季節は晩秋。 時は暮れ六つ、逢魔時。肌寒い空気があたりに満ちていた。 風が竹を揺らし、騒々しくも寂しげな音を鳴らす。 揺れるイヌビエの草はらの中、狐が一匹顔を上げる。花をヒクつかせ、耳をしきりに回してあたりの気配を探っている。
2018-08-08 16:41:44その時だった。 真金撃ち合う鋭い響きが、草木の音だけが支配していたその場所を切り裂いた。 狐はその音を嫌い、草むらに隠れて何処かへ消えてしまう。 二度、三度とその音はあたりに響き、消えていく。 そしてーー
2018-08-08 16:41:45ーー正保二年 寛永の大飢饉からの復興もままならず、世相も荒んだこの時代。 季節は晩秋。 時は暮れ六つ、逢魔時。肌寒い空気があたりに満ちていた。 風が竹を揺らし、騒々しくも寂しげな音を鳴らす。イヌビエの草はらの中、狐が一匹顔を上げる。匂いを嗅ぎ、耳を回してあたりの気配を探っている。
2018-08-08 18:06:23ーー追い剥ぎ、強盗なんでもござれ。人心は荒れ果て、街道一つ外れれば、骸の一つや二つが簡単に見つかり、自分がその仲間に入るのも容易いことだ。 そう、言うなればいわば末法。
2018-08-08 18:06:24ーーその中、強盗や追い剥ぎを狩り出し、金を稼ぐ賞金稼ぎがいた。街や街道をはずれればそこは治外法権。 狐はその音を嫌い、草むらに隠れて何処かへ消えてしまう。 二度、三度とその音はあたりに響き、消えていく。 そしてーー
2018-08-08 18:06:25気取って書くならこうなるかな。 気取らないなら、ダッシュ以下の舞台の説明をひとまとめにしてもう少し解説を長くして、本編へ入れる感じ。
2018-08-08 18:07:41@ponzz 季節は晩秋~の文章は四つめにずらすか、二つ目、三つ目の文章をまとめて一つにすると良いですね。狐の動作描写がぶったぎられているのが気になります。
2018-08-08 18:21:14@toriyamazine やはりそこは繋げるべきですよね。なんとなく居心地悪いよなぁ、とは感じていました。 方法としては間違っていないけど、やり方が下手だった感じですか。
2018-08-08 18:29:51@ponzz シームレスに繋ぐなら、ワンカットで処理しなきゃいけないんですが、先の文章だと「その時だった」で文章的に切っているのもアウトなんですよね。この辺の技術になると正確性が要求されるから、そもそも書かない方が良いです。
2018-08-08 19:54:43@ponzz テクニックが要る・要らないという区分をするなら、プロでも上手い人じゃないと書けない文章で、一文に三人とか四人出せる人じゃ無い限りオススメしないですね。
2018-08-08 20:08:27@ponzz ちなみに、ワンカットにするならこんな感じです。 ワンカットなんだから、文章自体が長くて切れ目が無いものじゃないとおかしいんですよね。 pic.twitter.com/1WDpLJekF1
2018-08-08 20:19:43@toriyamazine それが答えだったのかーっ! ああ……そうですか、それが…… できなくはないです。それなら考えればできなくはないと思います。でも、それが答えだとは…… 無駄にした15? 20? 年でした。
2018-08-08 20:22:26@ponzz これなら、時間、場所、登場人物が一文で書けてるでしょ? 単語は基本的に同じモノしか使っていません。ただ、これができるのはプロでも一握りなので、真似しないで下さい。これで引っかかって筆を折った作家志望者を何人も知っているので、オススメしません。覚えるのに凄く時間がかかるはずです。
2018-08-08 20:25:49@toriyamazine 確かに。確かにそうです。これなら確かに、そうです。生徒会役員共二期の、1話冒頭です。 何人もの作家志望が筆を折るほどに超高難度だったんですか。
2018-08-08 20:28:35