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シームレスで冒頭を書く方法。

鳥山先生に課題を提出したのですが、そこからシームレスで小説の冒頭を描くための技術について話は進んでいきます。
鳥山仁 セルフまとめ 小説 小説のテクニック 鳥山先生の小説書き方講座 ライトノベル
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高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
季節は晩秋。 時は暮れ六つ、逢魔時。肌寒い空気があたりに満ちていた。 風が竹を揺らし、騒々しくも寂しげな音を鳴らす。 揺れるイヌビエの草はらの中、狐が一匹顔を上げる。花をヒクつかせ、耳をしきりに回してあたりの気配を探っている。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
その時だった。 真金撃ち合う鋭い響きが、草木の音だけが支配していたその場所を切り裂いた。 狐はその音を嫌い、草むらに隠れて何処かへ消えてしまう。 二度、三度とその音はあたりに響き、消えていく。 そしてーー
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
やっぱりシームレスに冒頭からアクションに繋ぐのはむりだなぁ。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
そしてこれは冒頭じゃなくて本編だよな。ああ、こういうことか。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
もしこの形を残した上でやるとしたら、今の俺なら、たぶんこう。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
ーー正保二年  寛永の大飢饉からの復興もままならず、世相も荒んだこの時代。 季節は晩秋。 時は暮れ六つ、逢魔時。肌寒い空気があたりに満ちていた。 風が竹を揺らし、騒々しくも寂しげな音を鳴らす。イヌビエの草はらの中、狐が一匹顔を上げる。匂いを嗅ぎ、耳を回してあたりの気配を探っている。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
ーー追い剥ぎ、強盗なんでもござれ。人心は荒れ果て、街道一つ外れれば、骸の一つや二つが簡単に見つかり、自分がその仲間に入るのも容易いことだ。 そう、言うなればいわば末法。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
ーーその中、強盗や追い剥ぎを狩り出し、金を稼ぐ賞金稼ぎがいた。街や街道をはずれればそこは治外法権。 狐はその音を嫌い、草むらに隠れて何処かへ消えてしまう。 二度、三度とその音はあたりに響き、消えていく。 そしてーー
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
気取って書くならこうなるかな。 気取らないなら、ダッシュ以下の舞台の説明をひとまとめにしてもう少し解説を長くして、本編へ入れる感じ。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz 季節は晩秋~の文章は四つめにずらすか、二つ目、三つ目の文章をまとめて一つにすると良いですね。狐の動作描写がぶったぎられているのが気になります。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
@toriyamazine やはりそこは繋げるべきですよね。なんとなく居心地悪いよなぁ、とは感じていました。 方法としては間違っていないけど、やり方が下手だった感じですか。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz 方法は正しいです。後は慣れだと思います。最初は書き過ぎで良いです。適量にするのは慣れてからですね。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
@toriyamazine ビジュアルに走りすぎかと思ったんですけど、直せばそうでもなくなるんですね。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz 情報量が増えれば気にならなくなりますよ。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz シームレスに繋ぐなら、ワンカットで処理しなきゃいけないんですが、先の文章だと「その時だった」で文章的に切っているのもアウトなんですよね。この辺の技術になると正確性が要求されるから、そもそも書かない方が良いです。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
@toriyamazine かなり難しい技術なんですね。それこそ二十年近く前の俺がやっていいもんじゃなかった(笑)。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz テクニックが要る・要らないという区分をするなら、プロでも上手い人じゃないと書けない文章で、一文に三人とか四人出せる人じゃ無い限りオススメしないですね。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
@toriyamazine もう二度とやりません。また頭狂う(笑)。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz 無理しない方が良いですね(爆)
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
@toriyamazine まさか、自分が提唱するコズミックホラーの気の狂い方を、自ら実践していたとは思いませんでした。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz ちなみに、ワンカットにするならこんな感じです。 ワンカットなんだから、文章自体が長くて切れ目が無いものじゃないとおかしいんですよね。 pic.twitter.com/1WDpLJekF1
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高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
@toriyamazine それが答えだったのかーっ! ああ……そうですか、それが…… できなくはないです。それなら考えればできなくはないと思います。でも、それが答えだとは…… 無駄にした15? 20? 年でした。
鳥山仁 @toriyamazine
@ponzz これなら、時間、場所、登場人物が一文で書けてるでしょ? 単語は基本的に同じモノしか使っていません。ただ、これができるのはプロでも一握りなので、真似しないで下さい。これで引っかかって筆を折った作家志望者を何人も知っているので、オススメしません。覚えるのに凄く時間がかかるはずです。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz
@toriyamazine 確かに。確かにそうです。これなら確かに、そうです。生徒会役員共二期の、1話冒頭です。 何人もの作家志望が筆を折るほどに超高難度だったんですか。
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コメント

さどはらめぐる @M__Sadohara 2018-08-09 01:17:27
ぶっちゃけ映像化の際にどんな名文であれ結局は台詞やト書きとして一文をいくつものカットにコマ切れしてしまうので、あんまり意味があるようには思えない。映像化しなくったって読者は結局情報を細切れにしてしか理解しないんだし、一文に情報を詰めれば詰めるほど読者は焦点が絞れずボケた印象だけが残る。
さどはらめぐる @M__Sadohara 2018-08-09 01:20:47
つか、カット割りを本当に知ってたら一文の長短にこだわること自体が無駄なことぐらい知っててもいいはずなんだが。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz 2018-08-09 02:36:12
M__Sadohara あなたのレスをみていて、確かにその通りだと思いました。まとめには、自分ではなく鳥山先生が、『ぶっちゃけ、文章が「分かる」人同士が、マウントを取り合う過程で書くぐらいしか使い道が無いです』とおっしゃっていて、自分が『見当違いなことばかり』といって同意しております。が、読み手は断片的なことしかりかいできないので、あなたのような発言になるんですね。勉強になりました。
さどはらめぐる @M__Sadohara 2018-08-09 12:41:41
この先生の「晩秋の暮れ六つ~気配を探っていた」の一文はワンカット(1つの視点)ではなくて、ワンシーン(1つの天地、すなわち1つの場所と時間で完結している)です、厳密にいうと。小説にせよ脚本にせよ、文章だけでカット割りそのものを指示することはできません。せいぜい視点の引きと寄りぐらいまでです。
さどはらめぐる @M__Sadohara 2018-08-09 13:01:31
時間と場所が特定できればシーンは固定できますが、小説の場合は視点(読者の興味や関心)を作家が読者に事細かに指定することができないため、カット割りの指示はできません。
ebxy @ebshrimp 2018-08-09 14:44:06
カメラワークを含むワンカットの映像をどう小説で表現するかの話であって、その逆ではないと思うんだが。映像化じゃなくて文章化。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz 2018-08-09 16:29:03
ebshrimp はい、その通りです。凄く荒っぽく言えば、生徒会役員共の二期、1話の冒頭を文章でどうやって表現できるのか、ということです。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz 2018-08-09 17:57:55
解説をするとワンカットをどう文章にするかですが、これは鳥山先生の言う通り一文、になります。そして、自分が書いた文章で印象的な要素をピックアップ、5W1Hの要素を可能な限り一語にしてまとめ、文章にするのが正解でした。ところが自分は、映像をそのままなぞるように章で表現しようとして失敗しています。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz 2018-08-09 18:00:23
鳥山先生もまとめの中でおっしゃってますが、この手法は真似する必要は一切ありません。この文を書いて理解できる読者は一握りですし作家の自己満足でしかありませんから。
高嶋ぽんず@超健全アカウント @ponzz 2018-08-09 18:01:46
ponzz 一語>単語一つ、ですね。失礼しました。
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