が始まった。 軍馬は砂井(上位ランカー)に狙われ、バトルに。それに巻き込まれた岸田(軍馬を慕うインテリ青年)は、砂井の攻撃によりマシンを吹っ飛ばされ、重症を負う。 軍馬は岸田の思いを背負ってコースを走り、予選をギリギリで通過する。

2018-08-05 14:07:56
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高屋敷氏脚本F-エフ-12d 冒頭、アニオリで、砂井(軍馬と確執のある上位ランカー)が仲間と話す場面があるが、モブに個性があり、高屋敷氏の特徴が出ている。 また、砂井が愛車(以前、軍馬に壊された)を大事にしていたと語るあたりは気の毒で、善悪のラインを明確にしない傾向にある、同氏らしい追加要素 pic.twitter.com/HwIOMFvP9p

2018-08-05 14:10:11
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高屋敷氏脚本F-エフ-12e 予選前日、タモツ(軍馬の親友で、メカニック)は軍馬に走行プランを叩き込もうとするが、軍馬は真面目に聞かず、漫画を読む。原作ではセクシーグラビアだったが、漫画に改変して幼さを出すあたり、高屋敷氏らしい。漫画を読んで爆笑する様子も幼い。 pic.twitter.com/LzpkwlV4y0

2018-08-05 14:11:42
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高屋敷氏脚本F-エフ-12f ちなみに、軍馬の読む漫画がいしいひさいち氏タッチ。 高屋敷氏は、劇場版がんばれタブチくんの構成や、おじゃまんが山田くんの脚本陣として、いしいひさいち氏の作品に関わっている。奇跡的な偶然かもしれないが、縁を感じる。 pic.twitter.com/7cQB8UlJy7

2018-08-05 14:13:02
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高屋敷氏脚本F-エフ-12g 軍馬と同じアパートの住人で、本職はデザイナーの松浦(名はヒロシ)が、マシンにペイントを施してくれる。派手なデザインであるが、軍馬はそれが気に入り、松浦と意気投合。 今回、同じくアパートの住人である木下(名は啓太)も、なんだかんだ軍馬にデレ始める。 pic.twitter.com/ahLto2VJ7x

2018-08-05 14:15:57
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高屋敷氏脚本F-エフ-12h 聖(後の軍馬のライバル)と同じ走り方をすれば上位に食い込めると言うタモツに、あくまでトップを取りたい、と軍馬は反発。このやりとりも高屋敷氏らしく、原作より幼い。挙げればキリがないが、陽だまりの樹脚本と比較。 pic.twitter.com/4sLD9Jlq26

2018-08-05 14:17:25
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高屋敷氏脚本F-エフ-12i 夜、チームの皆は、さゆり(軍馬の住むアパートの大家)の作った弁当を食べる。高屋敷氏特徴の飯テロ。グラゼニ脚本、元祖天才バカボン演出/コンテ、カイジ2期・コボちゃん脚本と比較。 pic.twitter.com/UxWWjGOmRV

2018-08-05 14:18:38
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高屋敷氏脚本F-エフ-12j 夜更け、焚き火のアップが映る。これは、高屋敷氏の演出/脚本作で多く見られ、こだわりが感じられる。MASTERキートン脚本、ど根性ガエル演出、太陽の使者鉄人28号脚本と比較。 pic.twitter.com/3lYeAe72ng

2018-08-05 14:19:28
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高屋敷氏脚本F-エフ-12k 純子(軍馬と同じアパートの住人で、ヒロインの1人)はタモツに、「レース前の緊張感を抑えながら、静けさの中でじっとしているのが好き」と語る(アニオリ)。ジョー2脚本にて、丈が似たような事(勝負前の静けさが好き)を語っており、興味深い。高屋敷氏の好きなものなのかも? pic.twitter.com/654aPnNc9d

2018-08-05 14:21:27
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高屋敷氏脚本F-エフ-12l 純子は、眠りこける軍馬の「純子ぉ~」という寝言を耳にし、和む(アニオリ)。 めぞん一刻脚本でもそうだったが、ヒロインの母性本能をくすぐる状況作りが、高屋敷氏は上手い。無邪気な寝顔もよく出る。陽だまりの樹・めぞん一刻・カイジ2期脚本、ど根性ガエル演出と比較。 pic.twitter.com/umfFBuzCDG

2018-08-05 14:24:29
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高屋敷氏脚本F-エフ-12m 優しく起こしてあげようとした純子だったが、軍馬が寝惚けてキスしようとしたので殴る。 この直後、タモツが焚き火を消火する場面になる。これは、ちょっとした恋の炎が鎮火されてしまった事を示唆。 「物」が「語る」のは、高屋敷氏の大きな特徴の一つ。 pic.twitter.com/uYJXP1JPEd

2018-08-05 14:25:35
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高屋敷氏脚本F-エフ-12n 更にアニオリ展開は続き、緊張して眠れない岸田(軍馬を慕うインテリ青年)が、軍馬に会いに来る。そこで、軍馬は岸田の愛車を運転し、落ち着かせようとする。前も書いたが、やはり岸田と軍馬の関係は、高屋敷氏が演出参加したど根性ガエルの、ひろしとゴローを思わせる。 pic.twitter.com/y1C6mxFA3x

2018-08-05 14:28:46
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高屋敷氏脚本F-エフ-12o そこへ砂井と取り巻きが現れ、軍馬と乱闘になる。これもアニオリ。空手バカ一代演出/コンテの、飛鳥(主人公)の弟子・高津の私闘が思い出される。 今回は、通りかかった聖が止めに入り、空手バカ一代では、駆けつけた飛鳥が乱闘を鎮める。そして聖も飛鳥も、私闘を諌める。 pic.twitter.com/iFJJv2g0GV

2018-08-05 14:30:09
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高屋敷氏脚本F-エフ-12p 予選当日。ここから、原作と大きく異なるアニメオリジナル展開になる。 スタート時に、飛行船が太陽を横切るが、何かが太陽を横切る画は、色々な高屋敷氏の作品に見られる。 蒼天航路・太陽の使者鉄人28号脚本、ルパン三世2nd演出/コンテと比較。 pic.twitter.com/yYGW4oGCys

2018-08-05 14:31:31
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高屋敷氏脚本F-エフ-12q 砂井は軍馬に執拗に攻撃を仕掛けようとするが、砂井の攻撃パターンを学習した軍馬にかわされる。 ここのやりとりもテンポがよく、高屋敷氏の筆がノっている感じがする。 pic.twitter.com/5IeVG6ewl7

2018-08-05 14:32:13
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高屋敷氏脚本F-エフ-12r 軍馬と砂井のバトルに巻き込まれた岸田は、砂井の攻撃によりマシンを吹っ飛ばされ大怪我。自分のことはいいから、レースに戻って欲しいと言う岸田のため、軍馬は雄叫びを上げて走り出す。友達のために熱くなる所は、ど根性ガエル(演出)を思い出す。 pic.twitter.com/fBbBbE6DUo

2018-08-05 14:33:31
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高屋敷氏脚本F-エフ-12s 予選は終わり、静寂がサーキットを包む。ここも、高屋敷氏の大きな特徴、何かを語るような、意味深な「物」のアップが続く。カイジ2期・グラゼニ脚本と比較。 pic.twitter.com/PTVGDeFKyM

2018-08-05 14:34:28
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高屋敷氏脚本F-エフ-12t そしてマシンの上に寝そべる軍馬が、色々な感情を秘めて目を開ける。この、色々な感情を秘めた「無言の間」は、カイジ2期脚本にも表れている。 pic.twitter.com/tTD6roXhuT

2018-08-05 14:35:16
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高屋敷氏脚本F-エフ-12u 軍馬は、ビリから2番目ではあるが予選を通過。原作では事故で予選落ちしており、大きく異なっている。 空には飛行船が飛んでおり、コボちゃん脚本と重なる(画像1)。 静かに予選通過の報を聞く軍馬は、ゆっくり起き上がって上を見据えるのだった(画像2)。 pic.twitter.com/T7uAsRwvz2

2018-08-05 14:37:35
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高屋敷氏脚本F-エフ-12まとめ1 原作では予選落ちの所を大きく改変。他もオリジナル部分が多い(ほぼ2/3)。 これは、シリーズ構成において、1クールの節目に盛り上がるポイントを作るためと思われる。その証拠に、次回は非常に熱い展開となる。

2018-08-05 14:39:09
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本F-エフ-12まとめ2 原作では、岸田が怪我をするのは、もっと後で、扱いもコミカル。スタッフに愛されていたのか、または高屋敷氏が、ど根性ガエルのゴローと重ねていたのか、アニメでは岸田の出番が増えている。

2018-08-05 14:39:54